生でも調理しても美味しく食べられる野菜・レタス。皮がある他の野菜とは違ってそのままでも食べられるからこそ、下処理をてきとうにしてしまいがちです。しかし正しい下処理をすることで、シャキシャキ感を活かしたり変色を防ぐことができるのです。そこで今回は、簡単だからこそ蔑ろにしがちなレタスの下処理方法をまとめてみました。
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目次
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レタスの下処理方法
レタスの下処理はとても簡単。しかし一つをまるごと使ってしまう場合と、葉を数枚使用する場合では処理の方法が異なります。
まるごと使うときは軸の部分を取り除く
レタスを丸ごと使う場合は、先に軸の部分(芯)を取り除くと簡単に葉をばらばらにすることができます。レタスの芯を取るには、まずレタスを逆さまに(芯の見えているお尻の部分を上に)置きます。その後、芯の上に手を置いてグッと下に押します。するとパリパリっと音が鳴るので、芯を手でつかみねじりながら引っ張り出すと綺麗に取ることができます。レタスをボウルなどに入れ、芯が抜けた後の空洞部分に水を入れると葉がきれいに剥けていきます。
使う分を冷水につける
レタスの葉を数枚使う場合は、外側から手を使ってはがし10分程冷水につけておきます。常温よりも冷たい水のほうが繊維が硬くなりやすいためシャキッとした食感になります。また、ちぎることで水分が切り口から早く浸透するため、その効果が実感しやすいです。しかし同時に切り口から栄養も逃げてしまうので、あまり長時間水につけないようにしましょう。
水切りをしっかり行う
水につけすぎるとせっかくの栄養が逃げてしまうので水きりはしっかり行う必要があります。10分程冷水につけたら、水切りをしっかり行い冷蔵庫に入れておくとよいです。しかしあまり長時間放置すると切り口から変色が始まってしまうので、ちぎるのは食べる直前にしましょう。
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レタスの切り方
レタスは葉っぱを剥いて食べることが多いと思いますが、どうやってちぎっていますか?切り方次第で変色具合が変わってきます。
基本的には手でちぎる
レタスは基本的には手でちぎりましょう。手でちぎることによってレタス内の繊維の破壊を最小限でおさえることができ、変色を防ぐことができます。また手でちぎると断面がまっすぐではなくなるため、シャキッとした食感が増え、ドレッシングなどとも絡みやすくなります。手でちぎる際には、一枚をひろげて葉先の部分(緑色の部分)と芯に近い部分(白っぽい部分)を持ち、葉先のほうに真っ直ぐに引っ張るようにしてちぎりましょう。紙のように前後にひねってしまうと、レタスの表面の薄皮が残ることがありおいしくない部分がでてきてしまいます。
包丁で切ると変色も
レタスを数日放置してしまうと赤っぽく変色してしまうことがありますが、これはレタスの中に含まれるポリフェノールが空気中の酸素と反応して起こる現象です。レタスを包丁で切ってしまうと細胞が破壊され、ポリフェノールがさらに酸素に触れやすくなってしまいます。そのため包丁でレタスを切ると変色しやすくなってしまうのです。
千切り
レタスはちぎるだけではなく千切りにすることもありますよね。千切りの場合は、洗った葉っぱを重ねてくるくると丸めてから切ると上手く切ることができます。キャベツのように全体をせん切りにするイメージではなく、あくまでも使う分の葉っぱを上からちぎり、それを千切りにするイメージです。
ざく切り
レタスをざく切りにする場合は、芯を手で押してねじり取ったあと、丸ごと櫛切りのように切ります。大量に使わない場合は千切りの時と同様葉っぱを何枚かとった後、重ねて大きめに切るとよいでしょう。
まとめ
今回はレタスの下処理の方法から切り方までをまとめてみました。そのまま食べられる野菜ですので、なんとなくそのまま洗って手でちぎって・・・というのが身についている方も多いと思います。しかし実際にはちゃんと理由があって、包丁ではなく手で葉を切っていたのですね。レタスの芯を手で押してねじり取る作業の際、レタスのパリパリっとした音が最高に気持ちいいですので、丸ごと食べる際にはぜひ試してみてください。
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