定番のプリンや、杏仁豆腐のトッピングに、今や日本でもおなじみのマンゴー。エスニック料理人気から、じわじわと知名度を上げつつあるパパイヤ。どちらもトロピカルフルーツの仲間ですが、では何が違うの?と聞かれると、困ってしまうかも。そこで今回は、
- 似てる?似てない?マンゴーとパパイヤの違い
- マンゴーとパパイヤ、味は違うの?
- マンゴーとパパイヤの栄養素の違い
- 実は違う!マンゴーとパパイヤの利用法
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目次
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似てる?似てない?マンゴーとパパイヤの違い
マンゴーと言えばあれ!と果物の形が頭に浮かぶ方は多いのではないでしょうか。ですが、パパイヤとなるとどうでしょう?
まずは2つの違いを改めて、詳しく見ていきましょう。
マンゴーとは
ひと口にマンゴーと言っても、実はその種類は何千種に及ぶと言われています。日本で一般的なものは、黄色い果皮とくちばしのような形からペリカンマンゴーと呼ばれるものや、宮崎県の特産「太陽のタマゴ」に代表される、赤い果皮が特徴のアップルマンゴーなど。
フィリピンやメキシコからの輸入品でお手頃価格のものから、国産で贈答用の数万円のものまで、価格も味わいも多岐に渡ります。
マンゴーは、実はかぶれで有名なウルシ科の植物。ウルシと同様、かぶれ成分が含まれています。最も多く含まれるのが果皮。調理や食べた後にかゆみや発疹が出ることがあるので注意が必要です。心配な方は、調理中も手袋をする、などの配慮をされると安心です。
パパイヤとは
パパイヤは、南アメリカを原産とするパパイヤ科の植物です。エスニック料理に用いられ、「パパイヤダイエット」で一躍人気になったパパイヤ。スーパーでは輸入品が多く見られますが、実は日本でも沖縄や九州で国産のパパイヤが栽培されています。
その歴史はなんと明治時代に遡るのだとか。日本語で、「木瓜(もっか)」、「乳瓜(ちちうり)」などと呼ばれることもありますが、瓜の仲間では無く、あくまでもパパイヤ科の果物です。
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マンゴーとパパイヤ、味は違うの?
それではマンゴーとパパイヤ、味にはどんな違いがあるのでしょうか。
マンゴーの味の特徴
種類によって多少の差はあれど、 マンゴーの持ち味は何と言っても芳醇な香りと甘味。とろける口当たりは、そのまま食べてもスイーツのような味わい です。
一般的に、アップルマンゴーの方がより甘味と香りが強く濃厚な味わい、黄色いペリカンマンゴーはさっぱりした甘さと酸味のバランスが持ち味とされています。
パパイヤの味の特徴
果物としてのパパイヤは、香り、甘味ともさほど強くなく、また酸味もほとんど無いため、あっさりとした味 をしています。完熟すると香り、甘味も強くなりますが、それでもマンゴーのような濃厚な味の強さはありません。人によっては、味気ないと感じる場合もあるかも。それほどにクセの無い味わいです。
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マンゴーとパパイヤの栄養素の違い
味わいにもそれぞれ違う特徴のあるマンゴーとパパイヤ。含まれる栄養素には違いがあるのでしょうか。
マンゴーの栄養素
マンゴーには、ビタミンCやE、また、体内でビタミンAに変わるβーカロテンが豊富に含まれています。これらのビタミンに共通するのは抗酸化力の高さ!並べて 「ビタミンACE(エース)」と称されるほど、健康に高い効果を発揮してくれます。美肌はもちろん、血管を強くして免疫力アップにも効果的! また、赤血球を作り出すために欠かせない葉酸も豊富に含まれるマンゴーは、妊娠前後の女性や貧血気味の方にもおすすめの果物です。
パパイヤの栄養素
完熟したパパイヤには、マンゴー同様、ビタミンCやβーカロテンが豊富に含まれています。ですが、パパイヤの真骨頂は、実は 未成熟の果実に豊富に含まれる、パパインという酵素 にあります。
パパイヤのダイエット効果
通常は単独の栄養素に効果を発揮することが多い酵素。ですがこのパパインは、 タンパク質、脂質、糖質全てを分解する力を持った消化酵素 であることがわかっています。
人の体内で作られる酵素には限りがあります。 消化を強く促してくれるパパインを摂取することで、代謝に関わる酵素をより優先して作ることができ、結果として代謝をアップ してくれます。
さらにパパイヤには、同じく代謝を助けてくれるビタミンB群や、デトックスを促すカリウム、食物繊維といった栄養素も豊富。パパイヤがダイエットに効果的!と話題になったのも、このためです。
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実は違う!マンゴーとパパイヤの利用法
ここまでマンゴーとパパイヤの違いを、味や見た目、栄養素に分けて見てきました。さらにマンゴーとパパイヤ、利用法にも大きな違いがあったのです。
フルーツとしてのマンゴー
ご存知の遠り、マンゴーの持ち味は、豊かな香りと強い甘味、そして日本の果物には無い、ねっとりとした食感です。
そのままでも立派にスイーツとして成り立つマンゴーは、世界的にも大人気!まさにトロピカルフルーツの代名詞と言えるかもしれません。
野菜?果物?パパイヤ
文部科学省が発行する食品成分表によれば、れっきとした果実に分類されるパパイヤ。ですがタイ料理のソムタムに代表されるように、未熟果は野菜として利用されることがほとんどです。
日本でもパパイヤの栽培が盛んな沖縄でも、熟す前のパパイヤを千切りにして炒めたり、肉と一緒に煮込んだり、と、野菜として利用されています。
先ほどお話した、パパインの効果を得るなら、青パパイヤの生食が1番!国内産など、生で食べられる未熟果を見つけたら、ぜひ1度お試しください!
タンパク質を分解してくれるパパイヤの酵素。この性質を利用して、化粧品にも配合されています。肌表面の老廃物を除き、ターンオーバーを促進してくれることで、肌を柔らかくしたり、くすみやにきびへの効果も期待できます。また、除毛効果も報告されており、薄着の季節のボディケアにもおすすめです。
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まとめ
いかがでしたか?
この記事をまとめると
- ウルシ科の植物、マンゴーとパパイヤ科の植物、パパイヤ!どちらもトロピカルフルーツの仲間で、最近は国内産も増加中!
- 甘味と香りが強く、濃厚な味わいのマンゴー!対してパパイヤは、香り、甘味が少なくあっさりとした味わいが持ち味
- 強い抗酸化力で美肌効果も高いマンゴーと、消化酵素を豊富に含みダイエットにも効果的なパパイヤ、お好みはどっち?
- スイーツとしても成り立つ味わいのマンゴーは果物として、パパイヤは未熟果を野菜として生食がおすすめ!パパイヤの酵素パワーを余すところなく取り入れよう!
なるほど、パパイヤがダイエットに良いと、一時期ドラッグストアにもサプリメントが連立していたのはそういう理由だったんですね!これからの季節、俄然試してみたくなってしまいます!早速果物売り場へGO!ん?野菜売り場かな?ともあれ、パパイヤ探しの旅へ出てみたいと思う筆者がお届けしました。
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