お味噌汁や煮物など、和食料理を作る際に欠かせない油揚げ。低価格でさまざまな料理にアレンジのしやすい食材ですが、どのような栄養が含まれているかご存知ですか?油揚げを使ったダイエットメニューも最後に紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
そこで今回は、
- 油揚げがダイエットに使える?
- 油はダイエットの天敵?
- 油揚げのダイエットレシピ
これらのテーマについて紹介いたします。
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目次
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油揚げがダイエットに使える?
「油揚げ」という名前の通り、油揚げは揚げて作られます。その為カロリーが高く、ダイエットに不向きなイメージがありますが、実際にはどうなのでしょうか?
タンパク質
油揚げは大豆から作られているため、植物性タンパク質が豊富に含まれており、「畑の肉」とも呼ばれています。
特に成長期の子どもの場合、タンパク質が不足すると体の成長に影響を与えたりする可能性もあるので、注意が必要です。
油揚げのような大豆のタンパク質は消化吸収率が良く、良質なタンパク質を摂ることができますよ。
サポニン
サポニンは大豆の苦味やえぐみの成分で、摂ることで以下のような効果が期待できます。
- 抗酸化作用があり、免疫力向上に効果的
- 悪玉コレステロールの酸化を抑え、動脈硬化予防になる
- コレステロール値や中性脂肪を下げる働きがある
- 余分な脂肪の蓄積を防いで、肥満予防になる
イソフラボン
大豆に含まれるイソフラボンは、骨密度の維持を助ける働きがあります。
また女性ホルモンに似た働きがあると言われていて、女性ホルモンの分泌は年を重ねるごとに減っていくため、日常的に継続してイソフラボンを摂取することをお勧めします。
鉄分
鉄分は日本人が不足しやすい栄養素の一つです。鉄分は全身に酸素を運搬する働きがあり、ヘモグロビンの材料になるミネラルのことを言います。
鉄分が不足することで、貧血を引き起こす可能性があるので、鉄分を含む食品は日常的に摂るように意識しましょう。
また鉄分を適量摂取する事で、運動・学習能力の向上も期待できます。
カルシウム
カルシウムは、牛乳やチーズなどの乳製品、納豆や油揚げなどの大豆製品に多く含まれています。
骨や歯を作るために欠かせない栄養素の一つで、筋肉収縮、精神の興奮を抑えて安定させるなどの働きがあります。
カルシウムは吸収されにくいため、ビタミンDを含む食材と一緒に摂ることをお勧めします。
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油はダイエットの天敵?
油揚げは油で揚げられているということもあり、比較的カロリーの高い食材です。
しかしタンパク質やカルシウムなどの栄養素も豊富に含まれているので、ダイエット中には湯抜きをするなど工夫をして摂るようにしましょう。
油よりも糖質
商品にもよりますが、油揚げは1枚あたり糖質が約0.4g含まれているので、糖質制限向けの食品だと言えます。
しかし1枚あたり約120kcalとカロリーが高めなので、ダイエット中には小麦粉が原料のピザ生地や、餃子の皮の代わりに使うなど工夫が必要です。
摂取してはいけない油
油に含まれる脂肪酸には、飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸という2種類があります。
飽和脂肪酸は、摂取しすぎると中性脂肪になり肥満を引き起こす原因になったり、心疾患のリスクを高めるなど、不飽和脂肪酸に比べて体に悪影響を与える可能性があります。
また飽和脂肪酸は体内で合成できる脂肪酸のため、過剰摂取には注意が必要です。飽和脂肪酸を多く含む油にはマヨネーズやバター、マーガリン等があります。
摂取したい油
不飽和脂肪酸は飽和脂肪酸に比べ、体に良い影響をもたらしてくれます。
不飽和脂肪酸には悪玉コレステロールを減少させるオレイン酸が多く含まれており、血中コレステロール値を上げにくくしたり、中性脂肪を下げる効果があります。
不飽和脂肪酸は体内で合成できないため、食事から摂取する必要があります。不飽和脂肪酸を多く含む油には菜種油やオリーブオイル等があります。
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油揚げのダイエットレシピ
油揚げは大豆を原料に作られている為、植物性の栄養素が詰まっているということが分かりましたね。ここからはダイエット中にもお勧めのダイエットレシピをご紹介します。
油揚げピザ
ピザ生地の代わりに、油揚げを使って作る油揚げピザ。油揚げはトースターで焼く事でパリッとした食感も味わえますよ。
通常のピザ生地は糖質の高い小麦粉で作られているため、油揚げに変えることで低糖質、タンパク質などの豊富な栄養を摂ることができます。
油揚げ餃子
ピザ生地同様、小麦粉で作られた皮の代わりに、油揚げを使って作る餃子です。
作り方は餃子の具を作ったら、開いた油揚げの中に詰めて、口を爪楊枝などで塞いで焼いたら完成です。
香ばしく味が美味しいだけではなく、皮で包む手間要らずで時短にもなりますよ。おつまみにもお勧めの一品です。
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まとめ
「油揚げがダイエットに使える!?おやつでもOKのダイエットレシピ」についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
この記事をまとめると
- 油揚げは「畑の肉」と呼ばれるほど植物性タンパク質が豊富
- 油揚げは糖質が低いため糖質制限に向いた食品
- 油揚げは小麦粉が原材料の皮の代替品として活躍する
- 飽和脂肪酸は体内合成できるため、過剰摂取に注意が必要
- 不飽和脂肪酸は体内合成できないため、食事から摂取する必要がある
意識して摂取しないと不足しがちな、大豆イソフラボンやカルシウムなどの栄養素が豊富に含まれている油揚げ。
今回ご紹介したダイエットレシピ以外にも様々なアレンジが効く食品なので、日々の献立にぜひ取り入れてみてください。
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