ダイエット中の大敵といえば『糖質』ですが、糖質はスイーツ以外にも様々な食品に含まれています。料理のトロミ付けに欠かせない片栗粉にも、糖質が含まれています。
糖質制限中に片栗粉を使いたくない…という時は、どんな食品で代用できるのでしょうか?できるだけ糖質を摂らない食事を心がけている時におすすめの、代用食品について着目しました。今回は、
- 片栗粉の糖質量はどれくらい?
- 糖質の摂りすぎはどうなる?
- 代わりになる食品4選
これらのテーマについて紹介いたします。
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片栗粉とは?
そもそも片栗粉は、何でできているのでしょうか?片栗粉の原料は、主にじゃがいもから取れる「でんぷん」です。じゃがいもを切ると包丁が白くなるかと思いますが、この白いものが片栗粉の素となるでんぷんです。
でんぷんは加熱すれば上手く消化することができますが、生の状態だと消化されにくいため、生でそのまま食べると腹痛などの症状を発症するのです。
片栗粉は65度以上になると固まる性質を持っています。加熱すると固まるのは、でんぷんの結晶構造が水と熱の作用でほどけ、膨張して粘性を持つ『糊化』という現象が起こるためです。
片栗粉の糖質量
片栗粉の糖質量は、大さじ1杯あたり8.1gです。カロリーは30.4kcalと、低くはない数値です。ちなみに、糖質の1日の摂取目安量は、成人女性で270g、成人男性で330gとなっています。
目安量と比較すると片栗粉大さじ1杯分は少ないですが、糖質はあらゆる食品に含まれているのでダイエット中はできるだけ控えたいものです。
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糖質を摂りすぎるとどうなる?
糖質とは、炭水化物から食物繊維を抜いたものです。『体内で余った糖質→中性脂肪に変換→内臓脂肪として蓄えられる』ため、肥満の原因となるのです。
糖質を含む食品には様々なものがありますが、摂りすぎると体に色々な影響が出る可能性があります。
- 肥満
- 糖尿病
- 疲労感
- うつ病
- 老化促進
- 便秘
- 肩こり
糖質はエネルギー源として必要な栄養素ではあるものの、摂りすぎると体内に蓄積して生活習慣病や肥満を引き起こします。それ以外にも、体の老化を促進させたり、便秘や肩こりなど、糖質の過剰摂取は様々な影響が出る可能性があります。
糖質制限中の片栗粉の代用食品4選
糖質制限中、片栗粉の代わりに使えるオススメ食品をご紹介。通常、片栗粉の代わりには小麦粉やコーンスターチ、米粉などがありますが、これらの食品は片栗粉同様カロリーと糖質が多いものです。
程糖質で片栗粉以外のものでもとろみをつけられるものには、このようなものがあります。
おからパウダー
おからパウダーは、おからを粉末にしたものでタンパク質が多く、ヘルシーな食品です。溶けやすいので片栗粉の代用として使いやすく、糖質制限中にはぴったりです。
おからパウダーは無味無臭で、クセがないのでどんな料理との相性が良いのも魅力です。食物繊維が多く腸内環境を整える働きがあるので、便秘解消効果も期待できます。
サイリウム
サイリウムとは、オオバコの皮から取れる水溶性食物繊維を原料とした粉末です。水の吸収性が高いので、片栗粉の1/5の量で使うことができます。
スーパーなど身近な場所で売っていないのが難点ですが、ネットでは気軽に購入することができます。また、吸収性が高い分ダマになりやすいので、溶かす際は少量ずつ入れるのがポイントです。
オクラ
スープにとろみをつける時は、野菜のオクラを入れるのもオススメです。とろみを付けるための食品ではありませんが、輪切りにして入れることでとろみ成分が溶け出し、優しいとろみを付けることができます。
オクラにも食物繊維が豊富に含まれており、便秘解消に効果的です。また、ビタミンKや葉酸が多く含まれているので、美容効果も期待できます。
なめこ
和風スープを作る時は、なめこでとろみを付けるのもオススメです。なめこを入れるとキノコ風味になりますが、健康に良く簡単にとろみがつくのでオススメですよ。卵を入れたスープや、中華スープにも良く合います。
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まとめ
この記事をまとめると
- 糖質は摂りすぎると体内に蓄積して肥満や糖尿病の原因となる
- それ以外にも、便秘や肩こりなど糖質の過剰摂取による影響は多い
- 片栗粉の糖質は大さじ1杯あたり約8g
- 代わりになるものには、サイリウム・オクラ・なめこ・おからパウダーなどがある
片栗粉はとろみ付けに欠かせない食品ですが、糖質制限中には他の食品で代用することが可能です。特におからパウダーには味や香りがないので、どんな料理にも使えるのでおすすめです。ダイエット中には是非お試しください。
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