水飴は、甘くてねっとりとした見た目が特徴で、最近ではフルーツ飴を作る際に使用したことがあるという方も多いのではないでしょうか?水飴というと、そのまま練って食べたり、フルーツ飴などのお菓子作りの材料として使われるイメージが強いかもしれませんが、実は水飴は、料理のツヤ出しや隠し味などにも使うことができる万能調味料なんです!今回は、
- 水飴の使い道
- 水飴の効能・効果
- 水飴のデメリット
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目次
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水飴とはどんな食品?
それでは一体、水飴とはどんな食品なのでしょうか?「水飴」という名前は聞いたことがあっても、詳しいことは知らない方も多いですよね。以下に水飴について詳しくご紹介させていただきますので、よろしければ読んで参考にしてみてください。
特徴
歴史
水飴は、なんと日本書紀で、「神武天皇が大和高尾で水無飴を作った」として登場します。また、平安時代の文献にも飴の記録は残されており、その飴の原料は米もやしだと言われています。この頃の飴とは水飴のことで、お菓子としてではなく調味料としての甘味として使われていたようです。
室町時代になると砂糖が輸入されるようになりますが、砂糖は一般庶民に手の届くものではなかったため、甘味といえば水飴の方が主流だったようです。その後江戸時代になると、砂糖も、まだ高級品ですが、一般庶民にも多少はまわるようになり、固形の飴が出回るようになったと言われています。これに伴って、飴は調味料としてではなく、お菓子として扱われるようになり、飴売りという子供たちに人気な職業も出来てきたんだとか。
何でできてる?
水飴の原料は穀類や芋類です。米や玄米大麦、芋やトウモロコシなどいろいろありますが、最も市場に出回っているのはコーンスターチとサツマイモであると言われています。これらのでんぷんを酵素もしくは酸で分解して液化させ、酵素で糖化し、濾過や脱色・脱臭、そしてまた濾過・濃縮を数度繰り返すことで異物を取り除き仕上げます。この工程を、「精製」と言います。原料の種類というよりも、製造方法の違いによって、酸糖化水飴と酵素水飴・麦芽水飴に分類されます。酸糖化水飴はでんぷんを酸で加水分解してつくった水飴のことで、酵素水飴はでんぷんを酵素で加水分解して作った水飴のこと・麦芽水飴はでんぷんを麦芽で分解して作った褐色の水飴のことです。
使い方・使い道
水飴は保湿性や保形性に富んでいるため、お菓子作りにおいてはお菓子をしっとりと仕上げてくれたりします。また、水飴は臭み消しにもなると言われています。はちみつと同じく喉の痛みにも良いとも言われているの嬉しいポイントですね!そしてマイルドで上品な甘味のだ、和菓子作りにも使えたり、料理のツヤや照り出しに使えたりもします。適度な粘性もあるので、料理のとろみ付けにも使うことができますよ。
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水飴を使う効果・効能
それでは一体、水飴を使うことによる効果や効能にはどのようなものがあるのでしょうか?以下に記載させていただきます。
しっとり仕上がる
お菓子などを作る際に水飴を使うことで、しっとりと仕上がります。
疲労回復
水飴には、脳のエネルギーになると言われているブドウ糖が含まれているため、水飴を食べることで脳が回復してくれると言われています。
消化不良を助ける
水飴には、なんと消化不良を助ける効果もあると言われています。
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水飴は体に悪いと言われる理由
水飴には、私たちの身体にとってたくさんの嬉しい効果があることがわかりましたね!それでは一体、「水飴は体に悪い」と言われてしまう理由はなんなのでしょうか?
血糖値が上昇しやすい
一度にたくさんの水飴を食べてしまうと、血糖値の上昇にもつながってしまうかもしれません。
太る・肥満
大量に水飴を食べてしまうと、肥満にもつながってしまいます。
糖尿病
水飴は糖分ですので、たくさん取り過ぎれば糖尿病にもつながってしまうかもしれません。
人工甘味料の危険性
習慣的に人工甘味料を摂取することで、インスリンの働きが鈍くなり、血糖値をコントロールする力が弱まってしまうと言われているので注意しましょう。
虫歯になりやすい
あま〜い水飴はとっても美味しいですが、だからといってたくさん食べ過ぎてしまうと、虫歯になりやすくなってしまう可能性もありますので気をつけましょう。
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まとめ
この記事をまとめると
- 水飴は、単体で食べるだけでなく、料理の照り出しやお菓子作りにも使うことができる。
- 水飴には、お菓子などを作る際にしっとりと仕上げてくれたり、疲労回復や消化不良を助けてくれる効果があると言われている。
- 水飴を摂りすぎると、肥満や血糖値の上昇・糖尿病・虫歯につながる可能性があるので、過剰摂取は控えた方が良い。