『メロン牛乳』はメロンと牛乳を合わせた飲み物ですが、この2つを混ぜると苦味がでることがあります。メロンが美味しくなる夏の時期にはメロンのスムージーなども良いですが、苦くならない方法はないのでしょうか?そこで今回は、
- メロン牛乳の味はまずい?美味しい?
- メロン牛乳が苦くなる原因・対処法
- メロンと食べ合わせが悪いものは?
これらのテーマについて紹介いたします。
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目次
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メロン牛乳とは?
“メロン牛乳”は、名前の通りメロンと牛乳を合わせた飲み物です。市販のものでは、栃木県の「栃木乳業株式会社」からメロン牛乳という商品がドトールコーヒーとのコラボとして2021年の期間限定で販売されていました。また、生のメロンと牛乳をミキサーにかけて、メロン牛乳を手作りすることもできます。
作り方
メロン牛乳の作り方は、いたって簡単。お好みの量のメロンと牛乳をミキサーに入れるだけなので、すぐに作ることができます。メロンが完熟していれば、蜂蜜など甘みを加える必要もありません◎
どんな味?まずい?美味しい?
手作りメロン牛乳の味には、「美味しい」という声や「苦い」という声など様々なものがあります。美味しいという声には、“メロンの濃厚な甘さと牛乳のまろやかさがよくマッチしている”というものや、“熟しすぎたメロンの消費にぴったり”というものがあります。
それに対しまずいという声には、“メロンだけなら甘いのに牛乳と混ぜたら苦くなった”というものがあります。メロン牛乳が苦くなるのは、食べ合わせの問題があります。
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メロンと牛乳の食べ合わせは悪い?いい?
メロン牛乳が苦くなるのは、食べ合わせが影響しています。市販のメロン牛乳は甘みがしっかりありますが、手作りしたメロン牛乳が苦いのはなぜなのでしょうか?
苦くなる原因
メロンには、ククルビタシンというタンパク質分解酵素が含まれています。ククルビタシンはメロンに限らず、ズッキーニやきゅうりなどメロンと同じウリ科の野菜に含まれているものなのです。
ククルビタシンがタンパク質を分解すると、ペプチドというアミノ酸が結合した物質になる性質があるのですが、このペプチドが苦みを持っているのです。
牛乳にはタンパク質が多く含まれているため、メロンと混ぜてククルビタシンが牛乳のタンパク質を分解することでペプチドが生成され、それによって苦くなるというわけです。
メロンが苦くなる食べ物
メロンと混ぜると苦味が出る食べ物は、牛乳以外にも複数存在します。メロンと合うけれど苦くなってしまうものには、ヨーグルトや生クリームがあります。牛乳と同じように、タンパク質が分解されてペプチドが作られることで苦くなってしまいます。
苦くないメロン牛乳の作り方
メロンと牛乳・ヨーグルトなどとの食べ合わせがあまり良いものではないようですが、市販のスイーツにはメロンのショートケーキやメロンアイス、スムージーなど、甘いままのメロンスイーツは沢山あります。『メロンを加熱する』ことで、苦くないメロン牛乳やスイーツを作ることができるのです。
メロンが持つククルビタシンという酵素は、85度以上になると働かなくなる性質 があるため、一度メロンを加熱して85度以上にしてから混ぜ合わせることで、牛乳などのタンパク質を分解せず甘くて美味しいまま食べることができます。
メロンに含まれる栄養素のうち、加熱に弱いものは効果が減ってしまいますが、苦くさせない方法としては加熱が一番おすすめです。
また、 タンパク質の分解が始まるまで10分ほどかかる ので、作ってすぐに飲めば甘い状態のままいただくことができます。10分以上経過すると分解が進んでペプチドが増えてしまうので、美味しいメロン牛乳の賞味期限はたった10分ということになります。
- メロンを85度以上に加熱する
- 牛乳と合わせてから10分以内に飲む
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まとめ
この記事をまとめると
- メロン牛乳とはメロンと牛乳をミキサーなどで混ぜ合わせたもの
- 牛乳と合わせて苦くなるのはメロンの酵素が牛乳のタンパク質を分解するため
- 苦くならないコツは、①作ってから10分以内に飲む ②85度以上に加熱したメロンを使う
メロン牛乳が苦くなるのは、メロンの酵素と牛乳のタンパク質が混ざることが原因でした。作ってすぐに飲めばタンパク質の分解が始まる前なので美味しく飲むことができますが、時間が経ってしまったメロン牛乳はどんどん苦くなってしまうので注意しましょう。
スイーツなどでメロン果汁とクリーム・ヨーグルトと混ぜる時は、一度加熱してから作ってみてくださいね。
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