加工肉を普段の食事に取り入れている方も多いのではないでしょうか?加工肉は主に、保存のために処理をほどこした肉製品のことをいいます。
この記事では、
- 加工肉って?
- 加工肉は危険?
- 加工肉の代わりになるものは?
をテーマに紹介していきます。加工肉について詳しく知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
スポンサードリンク
目次
|
|
加工肉って?
そもそも加工肉とはどんなものを指すのでしょうか。ここでは、加工肉の定義や代表的な食品について紹介していきます。
加工されて販売している肉製品
加工肉とは、長時間保存するために処理をほどこした肉製品のことを指します。
加工肉の賞味期限は平均3~4週間と言われています。他の肉の賞味期限はものによりますが、2~3週間のものが多いため、加工肉は保存性に優れているといえます。
ハムやソーセージ、ベーコンなどが加工肉に当たるため、タンパク質を多く含んでいます。
また、ビタミンB1やビタミンCなどの栄養素も豊富に含まれています。
代表的なもの
- ハム・・・ハムは、豚肉・猪肉のもも肉を塊のまま塩漬けした加工食品です。1878年に日本で初めて作られました。アメリカ人から骨付きハムの製法を教わり、北海道で試作を始めたのがきっかけです。ハムにはロースハムやボンレスハム・骨付きハムなどさまざまな種類があります。
- ソーセージ・・・ソーセージは鳥獣類の挽肉または刻み肉を塩や香辛料で調味したものです。ボロニアソーセージやウインナーソーセージ・フランクフルトソーセージなどがあります。
- ベーコン・・・ベーコンは豚肉を塩漬けにした後、塩を抜き燻製にしたものです。ショルダーベーコン・ロースベーコンなどがあります。
スポンサードリンク
加工肉は危険?
加工肉は体に悪いと聞いたことはありませんか?ここでは、加工肉が危険だと言われている理由について紹介していきます。
添加物が多く含まれている
加工肉には添加物が多く含まれています。しかし、日本では、食品添加物に関する厳格な規定があります。
食品添加物の使用基準は、1日の摂取許容量を超えないようにさまざまな制限の元に定められています。
日本国内で市販されている食品はこの規定で加工されているため、安心して食べられると言われています。
しかし、添加物を含む食品には、塩分や脂質を多く含んでいることが多いので、食べすぎには気をつけましょう。
塩分が高い
加工肉は、塩漬けされているものもあるため、塩分量が多いものもあります。そのため、通常のお肉と同量食べると、脂質や塩分を摂りすぎてしまうことになります。
塩分の摂りすぎは、高血圧の原因となります。これらは、動脈硬化を招いて、心筋梗塞や脳卒中のリスクを高めてしまいます。
発がん性がある成分も
研究では、加工肉を1日50g摂取する毎に大腸がんのリスクが18%増加すると言われています。
また、近年1日25gの加工肉でもがんのリスクが高まるということが指摘されています。しかし、常識を逸脱しない範囲で食べる分には問題ないとされています。
むしろ赤身肉には、たんぱく質やビタミンB、鉄などの体に重要な栄養素が含まれています。加工肉の発がん性よりもたばこの煙などの発がん性の方が高く、加工肉を食べたからがんになるというわけでもありません。
がんは、1つの要素でなるわけではなく、喫煙習慣や環境、加齢、食生活、遺伝などさまざまな要素が複雑に絡み合って発症します。
発がん性があるからと言って絶対に口にしてはいけないというわけではないと考えられています。
スポンサードリンク
加工肉の代わりになるものは?
加工肉は食べすぎなければ健康に害はありませんが、摂りすぎは禁物です。ここでは、加工肉の代わりになる食材を紹介していきます。
サラダチキン
健康のために加工肉を避けたいものの、たんぱく質はしっかり摂りたい栄養素のひとつです。
そこでおすすめなのが、サラダチキンです。低脂肪かつ高たんぱくでダイエット中の方にもおすすめです。
そのまま食べてももちろん、サラダにしても美味しくいただけます。作り方は以下の通りです。
材料(2人分)
- 鶏むね肉(皮なし) 1枚(250g)
- 酒 大さじ1
- 砂糖 小さじ1
- 塩 小さじ1/3
- こしょう 少々
- 鶏ガラスープの素 小さじ1
- 鶏肉の表面をフォークで刺します。
- 保存袋に全ての材料を入れて揉み込み、冷蔵庫で一晩おきます。
- 鍋にたっぷりのお湯をわかし、2を入れてふたをし、火を止めて50〜60分以上おきます。
- 取り出して食べやすい大きさに切って完成です。
肉の大きさによって加熱時間が異なるので、調整してください。切ってみて赤みが残っている場合はレンジで追加加熱しましょう。
スポンサードリンク
豚肉
ベーコンの代わりに豚肉を使用してみましょう。豚バラのかたまり肉を買ってきて必要な大きさに切れば、見た目もよく、味もよく染みて美味しくなります。
かたまり肉でなくても、見た目は劣りますが薄切りや細切れでも代用可能です。ベーコンに近づけるためには、豚肉の味付けは塩のみがおすすめです。
カリカリに焼けば、ベーコンのように使用できるでしょう。
まとめ
加工肉について紹介してきましたが、いかがでしたか?
この記事をまとめると
- 加工肉とは、長時間保存するために処理をほどこした肉製品のこと。ハムやベーコン・ウインナーがそれにあたる。
- 加工肉は塩分が多く、添加物も含まれているため、健康に悪いと言われているが、食べすぎなければ問題ない。
- 加工肉は、豚肉やチキンなど、ほかの肉で代用可能。
ハムやベーコンは美味しく、毎日の食卓でも活躍する食材ですが、食べすぎは禁物です。上手に代用品を活用し、健康的な食生活を送りましょう。
スポンサードリンク