もともとは、バケットやブリオッシュなどの固いパンに卵液や調味液を浸して柔らかくしてから食べるのがフランス風のフレンチトースト。
固いパンなら一晩おくのはわかりますが、日本はすでにやわらかいトーストで作るのがほとんどです。どうしたら食中毒を起こさないで、しかも時短でおいしく作るのにはどうしたらよいのでしょうか?今回は
- フレンチトーストで食中毒を起こす原因
- 食中毒を起こさないフレンチトーストのつけこみ方
- 食中毒を起こさないフレンチトーストの焼き方
について紹介します。
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目次
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フレンチトーストで食中毒になる?
そもそも食中毒はなぜおきてしまうのでしょうか?フレンチトーストに潜んでいる食中毒の細菌はどんな特徴ないでしょうか?
生焼けで腹痛・下痢に
食中毒を起こす細菌は、加熱する前の卵に付着した「サルモネラ菌」と考えられます。主な症状は、腹痛、下痢、嘔吐、38℃前後の発熱症状になることもあります。
潜伏期間は6〜72時間で少量の菌でも発症するのが特徴です。生焼けを回避する方法は、調理前の手洗いと加熱料理の際、中心温度が75℃以上1分以上の加熱をすることで、細菌が死滅して増殖を避けることができます。
常温一晩放置は危険
食中毒の細菌は、人の体温と同じくらいの37℃前後で増えていきます。逆に10℃以下になると細菌の増殖が遅くなります。また60℃以上になると細菌は徐々に死滅していきます。
食中毒を防ぐ環境の一つに温度管理はかかせません。家庭のキッチンにおいても同じになります。常温で一晩放置は避けましょう。
詳しくはこの記事をチェック!
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フレンチトーストのつけ方
では一体、美味しく仕上げるためのつけ方は、そして時間は、どれくらいになるのでしょうか?
つける時間
つける時間の長さに問題があるのではなく、細菌が繁殖しない状況をつくることが大切です。
- 卵、牛乳の鮮度を確認しましょう!
卵のひび割れはありませんか。牛乳は、開封前なのか開封後であるのか記載通り保存されているかを確認しましょう
- 容器、器具は清潔ですか?
水滴や汚れが残っていると細菌の住処になってしまいます。洗い直しか、ふき取りかした後、アルコール消毒をしましょう!
- 極力空気に触れさせないようにしましょう!
卵は殻を割って空気に触れた時点で劣化が進みます。卵液にパンをつける際、ジッパー付保存袋を使用し空気を抜きながら閉じましょう。
- 冷蔵庫保存した後であっても24時間以内に調理し、すぐに食べましょう!
溶き卵の賞味期限は、24時間になります。また調理後であっても放置した場所の環境によって細菌は繁殖してしまいます。早めに(1〜2時間以内)食べましょう!
一晩寝かす時は冷蔵庫へ
上記の1〜3を行った後、速やかに冷蔵庫に保管しましょう。ジッパー付保存袋を使用すれば、卵液がムラなくパンにしみ込みます。また、再度開封して裏返す必要がないので細菌の繁殖を抑えることができます。
時短の漬け込み方法は?
つけ込む時間さえも惜しいときがあります。時短になる方法をいくつか挙げます。
- 食パン6枚切りを使用せず8枚切り変え2等分にカットする
- 食パン6枚切りを2等分にせず4等分にカットする
- フォークで食パンの面をフォークで数カ所を刺し、4等分にカットする
- 鍋の中に牛乳と砂糖を入れ、弱火で煮たら、パンを入れる。パンに牛乳を吸わせて火を止める。溶き卵をバットにいれ、牛乳を吸わせたパンを入れてなじませてから焼く。
フレンチトーストはどのくらい焼く?
フレンチトーストをどれくらい焼くかは、お好みの食感によっても変わります。半熟ふんわりが好きですか?表面はカリッと中はジューシーな感じが好きですか?
半熟の場合
しっとり感をだすために卵と牛乳を多めにして冷蔵庫で24時間つけます。フタをして弱火でじっくりゆっくり火を通します。片面10〜15分が目安になります。
完全に焼く場合
表面はカリッとでも中はジューシーなフレンチトーストなら、フタをしないまま弱火で片面5分焼きます。
レンジで温めることはできる?
パンは時間が経つとパサついてしまいます。冷めたフレンチトーストを美味しく復活させる方法は、レンジで温めなおすことです。目安は600w1分〜1分30秒でお試しください。
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まとめ
以上になります。いかがでしょうか?
この記事をまとめると
- フレンチトーストで食中毒を起こす原因は、卵に付着したサルモネラ菌になります
- 食中毒を防ぐために、調理前の手洗いと食材の温度管理や使用する器具に配慮しましょう
- フレンチトーストの好みの食感によって焼き時間が変わってきます
- ふんわり半熟は、フタをして弱火片面15分をカリッと完全に焼くときは、フタをしないで弱火片面5分で焼きます。
朝食やおやつに美味しいフレンチトーストを作りお楽しみください。!ただしせっかく作ったのに食中毒を起こさないように気をつけてくださいね!
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