ペットボトルの水を飲むのはやめた方が良い?水道水との比較で解説

ペットボトルの水は危ない、という話を聞いたことはありませんか?これはいったいどういう意味なのでしょうか。今回は

  • ペットボトルの水は危ないのか?
  • ペットボトルと水道水の比較
  • ペットボトルの水の成分
  • マイボトルがおすすめな理由
について解説していきます。市販のペットボトルの水に不安を感じる方はぜひ読んでみてくださいね。

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ペットボトルの水は危ない?

ペットボトルの水は危ないというのは本当なのでしょうか?

品質は問題無い

製品になって市場に出回っている以上、品質に問題があるものはほぼないと考えていいと思います。

そうでなければ大問題になりますし、メーカーごとに責任を持って品質管理は行っているはずです。

製品によっては「中身は水道水である」と宣言しているものすらあり、むしろ正直だなぁというイメージです。

審査項目が水道水より少ない

水道水とミネラルウォーターを単純に安全性で比較するなら水道水のほうが安全性は高いです。

というのも水道水とミネラルウォーターでは検査項目が異なっており、水道水の方が項目が多く厳しいからです。

しかしミネラルウォーターの検査基準は甘いかと言われれば決してそんなことはなく、人体に影響が出ない範囲で抑えられています。

また製造元がより厳しい検査を自主的に行っている場合もあり、そういった商品は水道水より安全性が高いと言えるでしょう。

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ペットボトルと水道水の比較

ペットボトルのミネラルウォーターと水道水を、安全面と味で比較してみました。

安全性の比較

ミネラルウォーターは「天然水」のイメージが先行していて、「そのまま汲んできたから衛生面が不安」と思う方もいるかもしれません。

しかし実際の製造では採水した水をきちんとろ過処理や加熱処理をした上で出荷しており、直前に品質検査まで行っています。

ミネラルウォーターは長期保存できるため、災害時の備蓄用として購入する方も多いと思います。

ですが「長期保存できるのは添加物が入っているせい」だと思ってはいませんか?

実はこれは殺菌処理の回数や容器自体の影響によるものなので、ミネラルウォーター本体に保存料を入れているわけではありません

そもそも、水というのは基本的には腐りません

水が腐るのは菌の繁殖が原因で、ペットボトルの強度や密閉性を高め、腐らせる原因を作らないことで長期保存を可能にしているのです。

味の比較

水道水には消毒のためにわずかに塩素が加えられています。

もちろん人体に影響が出ない量ですが、塩素の臭いが気になるという人にとっては、ミネラルウォーターの方が水道水よりもおいしく感じられるでしょう。

また、ミネラル成分のバランスによってミネラルウォーターの味は変化します。

硬度や原水を比較して自分好みの水を探すことができるのも、水道水にはない良さですよね。

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ペットボトルの水の成分

ペットボトルのミネラルウォーターの成分についてご紹介します。

ものによってミネラルが違う

名前にミネラルという言葉が入っているので、「ミネラルウォーターにはミネラルが多く含まれている」と思っている人も多いのではないでしょうか。

実際長い年月をかけて地層中を移動、滞留した地下水には土壌中のミネラルが溶解していると考えられています。

中には豊富なミネラルの含有量を売りにしている製品もあります。

しかし、ミネラルウォーターにはミネラルの含有量に基準が設けられているわけではありません

ミネラルの種類と含有量は製品によって違いがあり、含有量が多い水もあれば、水道水とあまり変わらないものもあります。

ミネラルの種類や量で水を選びたい場合は、商品ラベルを見て種類や含有量を確認するとよいでしょう。

美容に良いシリカも人気

ミネラルの多い水として美容や健康を意識している人に注目を集めている水があります。

それがミネラルの一種であるケイ素を含有した「シリカ水」です。

ケイ素はあまり管理されていない湧水や井戸水、鉱泉水に高濃度で含まれることがあり、人間の肌・髪・血管などにも含まれている成分です。

ケイ素には、コラーゲンを作ったり強化したりする作用があると言われています。

コラーゲンは加齢とともに減少するため、水から補いたいとケイ素入りのシリカ水を飲む人も増えているようです。

ですが、実はケイ素に関しては安全性に関するデータが十分ではなく、摂取基準なども特に定められていないのが現実なのです。

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マイボトルがおすすめな理由

近年マイボトルの利用を促す動きができてきていますよね。必ず知っておくべきことなので、ご紹介します。

ゴミの問題

ペットボトルは手軽に買って飲めるので便利ですが、増え続けるプラスチックごみ問題が懸念されています

プラスチック製のペットボトルや容器などは、適切な処分をされないことで河川から海に流れ着き、やがて海洋プラスチックごみとなります。

海洋プラスチックごみ問題とは、プラスチックごみが海洋汚染や生態系に及ぼす影響を問題視したものです。

その海洋プラスチックごみの約8割は、私たち人間の生活から出たものです。

プラスチックは環境中で自然分解されるのに時間がかかり、ペットボトルは約400年もの期間海に漂い続けると言われてます。

微細なプラスチック(マイクロプラスチックと言う)を海洋生物がエサと間違え誤飲をすると、プラスチックに付着する有害物質が体内に蓄積されていきます。

その結果、食物連鎖から私たちの体内にも蓄積しているのではないかということが疑問視されているのです。

石油の問題

ペットボトルはポリエチレンテレフタレートという名のプラスチックからつくられる容器の一種です。

ポリエチレンテレフタレートは、英語で「Poly Ethylene Terephthalate」と表記され、その頭文字をとって「PET(ペット)」と呼ばれています。

このPETは、原料をさかのぼると石油なのです。

天然資源の有効利用や温室効果ガスの削減のためにもペットボトルの使用は控え、個人個人がマイボトルを活用していくのが望ましいのです。

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まとめ

ペットボトルの水の安全性についてご理解いただけましたか?

この記事をまとめると

  • ペットボトルの水は水道水に比べると検査基準が低いが、品質には問題ない
  • 水はそのままでは腐らない、腐るのは雑菌の繁殖が原因
  • ペットボトルの使用は控え、できる限りマイボトルを利用するように心がけよう

地球のため、わたしたちの健康のため、子や孫の未来のため。

便利さだけに目を向けず、あらゆる角度から物事を見て長期的な目線で考えていけたらいいですよね。

 

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