なすの塩漬けの塩抜き方法は?真水ではダメ?即席でも作れるの?

皆さんはなすの塩漬けを食べたことがありますか?なすの塩漬けは鮮やかなナスの色がとても独特な料理ですが、塩漬けにしたナスは塩抜きをしっかりしないと塩辛くてかなり食べづらくなってしまうんです。

今回の記事では、

  • なすの塩漬けとは?
  • 塩漬けの塩抜き方法
  • 簡単になすの塩漬けを作ることができるの?
  • なすの優秀な栄養素ナスニンとは?

これらについて解説していきたいと思います。

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なすの塩漬けって何?

なすは夏を代表する夏野菜の一種ですが、夏にとれた旬のなすを長期間保存する方法として発明されたのがなすの塩漬けです。なすは夏から秋にかけてたくさん収穫することができますが、その旬の栄養価がとても高いナスを塩漬けにすることで野菜が収穫できない冬から春にかけての期間でも食べられるようにしました。

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なすの塩漬けは地方によって名前が変わる?

なすの塩漬けは地方によって名前が変わります。

  • 青森:奥漬
  • 宮城県・山形県・福島県:なす漬け
  • 新潟県:大漬け
  • 滋賀県:ナスの塩切り
  • 石川県:塩なす

名前は異なっているものの全て長期保存がきくなすの塩漬けになっています。それぞれ作り方が異なりますが基本的に同じものが出来上がると思ってください。

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塩漬けの塩抜き方法

長期間保存するために塩につけておくなすの塩漬けですが食べる前にしっかりと塩漬けしないととても塩辛くて食べることができません。では塩漬けにしたなすの塩抜き方法はどのようなものがあるのかについて解説していきます。

薄い塩水につけた方が良い

塩抜きというと真水につけたほうがしっかりと塩が抜けるのでは?と思う方がいらっしゃるかもしれませんが、実は真水で塩を抜いてしまうと旨みまで抜けてしまうので美味しくなくなってしまいます。

なので薄い塩水を使ってなすの塩を抜いて行きます。ちなみにこの薄い塩水のこと「呼び塩」と言います。塩漬けにしたなすを薄い塩水につけて4~6時間くらいで一度味見をしてみてください。まだ塩辛いなら塩水を新しくして二度漬けします。 

塩加減によっては一晩くらいかかる場合もありますが基本的には半日程度で抑えておく方が良いでしょう。ちなみにこの方法はなすの塩漬けだけではなく様々な塩漬けの食品に応用することができるので覚えておくと良いでしょう。

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なすの塩漬けをすぐに食べたい時!

なすの塩漬けというのは先ほども紹介したとおり長期保存するための手段として用いられてきたものです。なので基本的には保存方法として使われますが、なすの塩漬けは旨味がしっかりと凝縮されていますのでとても美味しいんですよね!

なすの塩漬けを今すぐ食べたいけど、塩漬けにしたなすがないという人もいると思います。次は即席のなす漬け、すぐに食べたい人向けの即席の塩なすの作り方を紹介していきたいと思います!

材料

材料は以下のものを揃えてください。

  • なす:3本
  • 塩:20g
  • 塩麹:大さじ4
  • 唐辛子やみょうがなど:お好みで

これを使えば約10分程度で美味しいなす漬けが完成します。塩麹を使うことによってより旨味が凝縮しますが、なければ塩を大さじ1足すようにしてください。

作り方

  • なすを4 mm くらいの薄切りにして水につける
  • 5分水に置いてアクを取る
  • ナイロンの袋に塩と塩麹、唐辛子やみょうがなどを入れて混ぜておく
  • 水気をきったナスをナイロンの袋に入れて軽くなじませる
  • 10分ほど置いておくが、途中で2回から3回軽くもむこと
  • 10分経ってナスに調味料が染み込んだら完成!

このように作ることで即席のなす漬けが完成します!塩漬けにしたナスではないので塩辛すぎず、とても食べやすいというのが大きなメリットです。即席なので浅漬けのようなさっぱり感があり、暑い夏の料理に最適ですね!

みょうがを入れることによって爽やかな風味をまとわせることができますし、唐辛子を入れることによってピリ辛にして刺激を楽しむこともできます。その他にも白だしを入れたり、レモン汁を加えたり、お酢をちょっとだけ加えると味にアクセントができてさらに美味しく楽しむことができますよ!

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なすに含まれるナスニンがすごい!

ここまではなす漬けの作り方について紹介してきましたが、なす漬けに使うような旬のナスには「ナスニン」と呼ばれる優秀な栄養素が豊富に含まれています。ナスニンとは、あの艶やかな紫色の色素で体によいとされているポリフェノールの一種でもあります。

抗酸化作用

私達の体の中には、活性酸素という有害な成分が増え続けています。活性酸素はストレス、食品添加物、紫外線などいろいろなものを原因として増え、現代の日常生活で防ぐことは不可能と言われていますが、ナスニンはこの有害成分の働きを減少させる、つまり抗酸化作用があるのです。

また、活性酸素が原因となる免疫力の低下や、老化を進行をナスニンの働きにより抑えることができます。抗酸化により、肌のしみやシワなどを防ぎ、肌の老化を抑えてくれるのも嬉しいですね。

コレステロール値低下

動物実験により、ナスニンにはコレステロール値を下げる働きがあることがわかっており、生活習慣病や高脂血症の予防も期待できます。

血液浄化

ナスニンは、血流を促進し、血液をサラサラにする作用があります。きれいな血液はなによりも健康な体には大切なことです。血行が良いと、体の隅まで栄養素が送り届けられます。

ガン予防

ナスニンはがん細胞が働く要因の活性炭素を抑制することができるため、がん予防に効果があると言われています。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?今回の記事をまとめると、

この記事をまとめると

  • なすの塩漬けはなすを長期保存するために使用されてきた保存方法
  • 地方によってなすの塩漬けの名前が異なる
  • なすの塩漬けの塩抜きたい場合は薄い塩水を使うのがベスト
  • 今すぐ塩漬けの作りたい場合は塩と塩麹を混ぜた調味液で揉むと簡単に作ることができる
  • ナスにはナスニンという優秀な栄養素が含まれておりがん予防やコレステロール値の低下、血液をサラサラにするなど様々な効果が期待できる

今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。

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