空心菜は中華料理やアジア圏でよく使われる野菜ですが、まだ日本ではポピュラーではありません。
しかし、最近は日本でもエスニック料理が食べられるようになってきているので、空心菜を食べたことがあるよという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
空心菜の味はどのような味なのでしょうか?また、空心菜は食べ過ぎると体に悪いのでしょうか?
今回は
- 空芯菜とはどんな野菜?
- 空芯菜は生食できる?
- 空芯菜の食べ過ぎは体に悪い?危険?
これらのテーマでご紹介いたします。
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目次
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空芯菜とはどんな野菜?
特徴
空心菜という名前はもともと中国での呼び名で、茎の中が空洞になっている事から付けられた名前のようです。空心菜は茎が空洞になっているのが最大の特徴です。
この空洞が食べた時にシャキシャキとした食感を感じさせてくれます。
若い葉と茎を食べる野菜で、シャキシャキとした食感のある茎と、少しヌメリを持つ葉が特徴になっています。
中国以外にもタイやフィリピンなど東南アジアの色々な国やオーストラリアなどでは古くから親しまれてきた野菜の一つです。
空心菜の 味は特にしません。 空心菜は油のなじみがよく、油との相性がいいので、豚肉やベーコンなどと一緒に炒めたりすると美味しくいただけます。
旬の時期
空芯菜の旬の季節は、7月頃から9月頃の夏の季節です。もともとは中国や東南アジアが原産ということで、暑さに強い野菜です。
しかし、寒さには弱く、最低気温が10度以下など、 低い気温では枯れてしまう こともあるデリケートな特性を持ちます。
生産地
空芯菜はもともと南国野菜で高温多湿の地域を中心に生育します。暑い気候で育つ空芯菜は、日本では沖縄県で多く育てられています。
日本国内では沖縄の他に九州が主な生産地ですが、最近ではその需要の高まりに応じて ハウス栽培なども行われるようになってきました。
どこで売ってる?
空心菜は、知名度の低い野菜ですので、流通量は少ないです。空心菜は寒さに弱く10度以下では枯れてしまう野菜なので、九州や沖縄地方で作られることが多いようです。
九州や沖縄のスーパーへ行くと、空心菜を購入出来る可能性が高くなります。
また春から夏にかけての温かい時期に、農家で作っているところがあれば、スーパーに置かれることもあるかもしれません。
空心菜は、もともと流通量が少ないことに加えて、気温が10度以下では根も葉も茎も枯れてしまうため、なかなか 日本の寒い地域では作るのが難しい です。しかし、最近では、 ハウス栽培 などでも空心菜は作られています。
道の駅や野菜の直売場もチェックしてみると、時期によっては置いてあることもありますよ。
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空芯菜は生食できる?
毒性は?
空芯菜には、ほうれん草のようにシュウ酸が多く含まれていませんので、生で食べることが可能です。
栄養面でも生で食べることで、葉酸やカリウムなどの水溶性の栄養も丸ごと摂ることができるので良いとされています。
栄養価アップを狙う為には、生で食べる際もドレッシングをかけるなど、 油と一緒に食べる のがおすすめです。
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空芯菜の食べ過ぎは体に悪い?危険?
腹痛・下痢
空芯菜は、食物繊維が含まれているため腹痛や下痢や消化不良になる可能性があります。
空芯菜に含まれている食物繊維は便のかさを増し、便秘対策にも良い栄養素だと言われていますが、消化されにくいのでたくさん食べると胃腸の負担になってしまいます。
食べ過ぎると消化不良で下痢や腹痛を起こす場合があるので、注意が必要です。
シュウ酸の過剰摂取
空芯菜の食べ過ぎで、シュウ酸の過剰摂取になる危険は低いです。
シュウ酸の過剰摂取は、尿路結石などに繋がるので注意が必要になり、シュウ酸の含有量が多いほうれん草は、生食はやめたほうがいいとされています。
空芯菜のシュウ酸含有量はシュウ酸含有量が多いとされている野菜の どのデータにも掲載されていません。 なのでとても少なく、100gあたり0.1g以下になる可能性があります。
茹でることでシュウ酸が減少すると言われてます。または、かつお節やじゃこなどカルシウムを多く含む物と一緒に食べましょう。
シュウ酸はカルシウムと結合すると、便として排出されるからです。
冷え性
空芯菜の食べ過ぎは、体冷えてしまいます。空芯菜は、中医学(薬膳)だと性質が「寒涼性」になる為、食べ過ぎると体を冷やしてしまうのです。
体が冷えてしまうと以下の症状に繋がるリスクがあります。
- 冷え性
- 下痢
- 腹痛
- 胃もたれ
- 血流悪化
- 内臓機能の低下
- 代謝低下
アレルギー
空芯菜に含まれる金属系の成分で、アレルギーを発症してしまうことがあるんです。
アレルギーですから、食べ過ぎなくても、 ちょっと食べただけでも症状が出る危険性がある ので注意が必要です。
主なアレルギーの症状は以下のとおりです。
- 蕁麻疹
- 口や目の痒み
- くしゃみ
- 喉の痒み
- 腹痛
- 下痢
1日の摂取量目安はどれくらい?
1日に必要な野菜摂取量は、成人の男女ともに350g とされています。350gの内訳は、緑黄色野菜を120g以上と淡色野菜を230g以上です。空心菜は緑黄色野菜に入ります。緑黄色野菜には、βカロテンが豊富に含まれていることが多いのが特徴です。
空心菜の明確な1日の摂取量の目安はありませんが、このことより、他の緑黄色野菜を合わせて1日に120g以上ほど摂取すればよいかと思われます。
空心菜を多く摂取してしまうと 胃に負担がかかってしまう ので、量は見極めましょう。
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この記事をまとめると
- 空芯菜は、空心菜は茎が空洞になっているのが最大の特徴です。この空洞が食べた時にシャキシャキとした食感を出しています。
- 空芯菜には、ほうれん草のようにシュウ酸が多く含まれていませんので、生で食べることが可能です。
- 空芯菜の食べ過ぎは腹痛や下痢や冷え性、アレルギーのリスクがありますので気をつけましょう。
空心菜は適量を守っていただきましょう。
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