皆さんはきくらげはお好きですか?きくらげはコリコリとした食感がとても美味しい、中華料理などによく使われる食材ですよね。中華料理だけでなくサラダなどに入っていると食感の変化が楽しめてとても美味しくなります。
そんなきくらげですが、食べ過ぎてしまうと吐き気や頭痛を引き起こすという情報を聞いたことがありませんか?
今回の記事では、
- きくらげとはどのような食べ物なのか
- きくらげの栄養素
- きくらげの食べ過ぎによる影響
- どれくらいまでなら食べても良いの?
これらについて解説していきたいと思います。
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目次
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きくらげってどんな食べ物?
英名 | Jews ear |
別名・和名 | 木耳 |
エネルギー(100gあたり) | 167kcal |
糖質量(100gあたり) | 13.7g |
きくらげは、日本や中国などのアジア地域に分布している「きのこ」の一つで、江戸時代には既に食べられていたことがわかっています。
漢字では「木耳」と書きますが、きくらげの形が耳に似ていて、木に生えることが由来となっています。「きくらげ」という名前に関しては、食感が海の「くらげ」に似ていることが由来しています。他のきのこと比べてゼリー状になっており、生のものや乾燥したものが出回っています。
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きくらげに多く含まれる主な3つの栄養素
きくらげを始めとするきのこ類全般には、ビタミンDが豊富に含まれています。また、食物繊維が多いのも特徴です。
- カリウム:カリウムは、細胞の水分量及び、体内の水分の排出に関わるミネラルで、細胞の中に主に存在しています。ナトリウムとセットで、体内の水分量を調整し、体内にある過剰な水分の排出を促進させます。むくみや冷え性と言った不調の改善効果があります。
- ビタミンD:ビタミンDは、カルシウムの働きをサポートし主に骨形成を助けます。加えて、筋肉や神経伝達において不可欠なカルシウム濃度の調整も担っています。細菌の研究では、ウイルスや細菌に対する免疫効果の向上する。抗うつ作用も注目されています。
- 食物繊維:食物繊維は、植物の細胞壁を構成する、人間の消化酵素では消化できない成分とされています。食物繊維は、植物しか作り出すことしか出来ず、水に溶けるか溶けないかで種類が分かれます。人間の腸内環境を整え、免疫力改善、美肌効果、便秘改善の働きがあります。
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きくらげで吐き気が起こるって本当?
きくらげは非常に栄養価に優れた食品なのですが、食べ過ぎてしまうと吐き気や胃痛は引き起こすとされています。これは何が原因かと言うと食物繊維が原因と言われています。
きくらげなどのきのこ類は食物繊維が多いとされているごぼうの3倍ほども含まれていると言われていて、とても食物繊維が豊富な食材なのです。
食物繊維といえば体によいイメージが強いと思いますが、実は食べ過ぎてしまうと消化不良を引き起こしてしまう可能性が高い成分でもあります。消化不良になってしまうことで吐き気や胃痛、下痢などの消化器官にトラブルが起こってきます。
きくらげに含まれる食物繊維は不溶性食物繊維という食物繊維です。食物繊維は不溶性食物繊維と水溶性食物繊維の2種類に分けられますが、どちらもバランスよく摂取しないといけません。バランスよく摂取して初めて身体に良い作用をもたらしてくれるのですが、どちらか片方が多いとなると便の量を増やし過ぎてしまったり、便の中に水分の量を多く引き込んでしまうということになってしまいます。
きくらげの食べ過ぎはどれくらい?
きくらげの食べ過ぎで吐き気や胃痛が生じるということが分かって頂けたと思います。次はどれくらいの量で食べ過ぎや胃痛を引き起こすようになるのかについて見ていきましょう。
食物繊維の1日の摂取量は男性で20g程度、女性で18g程度です。きくらげ100gあたりの食物繊維の量は73gで、きくらげのほとんどが食物繊維で構成されているため、多くてもきくらげは25g程度に押さえておいた方が良いとされています。
きくらげの25gと言うと、手でひとつかみできるくらいの量となっています。一度にこの量を食べる人は少ないと思いますが、朝昼晩の3食にきくらげを入れてしまうと食物繊維の摂りすぎになる可能性があるので注意しましょう。
もしきくらげをたくさん食べたいなら同時に水溶性食物繊維が含まれている食品を食べると、体への影響は少なくなるとされています。水溶性食物繊維はネバネバ兄の食材とサラサラ系の食材に含まれています。例を挙げるとすれば昆布、わかめ、こんにゃく、果物、里芋、オーツ麦などです。
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きくらげは食べ過ぎなければとても身体に良い素材!
ここまでは食べ過ぎによる悪影響を紹介してきました。悪影響を伝えると食べるのを控えてしまいがちですが、冒頭で紹介した通りきくらげにはたくさんの栄養素が含まれていますので積極的に食べて頂きたい食材でもあるんですよ!
食物繊維も適度な量を摂るなら非常に優秀な効果を持ち、血糖値や脂質の吸収を抑えたり、排便を促したり、腸内環境を整えてくれたりなど身体に嬉しいことばかりです。
食べ過ぎには注意なだけで、日常の食習慣に積極的に取り入れたい食材というのはたくさんあります。是非食材の食べ過ぎの量はどれくらいなのかを調べてみて、適切な量を見つけて食習慣に取り入れてみてくださいね!
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まとめ
いかがでしたでしょうか?今回の記事をまとめると、
この記事をまとめると
- きくらげは、日本や中国などのアジア地域に分布しているきのこ
- カリウムやビタミンD、食物繊維を多く含む
- きくらげは食べ過ぎてしまうと吐き気や胃痛を引き起こす可能性がある
- その理由は食物繊維がとても多いこと
- 食物繊維は不溶性食物繊維と水溶性食物繊維に分けられるがどちらか一方を大量に摂取してしまうと吐き気を引き起こす可能性がある
- 食べ過ぎには注意しよう!
今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。
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