うなぎって消化に悪いの?夏バテの時期は危険?一緒に食べると良い食材

皆さんは鰻はお好きですか?これから夏を迎えると土用の丑の日というものがありますよね。土用の丑の日になるとスーパーにはうなぎがたくさん販売されて、すぐに売り切れになってしまうほど人気ですよね。

そんなうなぎですが実は消化に悪く、夏バテの時期に食べてしまうとお腹を壊してしまう可能性があるということをご存知でしょうか?

今回の記事では、

  • うなぎとはどのような食材?
  • うなぎの栄養素は?
  • うなぎを食べる事で期待できる効果は?
  • うなぎと一緒に食べると消化しやすくなる食品とは!?

これらについて解説していきたいと思います。 

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うなぎってどんな食材?

スーパーでは一般的に蒲焼用の切り身が販売されているため、実際のうなぎを見たことがない方もいるのではないでしょうか?うなぎは成魚になると、全長1m〜1.3mほどの長さにまで成長し、細長く、顔から小尾まで同じ太さをしています。

美味しいだけではなく、栄養素も多く含まれていることから、江戸時代から長く愛されています。

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うなぎの栄養素は何?

うなぎにはたんぱく質、ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2、鉄分などの栄養素を豊富に含んでいます。またうなぎの20%が脂質と、他の魚と比較して脂質の多い魚です。

しかしその脂質は、悪玉コレステロールを減らして、善玉コレステロールを増やす「多価不飽和脂肪酸」という脂質なので、積極的に摂りたい脂質の一つです。日本では7月と8月に「土用の丑の日」があるように、夏バテ対策としてうなぎを食べる人も多い様です。

うなぎを食べることで期待できる効果とは?

先ほどお話しした通り、うなぎにはたんぱく質やビタミンAなどの栄養が豊富に含まれているため、様々な健康効果が期待できるんです。

ビタミンA:皮膚や粘膜の強化、視覚障害の予防、血管をしなやかにして血流改善が期待できる

カルシウム:骨や歯を健康に保つ、血液凝固を防ぐ、ストレスを和らげる

DHA:悪玉コレステロールを減らす、記憶力や視力の回復効果、生活習慣病予防

EPA:コレステロールや中性脂肪を減らす、脳梗塞や心筋梗塞の予防

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いつが旬なのか?

日本では7月と8月の「土用の丑の日」に食べる習慣があるため、うなぎは夏が旬だと思われている方も多いと思います。実際には、うなぎの旬は天然ものか養殖ものかによって異なります。

天然のうなぎ:10月〜12月

養殖のうなぎ:6月〜8月

養殖うなぎの場合、近年は水温が管理されたビニールハウスの中で育てられています。その為、1年中味の変化なく美味しく食べることができますよ。

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うなぎって消化に悪いの?

非常に優秀な栄養素を含むうなぎですが、旬の時期のうなぎというのはかなり油っぽく消化に悪いというデメリットがあります。なので消化能力が落ちている夏バテの時に食べるのは実はあまりオススメされていません。

山椒と一緒に食べればOK!

ですがそこで大切になってくるのがうなぎの薬味として使われる「山椒(さんしょう)」です。山椒には湿気を追い払い胃腸を温めて消化を促進する効果があるとされており、今までに生薬としても重宝されてきました。

これがあるためうなぎのような油っぽい食品を食べたとしても胃腸の働きが弱まることなくしっかりと消化を促してくれるのです。

元々はうなぎは山椒味噌に漬けて焼く調理法が一般的でした。これも本当は胃腸の働きを促進させるという意味でなく毒消しのために使われていたようでしたが、実際のところ胃腸の働きを促進してくれるため一石二鳥になっていたということが後から分かっています。

山椒の香りはうなぎとの相性がとても良いですし、うなぎを食べても胃もたれしにくくなるので是非一緒に食べてみてくださいね! 

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うなぎは悪い食べ合わせもある?

皆さんは鰻を食べる時に食べ合わせに注意したほうが良いということを聞いた事はありませんか?例えばうなぎと梅干しを一緒に食べると食べ合わせが悪いので注意、という感じで私は小さい頃にこれを聞きました。

ただこのうなぎと梅干しの組み合わせというと、実は相性が悪いということは一切なくただの迷信であることが分かっていますむしろ梅干しによる消化吸収能力の促進効果で、油っぽいうなぎを消化しやすくしてくれるというのは大きなメリットでしょう。

ただこのような迷信はあるものの実際にうなぎと食べ合わせると体に良くないと言われている食材は存在します。ではその中でも有名なものを紹介していきますので覚えておいてくださいね。

うなぎと桃

あまり食べ合わせることがないと思いますがうなぎと桃の組み合わせというのがあまり良くないとされています。もし食べ合わせるとなるとうなぎを食べた後にデザートとして桃を食べることで、食べ合わせになってしまうケースがありますね。

桃には有機酸のカリウムというものが含まれており、このカリウムには脂肪の吸収を阻害する働きを持っています。そのため油っぽいうなぎを食べた後にデザートとしてももう食べてしまうと油が消化されなくなってしまうため消化不良を起こし下痢や腹痛を引き起こしてしまう可能性があります。

これは一概に全員が必ずお腹を壊すというわけでなく、体調やその人の胃腸の強さによってもかわります。なんにせよ食べ合わせない方が良い組み合わせですので覚えておいてくださいね。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?今回の記事をまとめると、

この記事をまとめると

  • うなぎは土用の丑の日に食べるとても栄養価の高い魚
  • 江戸時代から親しまれてきている
  • うなぎは非常に優秀な栄養素を含む
  • 旬のうなぎは脂肪を蓄えているためとてもジューシー
  • 油っぽいため消化しにくいので消化に悪い食材に分類される
  • 夏バテで消化吸収能力が落ちている時にうなぎを食べるとお腹を壊してしまうこともある
  • おすすめなのが山椒と一緒に食べること
  • 山椒には消化吸収を促進してくれる効果がある 

今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。 

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