葛粉はダニが住んでいる?危険性や保存方法・栄養素を紹介!

葛まんじゅうやくず餅など、夏の和菓子が美味しい季節になりました。ところで、家庭で料理をする際、一回で使い切れなかった葛粉はどこに保管していますか? 今回は、

  • よく使う調理棚に保管している
  • シンクの下や電子レンジ付近で保管している
  • 冷蔵庫で保管している(ゴムやクリップで止めているから大丈夫!)

という方に読んでいただきたい内容です。記事の内容は、

  • 葛粉とは
  • ダニが寄らないための保存方法
  • 葛粉の栄養素
  • 葛粉の活用方法

についてご紹介します。

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葛粉とは

クズの根の粉

ウィキペディアによると、葛粉(くずこ)は、マメ科のつる性多年草で、クズの根から得られるデンプンを精製して作られる食用粉です。

冷めにくく、冷えると固まる性質を利用して、料理のとろみ付けや和菓子によく使われています。デンプン質が根に集まる冬が採集の適期。混じり気のない葛粉100%のものは、本葛ほんくずと呼ばれています。本葛は生産量が少なく高価なもの。そのため、「葛粉」と称して市販で売られているものは、ジャガイモやサツマイモ、コーンスターチなどのデンプンを混入したものが多いので、表示をよく見て買いましょう。

葛粉はダニが寄りやすい?

袋の口を折って輪ゴムやクリップで止めて保管している方は要注意フカフカの葛粉は、ダニの住処として好条件。知らぬ間にダニが混入していることが多くあります。そして、ダニが入った葛粉を使い、知らずに食べてしまうことがあります。

特にダニアレルギーの方は、要注意!鼻水くしゃみ、目のかゆみ、咳などの症状を発生してしまう恐れがあります。呼吸困難など重篤な症状が出る危険性もありますので、ぜひ、適切な方法で保管しましょう。

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葛粉にダニが寄らない為の保存方法

冷蔵庫で保存

ダニ防止のためのポイントは、「2重構造で保存」することと「低温で保存」することです。おすすめの保管方法は、輪ゴム・クリップなどで袋の口をとめ、更にジップロックなどの密閉袋や容器に入れて冷蔵庫で保存することです。

ダニは25度以上になると繁殖しやすくなるので、暖かい部屋での常温保存は絶対に避けましょう乾燥にも弱いので、乾燥剤を一緒に入れておくのもおすすめです。

必ず密閉させる

開封後、保存する際は、湿気や虫の混入を防ぐために必ず密閉しておきましょう。未開封のものであれば、常温保存でも可能です。ただし、直射日光・高温多湿を避け、風通しの良い場所で保管しましょう。

メーカーにもよりますが、製造日から2年ほどで消費したほうがよさそうです。

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葛粉の栄養素

デンプンの効果

本葛は、デンプンの効果により、なめらかな口当たりが特徴的です。風邪で喉が痛いときにも重宝します。栄養成分としては、炭水化物、カルシウムをはじめ、女性ホルモン誘導体や10種類以上のサポニンなどが豊富に含まれています。効能は、血流改善やホルモンバランスの調整、糖尿病の予防、更年期障害、ダイエット、デトックス、抗酸化作用など。これらの効能を得るためにも、ぜひ、100%の本葛がおすすめです。

解熱発汗作用がある

葛粉は薬効を持ち、体を温め、血行をよくする作用があります。風邪のひき始めの特効薬として「葛根湯」が有名です。また、熱を取る作用があるので、首や肩のこわばりを改善する効果も期待できます。その他、胃腸不良の時の民間治療薬としても古くから利用されています。

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葛粉の活用方法

お湯に溶かして飲む

簡単に葛粉を活用したい場合は、お湯に溶かして飲むのがおすすめです。甘みが欲しいときは、てんさい糖や黒砂糖を加えると飲みやすくなります。

その他、おすすめの飲み方としては、①葛湯を10分ほど沸かし、みかん果汁と生姜を絞ってプラスします。みかんと生姜が体を温めてくれ、風邪の邪気払いに効果大

②体の熱や渇きをとる働きがあるりんごとの相性もGOOD!お湯に溶かした葛粉の中に、すりおろしたりんごを加えて飲むと、相乗効果で更に効果が高まります。

和菓子に使う

 

昔から健康食品として使われてきた葛粉。

和菓子にもよく使われています。水で練り上げて作るともっちり感がでておいしくなります。こしあんを包んだ葛まんじゅう、くず餅、関東の久寿餅などが有名です。水が滴るような好き通った涼しげな見た目と、のど越しの良さは、これからの季節にぴったりの和菓子です。そこで、葛粉を使った「葛切り」の作り方をご紹介します。材料は、

  • 本葛   25g
  • 水    65ml
  • 黒砂糖 100g
  • 水    50ml
作り方レシピ

(事前準備1)

鍋に水を半分まで入れ、湯せん用のお湯を沸かし、ボウルに氷水を張っておく

(事前準備2)

鍋に黒砂糖と水を入れ弱火にかけて少しとろみがつくまで混ぜながら加熱する。粗熱を取ったら冷蔵保存しておく

1.ボウルに本葛を入れ、水を少しずつ加えながら指先でつぶすように溶く

2.薄いバットに1~2mmの厚みで流し込む

3.沸騰したお湯に浮かべる

4.お湯に沈める。約10秒で取り出し、氷水に付ける

5.冷えたらバットから外し、包丁で5mm幅にカットする

6.冷やしておいた黒蜜をかけて完成

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まとめ

いかがでしたか。今回は、葛粉の保管方法や栄養素についてご紹介しました。

この記事をまとめると

  • 葛粉は、葛の根から得られるデンプンを精製して作られる食用粉
  • ダニ防止のため、密閉して冷蔵庫で保管する
  • 葛粉は栄養成分が豊富で、さまざまな効能が期待できる
  • お湯で溶いたり、和菓子に使ったりして活用できる

夏バテで食欲がない、疲れやすいという方は、ぜひ葛粉を活用してみてはいかがでしょうか。

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