チーズは日常的に食べられている食品の一つですが、腹痛や下痢といった食中毒症状を起こすことがあります。チーズによる食中毒は、食べたから何時間後くらいで現れるのでしょうか?今回は、
- チーズで下痢・腹痛になる原因
- リステリア菌の対処法・加熱温度と時間
- <原因菌別>食中毒の特徴
これらのテーマについて紹介いたします。
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目次
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チーズを食べたら腹痛・下痢に!
チーズは、パンにのせたりそのまま食べたり、ケーキの材料として使ったりと用途豊富なチーズの種類ですが、食べて腹痛や下痢になることがあります。チーズによるこのような症状の原因は、一体なんなのでしょうか?
原因
チーズで下痢や腹痛を起こす原因は、『食中毒』が考えられます。食中毒の原因菌はリステリア菌というもので、チーズ以外にも明太子やたらこ、生ハム、スモークサーモンなどに含まれている可能性のある菌です。
乳糖不耐症とはチーズや牛乳など乳製品が体質に合わず、腹痛や下痢などの副作用が出てしまうものです。リステリア菌食中毒と乳糖不耐症について、それぞれ詳しく確認してみましょう。
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チーズによる主な食中毒症状
腐った卵・茹で卵を食べてしまった場合に起こる、食中毒症状や潜伏期間について確認してみましょう。
食中毒症状
チーズによる食中毒の危険性としては、『リステリア菌』による食中毒があります。サルモネラ菌は卵の中身や殻に付着している可能性のある菌で、食べると腹痛や下痢・吐き気・嘔吐などの食中毒症状を引き起こします。
- 下痢
- 腹痛
- 嘔吐
- 吐き気
- 発熱
- 悪寒・悪心
- 頭痛
症状は何時間後?
様々な症状が出るリステリア菌ですが、症状が出るまでの時間が最短で6時間、長い間潜伏した場合は1週間後のケースもあります。
チーズによる食中毒の対処法・予防法
万が一腐った卵・茹で卵を食べて食中毒症状が出た時の応急処置には、このような対処法があります。
- 水分補給する
- 下痢止めは飲まない
- 医療期間を受診する
水分補給
下痢や嘔吐などの食中毒症状が出た場合は体内の水分が急激に減るため、水などで水分を補給しましょう。水分を取らずに食中毒症状が続くと、脱水症状になる可能性があります。
下痢止めは飲まない
下痢を止める薬はありますが、下痢や嘔吐は体内に侵入した菌を排出するための症状です。薬で下痢を無理に止めてしまうと、菌が排出されず長引いてしまいます。
医療期間を受診する
症状は一定の期間が経つと自然治癒しますが、なかなか改善しない場合は医療期間を受診しましょう。中には、抗生物質や整腸剤が必要なケースもあります。
予防法
チーズによる食中毒を予防するには、加熱する方法があります。リステリア菌は加熱によって死滅するため、お菓子や料理として使う際は殺菌することができます。
そのまま食べる場合は加熱しないので、万が一リステリア菌が含まれていても対処することができません。しかし、日本で製造されているクリームチーズはほとんどが加工過程で加熱されているため、安全であることが多いです。
海外製のクリームチーズは殺菌処理をしていないものがあるので、注意してください。
- リステリア菌は75度以上で数分加熱することで死滅する
- 0〜45度で増殖する性質がある
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まとめ
この記事をまとめると
- チーズによる食中毒の原因はリステリア菌であることが多い
- 食中毒ではない場合は乳糖不耐症の可能性がある
- 日本国内製のチーズは加熱処理されているものが多いので安全
- 対処法は加熱!死滅温度は75度、数分の加熱で殺菌できる
チーズにはリステリア菌が含まれている可能性があるもので、特に海外製のチーズを食べた時に症状が出ることが多いようです。加熱によって予防できるので、心配な方は加熱する方法で食べてみてください。
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