玉ねぎを食べて、喉が痒くなったりお腹が痛くなったりした経験のある方はいませんか?実はその症状、食物アレルギーかもしれません。今回は、
- 食物アレルギーとは
- 玉ねぎアレルギーが起こる原因
- 玉ねぎアレルギーの症状
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目次
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食物アレルギーについて
それではまず、「食物アレルギーとはなんなのか」について以下で説明させていただきます。
即時型アレルギーの一つ
食物アレルギーとは、即時型アレルギーの一つと言われており、即時型アレルギーとは、「その原因となる食べ物を食べてから2時間以内に皮膚や粘膜・消化器・呼吸器などになんらかの症状が現れること」を言います。年齢を問わず、赤ちゃんから大人まで発症します。しかし、最も患者数が多いのは0〜1歳児であり、年齢が上がるとともに治っていくことが多いと言われています。
IgE抗体の反応によるもの
ほとんどの食物アレルギーは、IgE抗体が関与するIgE依存性アレルギー反応であると言われています。IgE依存性アレルギー反応とは、多くな場合食後2時間以内に発症する、皮膚症状や咳・呼吸困難などの呼吸器症状・消化器症状などが起きる即時型反応のことを言います。しかし、一部IgE抗体が関与しない反応もあります。
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玉ねぎでアレルギーが起きることはある?
それでは一体、玉ねぎでアレルギーが起こることはあるのでしょうか?その原因とは一体なんなのでしょうか?以下に記載させていただきます。
硫化プロピル
玉ねぎなどのネギアレルギーの場合は、鼻水や喉がイガイガしてしまう粘膜症状や皮膚症状・吐き気などの消化器症状や頭痛などの症状が出てくることが多いといわれています。そしてその原因の一つが、生のタマネギに含まれている「硫化プロピル」という辛味成分によるものであると言われています。玉ねぎに含まれる硫化プロピルという成分が直接的な刺激となり、これらの症状を引き起こす可能性があるのです。
ジアリルジスルフィド
もう一つの原因が、「ジアリルジスルフィド(二硫化アリル)」という成分によるものです。この「ジアリルジスルフィド」とは、ツンとしたような臭いを感じるニンニク臭を構成する成分の1つです。「ジアリルジスルフィド」は、ニンニクやネギなどのネギ科の植物の細胞が傷つけられて壊れることで、「アリシン」という成分が分解されて出てきます。そのため切るときに出てくるということになります。
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玉ねぎで起きうるアレルギー症状
ここからは、「玉ねぎアレルギーで起きうるアレルギー症状」について記載させていただきます。
症状一覧
玉ねぎを摂取したときに、喉がイガイガしたりお腹を壊したりなどの体に異変を感じたら、それは食物アレルギーを発症している可能性があります。体の免疫機能が玉ねぎに含まれるたんぱく質に対して過剰に反応してしまっているのです。
玉ねぎアレルギーの主な症状は、口や喉の粘膜のかゆみや蕁麻疹などの皮膚症状・腹痛や吐き気などの消化器症状や息苦しさなどの呼吸器症状になります。
アナフィラキシーショックの可能性も
上記の症状の他にも、重症の場合には急激な血圧低下や意識を失うといったアナフィラキシーショックの状態に陥ることもあります。そのため、玉ねぎを食べてアレルギーのような症状を感じたら、すぐに玉ねぎを食べるのやめてください。
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玉ねぎアレルギーへの対処法は?
それでは一体、玉ねぎアレルギーが起きてしまったら、どのように対処したら良いのでしょうか?以下に記載させていただきます。
かゆみや蕁麻疹が出たら
腹痛を感じたら
玉ねぎに含まれる辛み成分「硫化アリル」は刺激がある成分ですので胃や腸を刺激してしまうことがあり、生の玉ねぎをたくさん食べ過ぎると腹痛や下痢などの原因になる可能性があります。硫化アリルは熱に弱いため、気になる場合には玉ねぎを加熱して食べると良いでしょう。腹痛を感じてしまったらためらわずに病院に行きましょう。
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まとめ
この記事をまとめると
- 食物アレルギーとは、即時型アレルギーの一つと言われており、即時型アレルギーとは、「その原因となる食べ物を食べてから2時間以内に皮膚や粘膜・消化器・呼吸器などになんらかの症状が現れること」を言う。
- 玉ねぎアレルギーの原因物質は、「硫化プロピル」と「ジアリルジスルフィド」という成分によるものである。
- 玉ねぎアレルギーの主な症状は、口や喉の粘膜のかゆみや蕁麻疹などの皮膚症状・腹痛や吐き気などの消化器症状や息苦しさなどの呼吸器症状・重症の場合には急激な血圧低下や意識を失うといったアナフィラキシーショックの状態に陥ることもある。