メープルシロップで食中毒!カビ･変色など腐ると危険｜保存は冷蔵庫?

ふわふわのホットケーキは、見ただけでも心がウキウキしてしまうものですが、食べる前に琥珀色のメープルシロップをかけることで魅力が何倍にもなりますよね。

しかし、保存方法を間違えてしまうとメープルシロップを原因とした食中毒を発症してしまう危険性があることをご存知でしょうか？

今回は、こちらについて詳しく解説していきます。

スポンサードリンク

メープルシロップで腹痛･下痢に！

原因

メープルシロップを食べることで食中毒を発症してしまった場合、その原因は開封済みのメープルシロップの保存方法が適切でなかったことにあります。

メープルシロップは、カエデの樹液を原料として作られることはご存知のとおりです。採取した樹液を長い時間を掛けながら加熱し続けることで樹液に含まれた糖分を濃縮することで製品化します。

この加熱工程によって、目に見えない小さな微生物などが殺菌されるため安全で美味しいメープルシロップが出来上がるのです。

しかし、殺菌状態がキープされるのはあくまでも製品として未開封状態の場合のみです。

一度開封して空気に触れたメープルシロップを常温下で保存してしまうと一気に微生物が繁殖しカビが発生してしまいます。

結果として、メープルシロップを介してカビを食べてしまい食中毒になってしまうのです。

主な症状

メープルシロップに発生するカビを食べて発症する食中毒の症状は主に以下の通りです。

• 腹痛
• 下痢
• 嘔吐
• 微熱

メープルシロップを食べたあとにこのような症状が発生した場合は、個人で判断することは避けて必ず病院を受診し医師の診察を受けるようにしてください。

スポンサードリンク

メープルシロップは腐るとどうなる？

開封後に適切な保存を行わないとメープルシロップには以下のような変化が現れます。

変色する

メープルシロップの特徴でもある鮮やかな色が全体的に黒くくすんでいたら腐敗が進行しているサインです。開封後に変色が見られたメープルシロップは食べずに廃棄することを心がけましょう。

カビが生える

開封後のメープルシロップの上部にふわふわとした綿毛のような白いものが生えていたらカビであると判断しても良いでしょう。カビが生育するには水分と糖分、温度が必要になりますが常温下に置かれたメープルシロップはこの全てを含んでいるため、カビが発生するリスクはかなり高くなります。

スポンサードリンク

メープルシロップの賞味期限はどれくらい？

未開封

メープルシロップは食品分類としては加工食品にあたり、必ず賞味期限表示が記載されています。期限はメーカーによって基準が異なるものの約半年〜数年で設定されているものが多いようです。

開封後

どんなに長い賞味期限が記載されていても開封後のメープルシロップには賞味期限はありません。出来る限り早めに使い切るようにしましょう。また、保存の際は後述する適切な保存方法をしっかりと守ることが大切です。

賞味期限切れはいつまで食べられる？

賞味期限切れとなったメープルシロップは、未開封かどうかによっていつまで食べることが出来るかが大きく異なります。

未開封状態であれば賞味期限が数ヶ月経過していても問題なく食べることが可能ですが、推奨は出来ないためあくまで自己判断で行う必要があります。

開封済みのメープルシロップの賞味期限が切れていた場合は、保存方法を問わず品質の劣化が考えられるため速やかに廃棄しましょう。

スポンサードリンク

メープルシロップの保存方法

開封後は冷蔵庫へ

メープルシロップの適切な保存方法は、決して難しいものではありません。具体的には開封後はしっかりと栓をして速やかに冷蔵庫内で保存しましょう。たったこれだけで食中毒菌の増加を抑えることが可能です。

冷凍保存できる？

一度開封したメープルシロップを長期間保存したい場合は冷凍保存がおすすめです。

冷蔵よりも更に低い−18℃前後で保存することで食中毒菌の発生をしっかりと抑制しつつ美味しさも長持ちさせることが出来ますよ。

スポンサードリンク

まとめ

いかがだったでしょうか。

日常的に使用する機会があまりないため、メープルシロップは使い切ることが難しい食品です。使用する予定がない場合は、早めに冷凍保存をしておくといざというときに便利ですよ。

この記事がみなさんの参考になれば幸いです。

スポンサードリンク