赤ちゃんに大きな影響を与える妊娠中の食事。母体と赤ちゃんの健康のために、栄養バランスがとれた食事が大切です。
この記事では、
- 妊娠中にねぎは食べていい?
- 妊娠中の正しい食習慣は?
- 妊婦が注意すべき食材は?
をテーマに紹介していきます。妊娠中の食生活について知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
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目次
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妊娠中にねぎは食べていい?
ここでは、妊娠中にねぎは食べてもいいのかについて紹介していきます。
食べるメリット
妊娠中にねぎを食べても問題ありません。ねぎは栄養価が高く、妊婦の方におすすめできる野菜です。
しかし、ねぎの独特な臭いが悪阻中に気になる方も少なくありません。そんなときは無理して食べなくても大丈夫です。
このねぎ独特の匂いは、アリシン(硫化アリル)という成分によるもの。アリシンは免疫力を高めたり、ビタミンB1やビタミンB2の吸収をアップさせたりする効果が期待できます。
食べ過ぎに注意
ねぎは免疫力アップの効果が期待できるため、妊娠中の方も積極的に摂取して欲しい食材のひとつです。
しかし食べすぎには気をつけましょう。ねぎには強い殺菌効果があり、胃腸を刺激します。妊娠中は胃腸の免疫が下がっているため、刺激により胃腸が荒れる可能性があります。
特に生のねぎの食べすぎには気をつけましょう。
妊娠中の正しい食習慣は?
妊娠中は赤ちゃんのためにも、しっかりと栄養を摂取したいものですよね。その逆に避けた方がいい食品も存在します。
ここでは、妊娠中の食生活で気をつけたほうがいいポイントを紹介していきます。
糖質過剰をさける
糖質を取りすぎると、食後高血糖を招き、妊娠中に起こるさまざまな病気の引き金となってしまいます。
また、過剰な糖質を代謝するために、ビタミンやミネラルが消費され、不足していきます。妊娠中は、糖質過剰を避け、良質な脂肪とたんぱく質を摂取しましょう。
糖質が多く含まれている食品は以下の通りです。
- 米や小麦などの穀物
- いも類
- 甘味料
鉄分をしっかりとる
妊娠中は貧血になりやすいため、鉄分をしっかり摂るようにしましょう。貧血になると早産や低出生体重児の危険性が高まるので注意が必要です。
出産時の異常出血等の予防のため、また産後の体力回復や母乳分泌のためにもしっかりと摂取しましょう。
体内のヘモグロビンが不足すると血液中の酸素の運搬と二酸化炭素の回収が滞り、身体の組織すべてが酸欠状態に陥ります。ヘモグロビンを作るのに必要な栄養素が鉄分です。
鉄分は動物性のヘム鉄と植物性の非ヘム鉄の2種類あり、それぞれ作用が異なるため、ヘム鉄と非ヘム鉄をバランスよく摂取しましょう。
鉄不足は貧血だけでなく、産後うつや不妊症の原因になる可能性があります。ほうれん草やあさり・たまごなどを食べるのがおすすめです。
鉄分が多いとされるレバーは、ビタミンAが非常に豊富なため、妊娠初期は摂りすぎると赤ちゃんに影響が出る可能性もあります。
妊娠中の消化機能の低下に気を付ける
妊娠中は、消化機能が低下し、一度にたくさん食べると、お腹を壊しやすくなります。
よく噛んで食べる、極端に冷たいものは避ける、消化しやすく調理する、塩辛い加工食品は避けるなど対策しましょう。
消化に悪い揚げ物がや海藻・菓子類を食べすぎるのはおすすめしません。
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妊婦が注意すべき食材は?
ここでは、妊娠中に気をつけた方が良い食材について紹介していきます。
生もの
妊娠中は生ものを食べるのは避けた方がいいでしょう。免疫力が下がり細菌などに感染しやすいので、食中毒に注意が必要です。
香辛料のきつい食べ物
香辛料は妊娠にはほとんど影響ないとされています。多量にとるのでなければあまり制限する必要はありません。
香辛料を用いることによって、食欲を増進させる効果もあります。しかし、多すぎると胃に負担がかかるので気をつけてください。
香り、味などの薬味程度に長ネギ、しその葉、しょうがなどを上手に利用しましょう。
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インスタント
塩分や糖質が多く含まれている、インスタント食品やジャンクフードなどの加工食品も摂取しすぎないようにしましょう。
塩分を過剰に摂取すると、むくみや高血圧の原因となります。また「妊娠高血圧症候群」は、妊娠中に塩分を過剰摂取するとを引き起こされると言われています。
妊娠高血圧症候群は、重症化すると流産のリスクがあるほど、お腹の赤ちゃんの成長に大きな影響があります。
カフェイン
カフェインを過剰に摂取すると、高血圧のリスクが高まると言われています。低体重を引き起こす可能性もあるため、妊娠中の1日のカフェイン摂取量は300mgを超えないようにしましょう。
妊娠中にコーヒーや紅茶が飲みたくなった場合は、多くても1日1~2杯に抑えたり、カフェインレスのコーヒーやお茶に代えたりして対策するのがおすすめです。
妊娠中はコーヒーや紅茶などのカフェイン飲料よりも、白湯や麦茶などでこまめに水分補給するようにしてください。
アルコール
妊娠中にアルコールを摂取すると、流産の可能性が高まります。また、アルコールの代謝産物が胎盤を通過すると、赤ちゃんにさまざまな影響を与えます。
これを「胎児性アルコール症候群」といい、奇形や発育の遅れ・中枢神経障害を引き起こす可能性があります。
ビールや日本酒を避けるのはもちろん、料理に使用する場合も必ず加熱して使用しましょう。
その他
生ハムやナチュラルチーズなど加熱が不十分な食べ物は避けましょう。
まとめ
妊娠中の食事について紹介してきましたが、いかがでしたか?母体や赤ちゃんのためにも、バランスの良い食生活を心がけましょう。
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