うなぎの天然と養殖の見分け方は?どっちが美味しいの?外国産は?

皆さんは鰻はお好きですか?うなぎと言うとなんだか高級なイメージがあり食べたことがないという方もいるかもしれませんが、最近では手に入りやすい値段で販売されるようになりましたよね。

今回の記事では、

  • 天然のウナギとは?
  • 天然のうなぎと養殖のうなぎの見分け方
  • 天然のウナギの方が美味しいの?
  • 国産のうなぎと外国産のウナギの違いは?

これらについて解説していきたいと思います。 

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土用の丑の日といえばうなぎ!

土用の丑の日といえばうなぎを食べる文化が日本にはありますよね。土用の丑の日にうなぎを食べることで健康的な体を作り、夏バテに負けないようにしよう!ということのようですが皆さんはこの時期にうなぎを食べていますか?

うなぎといえば日本人のイメージとして高級なお魚のイメージがありますよね。ですが最近では養殖のうなぎ、中国産のうなぎ、ベトナム産のうなぎなど様々なうなぎが販売されるようになりました。

養殖うなぎと天然のうなぎと言うと価格が1.5倍ほども違うとされています。では養殖の鰻と天然のうなぎはどこがそんなに違うのでしょうか?味に違いはあるのでしょうか? 

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天然うなぎの特徴

天然うなぎは、その名の通り自然の中で生まれ成長してきたうなぎのことを指すため、生まれ育った環境の影響を強く受けるという特徴があります。

関東の利根川で漁獲された天然うなぎが特に良質と言われていますが、その理由は利根川自体の環境がとても素晴らしいからと言っても良いでしょう。

天然うなぎはお腹が黄色?見分けるにはここを見よう

天然うなぎと養殖うなぎは、見た目に異なる部分があります。その一つがお腹の色天然うなぎは、性質上自然環境の中では川の底や穴の中などに生息することが多くなります。

そのため、お腹が石などで擦れやすく繰り返された摩擦によって黄色く変化していることが多いのです。もし天然のうなぎか養殖のうなぎかを見分ける必要がある場合はお腹を見て判断すると良いでしょう!

旬の時期

天然うなぎに脂が最ものりやすい旬の時期は、実は毎年秋から冬にかけてだということをご存じでしょうか。うなぎの旬と聞くと多くの人が夏を思い浮かべるのが多いのは、江戸時代の発明家である平賀源内による影響です。

これは、夏の暑い時期にうなぎが全く売れずに困っていたうなぎ屋さんを見かねた平賀源内が、「本日、土用丑の日」と盛大にうなぎ屋の軒先に宣伝をしたことが由来と言われています。

天然うなぎは10月から12月にかけて冬を越すために脂をしっかり貯える必要があります。そのため、天然うなぎに脂が最も乗りやすい旬の時期は、秋から冬にかけてになるのです。

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養殖より天然のほうが美味しいの?

天然うなぎの味は、先程解説した通り生育した環境に大きく左右されます。一般的には、天然うなぎには養殖うなぎのような余分な脂が少なく、さっぱりとした味わいと感じる人が多いです。

天然うなぎのほうが美味しい、という声も多くありますが育った環境で味が全く異なりますので実はハズレが多いというデメリットもあります。

一方で養殖ウナギはきちんと管理された養殖池で育っていますので脂ののりはしっかりと均一であり、ハズレが少ないというメリットがあります。脂の乗りは天然よりも養殖物のうなぎのほうが良い傾向にありますので、むしろ養殖うなぎの方が人気があることすらあります。

やっぱり天然ものは値段が高い!!

数が減少傾向にあるうなぎは、希少価値から値段もうなぎ昇りになっています。通販で購入出来る天然うなぎは、1万円を超えるものも珍しくありませんお店で味わうことの出来るうな重などのメニューにおいても、養殖うなぎと天然うなぎを使用したものでは1000円以上の差があります。

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中国産やベトナム産のうなぎはどうなの?

天然と養殖のうなぎの違いについては先程解説しましたが、次は国産か外国産かの違いについて解説していきます。外国産のうなぎというと中国産のイメージがあると思いますが、実は最近ベトナム産の「ビカーラ種」といううなぎにスポットライトが当たっています。

ではそれぞれの特徴はどのような感じなのでしょうか。簡単にまとめてみたので参考にしてくださいね。

  • 国産うなぎ:中国産に比べ油っぽさがなく、味がしっかりしている「1尾4000円程度
  • 中国産うなぎ:身も皮も厚いため、国産うなぎよりも弾力がある。また国産うなぎよりも油がのっている「1尾1500~1700円程度
  • ベトナム産うなぎ:ビカーラ種、ニホンウナギよりも体長が短いが美味しさは国産うなぎと同等レベルとされている「1尾950円程度

このようになっています。中国産のうなぎのほうは脂の乗りがとてもよいのでジューシーになる反面で食感が硬いというデメリットがあります。

一方で国産うなぎとベトナム産うなぎは比較的アッサリとしていて柔らかく仕上がる印象があります。

国産のうなぎはとても値段が高いので、今後はベトナム産のビカーラ種が主流になるのでは?と話題になっています。もしベトナム産のうなぎを見つけたら、試しに食べてみてご家庭で検証してみるのも面白いかも知れませんね!

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まとめ

いかがでしたでしょうか?今回の記事をまとめると、

この記事をまとめると

  • 天然うなぎの味は育った環境によって左右するためハズレを引いてしまうこともある
  • 養殖ウナギは味が安定していることが多い
  • 天然のうなぎと養殖うなぎを見分ける方法はお腹が黄色いかどうか
  • 天然うなぎはかなり値段が高いが養殖うなぎはそれよりも1000円近くの値段が低い
  • 中国産のうなぎはかなり脂が乗っていてジューシーだが、皮が固いので少し食感が硬め
  • 国産のうなぎやベトナム産のうなぎはあっさりしている傾向にあり、皮が柔らかくふっくらと仕上がる

今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。

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