杏仁豆腐は自宅でも手軽に作れるスイーツのため、材料を買ってきて自家製の杏仁豆腐をつくられる方も多いのではないでしょうか。
しかし、せっかく作った杏仁豆腐が苦い味になった…。でもなんで…?実は、杏仁豆腐を自家製で作る際に失敗でよくあるのが、甜杏仁と苦杏仁を間違えて杏仁豆腐が苦くなるということ。そこで今回の記事では、杏仁豆腐が苦くなる原因と正しい材料の揃え方について解説をします!
- 杏仁豆腐とは?
- 杏仁豆腐が苦くなる原因は?
- 杏仁豆腐の作り方
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目次
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杏仁豆腐とは?
まずは、そもそも杏仁豆腐とは何なのか?何で作られているのか?について杏仁豆腐の歴史を深堀りします。
中国発症のデザート
ご存知の方も多いかと思いますが、杏仁豆腐は中国発症のデザートです。杏仁豆腐は古くから中国の伝統的なデザートであり、三国時代の中国では杏仁豆腐の材料として使われる「杏」は薬としても使われていたそうです。
杏仁で作られる
杏仁豆腐は何から作られているのか?これは意外と知らない方も多いかと思います。一般的に杏仁豆腐は杏仁からとれる「杏仁霜」を材料にして作られます。
杏仁霜とは?
杏仁霜とは、杏の種の殻の中の部分を杏仁と呼び、この杏仁をすりつぶしてさらに食用に加工したものが杏仁霜と呼ばれます。
アーモンドが使われることが多い
杏仁豆腐は、杏仁霜を使って作られるとお話しをしましたが、スーパーなどで販売されている杏仁豆腐のほとんどはアーモンドパウダーやアーモンドエッセンスを使ったものになります。
なぜなら、1つの杏仁からとれる杏仁霜は極わずかで、高級食材として高値で売買されています。本格的な杏仁豆腐を除き、スーパーなどで比較的安価で販売されている杏仁豆腐はアーモンドパウダーを使われている場合が多いです。
また、アーモンドの木と杏仁霜の原料である杏の木は同じ「バラ科の植物」のため近い味がすると言われており、アーモンドが使われた杏仁豆腐も美味しくいただけます。
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杏仁豆腐が苦くなる原因は?
「手作りした杏仁豆腐が苦くなった…でもその原因が分からない…。」実は、杏仁豆腐は使用している材料を間違って苦くなってしまうことはよくあります。ここでは、杏仁豆腐が苦くなる原因について解説をします。
甜杏仁と苦杏仁について
杏仁豆腐を作る際に必要な材料は「杏仁、甜杏仁」と呼ばれる食用の杏仁です。上記でもお伝えをしましたが、杏仁は薬としても使われています。医薬用として使われている杏仁を「苦杏仁」と呼び、アミグダリンという成分を多く含みます。
甜杏仁 | 苦杏仁 | |
用途 | 食用 | 医薬用 |
味 | 甘い | 苦い |
間違えて苦杏仁を使ってしまった
苦杏仁はとても苦いという特徴があります。そのため、杏仁豆腐を作ろうとして間違えて「苦杏仁」を使ってしまうと杏仁豆腐が苦くなってしまいます。この失敗は意外とあるあるなので、特にオンラインショップで購入する際は、確認して購入するようにしましょう!
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本格杏仁豆腐の作り方
誰でも簡単に作れる本格的杏仁豆腐の作り方についてご紹介します。これから、自宅で杏仁豆腐作りをしてみたい方、さらに本格的な杏仁豆腐の作り方を知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください!
杏仁霜を使う
杏仁豆腐は、杏仁豆腐の素、アーモンドパウダー、アーモンドエッセンスなど…。様々な材料を使って作ることができます。その中でも、本格的な杏仁豆腐を作りたい方にオススメなのが「杏仁霜」です。
杏仁霜を使うことで、杏仁特有の甘みや香りを楽しむことができ、より本格的な杏仁豆腐を味わうことができます。また、杏仁霜は一般的なスーパーではあまり販売されていません。下記に杏仁霜を購入できる場所をまとめたので確認しておきましょう!
・カルディー
・業務スーパー
・オンラインショップ
・Amazon・楽天
アーモンドパウダーとの違い
杏仁を使うことで、より本格的な杏仁豆腐をつくることができます。一方で「杏仁は値段が高い、購入するのが難しい」などのデメリットもあります。
そこで、なるべく安価に簡単に作れる方法が杏仁の代わりに「アーモンドパウダー」を活用するということです。アーモンドパウダーを使うことで、杏仁を使うよりも杏仁特有の甘みはなくなりますが、安く簡単に作ることができますよ。
作り方
杏仁霜を使った杏仁豆腐の作り方をご紹介します。
①鍋に杏仁霜、砂糖、水を加えてダマにならないようにしっかりと混ぜる
②(①)がよく混ざったら、一度火を止めて、水を混ぜたゼラチンを加えて弱火にかけて溶かす
③ゼラチンが溶けたら牛乳を加えながら混ぜる
④ボウルに濾し器を重ねて(③)を移して、生クリームを加える
⑤皿に移して冷やしたら完成
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まとめ
今回の記事では「杏仁豆腐が苦い味になる原因は?おいしい杏仁豆腐の作り方も紹介!」について解説をしました。
最後にもう一度、本記事の要点を振り返っておきましょう。
この記事をまとめると
- 杏仁豆腐は中国発症のデザートで、昔は薬として使われていた
- 杏仁には食用の「杏仁、甜杏仁」と医薬用の「苦杏仁」という種類があり、苦杏仁は苦い特徴がある
- 杏仁を使って自家製で杏仁豆腐を作る場合は、杏仁、甜杏仁を使う
- 杏仁霜がない場合は、アーモンドパウダーを代用することも可能
いかがでしたでしょうか?杏仁豆腐を自家製で作る際は、ぜひ本記事でご紹介した内容を参考にして美味しい杏仁豆腐を作ってくださいね!