妊娠中の食事には食べても良いもの・控えた方が良いものがありますが、“黒酢”は妊婦さんにもオススメの調味料です。
お酢には様々な健康効果がありますが、摂り過ぎは何か影響があるのでしょうか?妊娠中に必要な栄養素と共に解説いたします。
- 黒酢が妊娠中にオススメな理由
- 黒酢が含む主な栄養素
- 1日の摂取量 / 効果的な摂り方
- 妊婦さんにおすすめ黒酢レシピ
これらのテーマについて紹介いたします。
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目次
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黒酢は妊娠中に飲んでも大丈夫!
黒酢は、妊娠中にオススメの食材です!その理由には、黒酢が持つ“胃腸活性化効果”や“血液サラサラ効果”、“血圧を下げる効果”があります。
黒酢は穀物を原料とするお酢の一種で、長期発酵によって黒くなります。
→これを『タンパク糖化反応』と言います。
黒酢はなぜ黒いのか、下記記事で詳しく紹介しています。あわせてチェックしてみましょう。
詳しくはこの記事をチェック!
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お酢で便秘解消
お酢の成分は胃腸を刺激する働きがあるため、腸内の蠕動運動を促して便秘を解消する効果があります。また、腸内の善玉菌を増やす働きもあります。
妊娠中はホルモンバランスの関係で、便秘しやすくなります。妊娠中の便秘はなかなか頑固なので、便秘薬を処方してもらう方法もありますが、便秘解消効果のある食事も取り入れるようにしましょう。そんな時にお酢はオススメの調味料なのです。
酢酸は妊娠高血圧に効果的
お酢の主成分である酢酸には、血圧を下げる効果があります。妊娠中が塩分を過剰摂取すると、『妊娠高血圧症候群』という病気になることもあります。この病気を発症する確率は、妊婦さん20人に対し1人と言われており、妊娠中の食生活が原因で引き起こされます。 お酢には血圧を下げる効果があるので、妊娠高血圧症の予防にオススメ なのです。
妊娠34週(妊娠9ヶ月)未満で引き起こした場合は重症化リスクが高く、胎児発育不全(赤ちゃんが育たない)・常位胎盤早期剥離(赤ちゃんに酸素が届かない)・胎児機能不全(赤ちゃんの状態悪化)となる可能性があります。酷い場合は胎児の命に関わることもあるので、食事には注意が必要なのです。
黒酢に多く含まれる主な6つの栄養素
黒酢には、一般的なお酢の10倍ものアミノ酸が含まれています。黒酢が持つアミノ酸には、チロシン、トリプトファン、アスパラギン酸、グリシン、リジンなどがあります。他にも、ビタミンB群やカルシウム、ミネラル類が豊富に含まれています。
- チロシン:チロシンは甲状腺ホルモン分泌や脳の神経伝達物質に関わっています。甲状腺ホルモンの分泌に関係し、正常なホルモン分泌には欠かせないアミノ酸で、摂取することで抑うつ効果があることが知られています。皮膚や髪の毛のメラニン色素の材料としても重要で、白髪予防にもなります。
- グリシン:グリシンは、人間の肌の材料のコラーゲンの原料となり、肌の弾力に大きく関わっています。加えて、人間の脊椎や脳幹と言った神経系と骨の間に含まれ、情報伝達の働きを担います。人間の活動を抑制する働きを伝達し、不眠症の改善に重要なアミノ酸です。血圧を下げる効果もあります。
- アスパラギン酸:アスパラギン酸の働きは、アンモニアの分解の働きや代謝によって出来た乳酸をエネルギーへ変換する助けを担います。カリウムとマグネシウムの吸収を助ける働きがあるため水分のむくみ改善効果もあり、セットに摂ることがおすすめです。人間の舌が感じる旨味の元のアミノ酸です。
- トリプトファン:トリプトファンは、脳内物質メラトニン、セロトニンの材料です。メラトニンは人間の睡眠の質に関わる物質で、セロトニンは脳内を穏やかにする働きがあります。不足すると睡眠の質が低下やいつもイライラすると言った症状が現れます。摂取することで冷静で穏やかな思考を保ちます。
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妊娠中のお酢のとりすぎは大丈夫?
お酢は妊娠中の体にも効果的な調味料であることがわかりましたが、『お酢のとりすぎ』は大丈夫なのでしょうか?お酢好きの方は色々な料理にお酢をかけるかと思います。
妊娠中にお酢をたくさん摂っても、特に危険性や影響はありません◎ また、お酢にも黒酢・リンゴ酢など種類がいくつかありますが、どのお酢を摂ってもOKです。
ミツカンから販売されている『カンタン酢』には塩分が含まれているので、とりすぎると塩分過多となるので注意しましょう。
詳しくはこの記事をチェック!
1日の摂取目安量は?
お酢は1日大さじ1杯でも体に効果的と言われています。妊娠中もこの量を摂って問題ないので、毎日継続的にお酢を摂るのであれば大さじ1杯を目安に料理に加えてみましょう。
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妊娠中でも安全おいしい黒酢のおススメレシピ
妊娠中に黒酢を摂るには、どんなレシピがあるのでしょうか?妊婦さんでも安心して食べられるオススメの黒酢レシピをご紹介!栄養たっぷりなので是非お試しください♩
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サラダ
体に良い野菜を摂るのには欠かせないサラダに、黒酢をかければさっぱりといただくことができます。生野菜にはビタミンCやβカロテンが多く含まれており、鉄分の吸収を助けて貧血予防となったり、胎児の皮膚や臓器形成に関わる重要な栄養素です。妊娠中もたっぷり野菜を摂るよう心がけましょう。
黒酢豚
酢豚は野菜と豚肉を一度に食べることができるので、栄養バランスの整った料理です。豚肉にはタンパク質やビタミンB群が含まれているため、妊娠中にもすすんで摂りたい食材です◎ 黒酢を使った酢豚はさっぱりして美味しいので、妊娠中の食事に取り入れてみてくださいね。
妊娠中に食べたい食材・控えたい食材・食べてはいけない食材60選まとめ
妊娠中にどの食材を食べればよいのか?どの食材を控えれば良いのか?というのは非常に気になるところです。代表的な60食材でまとめました。
妊娠中に積極的に摂りたい食材
妊娠中に積極的に摂りたい食材には、どんなものがあるのでしょうか?その食材が含む、妊娠中に摂りたい栄養素とあわせてチェックしてみましょう!
