これからの暑い時期に冷たいざるそばはとても食べやすくて、さらに体を冷やしてくれるのでなくてはならない料理ですよね。冷えた蕎麦を冷たいめんつゆにくぐらせて食べるざるそばは、夏の風物詩とも言えるくらい、日本の暑い夏にはもってこいの食べ方です。
そんなざるそばですが皆さんはどれくらい保存できるかをご存知でしょうか?
今回の記事では、
- ざるそばとはどのような食べ物なのか
- 他のそばとの違い
- ざるそばの賞味期限・日持ち
- ざるそばの保存方法
これらについて解説していきたいと思います。
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ざるそばってどんな食べ物?
蕎麦は日本由来の食品と思われがちですが、現在日本で食べられている蕎麦のルーツは縄文時代に中国大陸から渡来したと言われています。蕎麦栽培は縄文時代には行われていましたが、当初は麺ではなく凶作の際の非常食として食べられていたようです。
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ざるそばとは
蕎麦が広く日本で普及し出したのは鎌倉時代頃と言われ麺として食べられるようになったのは室町時代頃と言われています。現在、さるそばと言われている蕎麦はつけ汁に浸けて食べる蕎麦「もりそば」が由来で
- 江戸時代中期頃ある蕎麦店が他の蕎麦店と商品の差別化を図るために、竹ざるに盛った蕎麦を「ざるそば」と呼ぶようになったこと
- 現在「ざるそば」と言われているものは、「もりそば」と同じ材料で作られているもの多い
- 現在の「ざるそば」は、“器にざるを使用するかどうか”
と言われているなどの特徴が挙げられます。
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ざるそばともりそばとかけそばの違い
蕎麦専門店などに行かれると、メニューに「ざるそば」「もりそば」「かけそば」などの記載がされていることが多く、どのような違いがあるのか不思議に思うことは無いでしょうか?
ざるそば | もりそば | かけそば |
器に“ざる”を使用 | 平たいお皿を使用 | そば椀を使用 |
冷たい蕎麦 | 冷たい蕎麦 | 温かい蕎麦 |
浸け汁に自分でつけて頂く | 漬け汁に自分でつけて頂く | 蕎麦につゆがかかっている状態 |
海苔がかかっていることが多い | 海苔がかかっていないものが多い | お店によって異なる |
などの特徴的な違いを挙げることができます。更にこの3種以外にも
- ぶっかけそば・・・かけそばの“冷たい蕎麦”を指すことが多い
- せいろそば・・・もりそば・ざるそばと同じものが多く、器に“蕎麦盛りせいろ”を使用している
- わんこそば・・・温かいつゆに浸けた一口蕎麦で、食べ終わる度に給仕がお碗にそばを次々入れていく
などの種類分けもあります。
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ざるそばの賞味期限はどれくらい?
ざるそばを作る時に蕎麦を茹でて行きますが、どうしても食べきれなかったときは保存する必要がありますよね。ですが茹でた後のそばって保存が効かないんじゃないの?と思う人も多いと思います。
実はざるそばは冷凍保存は冷凍保存で何日か保存することができます。ではその保存期間を以下にまとめてみたので参考にしてくださいね。
- 乾麺の蕎麦の賞味期限:1~2年
- 茹でた蕎麦の冷蔵保存:3日ほど
- 茹でた蕎麦の冷凍保存:1か月ほど
このような保存期間になっています。乾麺の状態で保存すると蕎麦は1年から2年ももつので、長期保存をしたいのであれば乾麺の状態で保存しておく方が良いでしょう。あくまで次に説明する方法は「茹でて余った場合の保存方法」ですので、可能な限り茹でた後にすぐ食べきるのが一番良いということは忘れずに。
ちなみに乾麺の状態で保存している側の場合は賞味期限が少し切れていたとしても問題なく使うことができます。ただしカビが生えていたりしけっていたりする場合は状態が悪いので食べない方が良いでしょう。
冷蔵保存の場合
冷蔵保存する時には、茹でた蕎麦の麺同士がくっつかないようにしなければなりません。冷蔵保存の場合は余った全てのそばをまとめるのではなく一食分かもしくは一人前に目を分けてラップにしっかりと包むようにしましょう。
空気に触れてしまうとそ蕎麦がかなり劣化してしまいますので、なるべくぴっちりとラップに包み、その上からジッパーなどが付いたジップロックなどの保存袋に入れてしっかりと空気を抜いてから冷蔵保存するようにしましょう。冷蔵保存した蕎麦を食べる時は水洗いをしてほぐしてから食べます。
温かい蕎麦でも食べることができますが再度茹でる場合は短時間で済ませるようにしましょう。長く茹ですぎてしまうと、麺が伸び柔らかくなってまずくなってしまう。
冷凍保存の場合
冷凍保存するときも基本は冷蔵保存と同じやり方でOKです。空気になるべく触れないように密閉して乾燥させないようにすることが大切です。
特に冷凍保存の場合は空気の通り道があると水分が抜けてしまい、食感がかなり悪くなってしまうので、よりしっかりと空気の通り道を塞いで袋の中の空気を抜くようにしてください。
冷凍保存した蕎麦を食べる時は、食べる半日ぐらい前に冷蔵庫に入れて自然解凍させておきましょう。凍った状態の麺をほぐしてしまうとボロボロになってしまいますので、全て解凍されてからゆっくりとほぐしていきましょう。
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まとめ
いかがでしたでしょうか?今回の記事をまとめると、
この記事をまとめると
- 蕎麦が広く日本で普及し出したのは鎌倉時代頃
- 他の食べ方と差別化するためにざるそばは完成した
- 蕎麦には沢山の種類があるがそれぞれ特徴がある
- 乾麺のそばの場合1~2年もつ
- 茹でたあとの蕎麦は冷蔵か冷凍保存が可能
今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。
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