日本人の料理で馴染み深い調味料の一つと言えば「みりん」です。煮物や炒め物、和え物など、様々な調理方法で使用できるため欠かせないですよね。今回は、みりんを使用した料理が苦くなる、という現象について解説していきます。
みりんは本来、もち米やうるち米などを熟成させて作るため、甘味をプラスする調味料です。みりんを入れて苦くなるというのは一体どういうことなのでしょうか?そこで今回は、
- みりんで料理が苦くなる原因
- みりんの正しい量・使い方
- みりんを使うメニュー2選
- みりんの意外な使い方
これらのテーマで紹介していきます。是非最後までチェックしてくださいね。
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目次
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みりんで料理が苦くなる原因
みりんを使用した料理が苦くなってしまった原因は、一体どこにあるのでしょうか?詳しく見ていきましょう。
みりんの入れすぎ
みりんや料理酒を料理に使用する際、ドバドバ入れている!という方も意外に多いのではないでしょうか?料理本などのレシピを見ても、4人前程度の鍋で作る煮物でも大さじ1~2杯程度しか使用しません。
これはみりんの入れ過ぎで苦味や甘味が強く出る場合があるためです。
みりん風と勘違いしている
みりんにはいくつか種類があり、一般的には「本みりん」と「みりん風調味料」などが主流でしょう。実はこの2つは大きな違いがあり、本みりんはアルコール度数が14度程度であるところ、みりん風調味料にはアルコールがほとんど含まれていません。
その代わりに酸味料や水飴、ブドウ糖などが使用されています。そのため、あまり多量に入れすぎると、苦味や甘味が強く出過ぎる場合があります。
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みりんの正しい量・使い方
みりんの正しい使用方法、みなさんはご存じでしょうか?みりんには入れるタイミングや目的などが料理ごとに違うため、誤った使用方法ではみりんの良さを引き出せません。みりんの正しい使用方法について見ていきましょう。
レシピ通りか少し少なめに
前述しましたが、みりんを大量に使用すると苦味が出る場合があります。みりんの分量は料理の量によって変わってきますが、大体お醤油の量と同じ場合が多いです。2人前の煮物であれば大さじ1.5杯程度です。
4人前の煮物であっても大さじ3杯程度ですから、意外と少ないという事がわかります。
みりんの正しい使い方
みりんにはしっかりとした役割があります。本みりんを料理に使うと、味に奥行きや深みが出るほか、「照り」や「つや」を与えるといった効果も期待できます。
また、さばやサンマの照り焼きなどを作る際、素材の臭みを消したり、味をしみやすくするといった効果もあります。他にも、食材の煮くずれを防いだり、素材の旨味を閉じ込めるといった効果もありますよ。
それぞれの料理によってタイミングが違うため、正しい使用方法をマスターしましょう。
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みりんを使うメニュー2選
みりんを使用した料理はどのようなものがあるのでしょうか?定番の使用方法を解説していきます。
煮つけ全般
先ほども少し紹介しましたが、みりんには素材の臭みを消したり、味をしみやすくするといった効果があります。食材の煮くずれを防いだり、素材の旨味を閉じ込めるといった効果は、魚の煮つけを作る際に重要になります。
すき焼きにも使える
すき焼きと言えば「割り下」と呼ばれる、すき焼き特有の汁が非常に重要になりますよね。実はすき焼きの割り下にもみりんは欠かせないもので、2人前のすき焼きで150mlも使用されます。
すき焼きの割り下の黄金比は、「醤油4:みりん3:砂糖2:水1」と言われ、みりんが多く使用されることからもその重要性がわかります。
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みりんの意外な使い方
みりんは料理に使用されるイメージがとても強いですが、実は手作りジャムなどの甘い料理にも使用できます。みりんの意外な使用方法について解説していきます。
ジャムつくりにも使える
みりんの甘みは色々な料理で使用でき、何とフルーツを使用したフルーツジャムを作る際にも使えるようです。みりんを鍋に入れ、煮切ってからいちごやキウイフルーツといった果物を入れ、煮込むだけです。
材料もシンプルで簡単ですし、出来栄えもとても良く、艶感があります。みりんがスイーツで使えるのは驚きですね♪
魚の臭みとりに使える
先ほども少し紹介しましたが、みりんには魚の臭みをとる効果があります。料理酒にも同様の効果があります。魚の煮つけというとしょうがを入れて煮込む事が定番ですが、みりんもプラスすることでより臭みを少なくすることができます。
魚の生臭さが気になる方は、みりんと生姜をうまく活用することで、美味しい煮つけを作ることができますよ。
まとめ
今回は、みりんを使用した料理が苦いときの原因や、みりんの正しい使用方法について解説していきした。
この記事をまとめると
- みりんを使用した料理が苦い原因は、みりんの入れすぎや、間違ってみりん風調味料をたくさん入れていたことが原因
- みりんは料理に艶を与えるだけでなく、魚の臭み消しや、味を染み込みやすくするなど様々な効果がある!
- みりんはスイーツ作りにも使用できるなど用途は様々!
いかがでしたか?みりんの正しい使用方法について、少しでも知識が深まったのであれば幸いです。最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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