- 豚肉 …たんぱく質+ビタミンB群
- 鶏肉 …たんぱく質
- 牛肉 …たんぱく質+鉄+亜鉛
- 青魚 …DHA・EPA
- 鮭 …たんぱく質+ビタミンB6+ビタミンD
- ぶり …鉄
- かつお…鉄
- 白身魚…たんぱく質
- 貝類 …鉄+亜鉛
- 桜エビ…カルシウム
- 卵 …たんぱく質
- ブロッコリー…葉酸+カリウム
- 青菜 …葉酸+鉄+カリウム+カルシウム
- ヨーグルト …たんぱく質+カルシウム
- 納豆 …葉酸+ビタミンE
- 大豆(大豆製品) …たんぱく質+鉄+ビタミンE+カルシウム
- いちご …葉酸
- アボカド …ビタミンE+カリウム
- トウモロコシ …葉酸+ビタミンE
- グリーンアスパラガス …葉酸
- 枝豆 …葉酸
- そら豆 …葉酸
- トマト …カリウム
- もずく …ミネラル+食物繊維
- きのこ …食物繊維+ビタミンD
- 切り干し大根 …食物繊維
- もち麦 …食物繊維
妊娠前から必要と言われている葉酸やビタミン類、妊娠中に不足しがちな食物繊維やカルシウムなどのミネラル類を補える食材には、上記のようなものがあります。
これらの食材を妊娠中の食事にバランス良く加えることで、ママの体や胎児の発育に良い効果をもたらします。妊娠中は食べ物の嗜好が変化することもありますが、できる範囲で色々な食材を食べるようにしましょう!
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妊娠中に少量に控えたい食材
妊娠中の食事は栄養素のバランスが大切ですが、中には控えておくべき食べ物がいくつかあります。食中毒リスクや、食べると胎盤を通じて胎児に届き、成長に悪影響を及ぼすものなど様々です。妊娠中に控えたい食材について、確認していきましょう。
食中毒や感染症のリスクのあるもの
- お刺身
- 生卵
- ローストビーフ
- 生ハム
- ナチュラルチーズ
- 肉・魚のパテ
メチル水銀を含むもの
- 金目鯛:1回80gを週に1度まで
- メカジキ :1回80gを週に1度まで
- メバチマグロ:1回80gを週に1度まで
- 本マグロ:1回80gを週に1度まで
- エッチュウバイ貝:1回80gを週に1度まで
- くじら:1回80gを週に1度まで
- きだい:1回80gを週に2度まで
- インドマグロ:1回80gを週に2度まで
- マカジキ:1回80gを週に2度まで
- くろむつ:1回80gを週に2度まで
ヨウ素・ヒ素を含む食べ物
- 昆布 :1日1回少量
- ひじき:小鉢2杯程度を週に2度まで
カフェインを含む飲み物
カフェインを含む主な飲み物と、100mlあたりのカフェイン量は下記となります。
- コーヒー …約60mg
- 紅茶 …約30mg
- 緑茶 …約20mg
- ほうじ茶 …約20mg
- ウーロン茶 …約20mg
- ココア …約10mg
糖分を多く含むお菓子やジュース
糖分を多く含むお菓子や、甘いジュースなども妊娠中には控えたい食べ物です。甘いものを過剰摂取することで、妊娠前は糖尿病を持っていなくても妊娠期間中に糖尿病を発症することがあり、『妊娠糖尿病』と呼ばれています。
より多くの栄養を胎児に与えようとする体の自然な働きと考えられていますが、妊娠糖尿病になると胎児に合併症が出る危険性があります。
ビタミンAを多く含む食べ物(妊娠初期)
“動物性ビタミンA”を妊娠初期に摂取し過ぎると、胎児の形成異常の原因となると言われています。ビタミンAを多く含む食べ物には、下記のようなものがあります。
- レバー
- うなぎ
- あなご
塩分を多く含む食べ物
妊娠中に塩分を過剰摂取すると、『妊娠高血圧症候群』という病気になることもあります。この病気を発症する確率は、妊婦さん20人に対し1人と言われており、妊娠中の食生活が原因で引き起こされます。
妊娠34週(妊娠9ヶ月)未満で引き起こした場合は重症化リスクが高く、胎児発育不全(赤ちゃんが育たない)・常位胎盤早期剥離(赤ちゃんに酸素が届かない)・胎児機能不全(赤ちゃんの状態悪化)となる可能性があります。酷い場合は胎児の命に関わることもあるので、食事には注意が必要なのです。
妊娠中に食べてはいけない食べもの
- 生肉(ローストビーフ・ユッケ・馬刺し・お刺身・パテなど)
- アルコール
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まとめ
この記事をまとめると
- 黒酢は妊娠中にもオススメの調味料!
- 黒酢には妊娠高血圧症予防・血液サラサラ効果あり!
- 黒酢は妊娠中に起こりやすい便秘を解消する効果あり!
黒酢は数ある調味料の中でも非常に体に良いものです。便秘解消や妊娠高血圧症に効果的なので、1日大さじ1杯の黒酢を食事に取り入れてみましょう。
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