なんとなくチャーハンと焼き飯は同じものだと思っていましたが、そうでは無いという話があるのをご存じですか?実際、2つは何が違うのでしょうか。そこで今回は
- チャーハンと焼き飯の違いとは
- イタ飯とは何なのか
- ピラフの発祥地と作り方とは
- チャーハン・焼き飯・ピラフの上手な作り方
スポンサードリンク
目次
|
|
チャーハンと焼き飯の違い
ここでは、チャーハンと焼き飯の違いを説明します。
作り方の違い
チャーハンと焼き飯の最も大きな違いは調理法です。チャーハンは最初に卵を入れ、ごはん、他の具材を加えていく作り方が一般的です。
焼き飯は先に具材とご飯を炒め、そこに卵を加えて仕上げます。具材も冷蔵庫の残り物を入れ、フライパンで作る事が多いので、手軽な家庭料理というイメージです。
チャーハンもフライパンで手軽に作る事はできますが、卵の食感が重要なチャーハンは中華鍋を使用して油をたっぷり使って作る方がより本格的な味わいになります。
卵を入れるタイミング
チャーハンは最初に卵を入れて作ります。焼き飯は先に具材とごはんを炒め、そこに卵を加える作り方が一般的です。
味で区別される場合
焼き飯の味付けは、醤油や塩コショウが定番ですが、コンソメや出汁風味、すきやき風の甘辛味などアレンジができるのが特徴です。冷蔵庫にある食材で美味しく仕上げられるのが焼き飯の魅力の一つと言えます。
チャーハンでもアレンジはできますが、基本的には醤油と塩コショウで味付けするのが定番です。こだわる方は中華スープの素などを加えるとさらに美味しくなります。
チャーハンは油をしっかり使って調理するので、強めの味付けが合います。アレンジのしやすさは焼き飯の方が簡単でしょう。
スポンサードリンク
炒めし・ピラフとの違い
ここでは、炒めしとピラフの違いについて説明します。
炒めしとは?
ご飯と冷蔵庫に残った具材があれば、パパっとできる炒めご飯が「炒めし」と呼ばれているようです。チャーハンだけではなく、そばめしやナシゴレンなども「炒めし」に分類されます。
ピラフの発祥地
ピラフの発祥地をご存じですか?実はピラフはトルコ料理なんです。トルコ語では「ピラウ」と呼ばれピラフの語源と言われています。トルコはパンが主食のため、パンと一緒にピラフを食べる事が多いようです。
料理の付け合わせとして食べられるため、トルコのピラフは具の入っていないシンプルなピラフも一般的ですが、ピラフのような料理は様々な具材を使って中近東、地中海周辺で幅広く食べられています。
各国でも古くから親しまれてきたピラフは、「パエリア」「リゾット」に並ぶ世界三大米料理の一つに数えられています。
材料
基本のピラフの材料(2人前)
- 生米:1合(150g)
- 水:225㏄(米の重さの1.5倍)
- 顆粒コンソメ:大さじ1/2
- バター:10g
- 塩:小さじ1/2(水分の1~2%)
- 粗挽き胡椒、パセリ:お好みで
トッピングには、玉ねぎ、ニンジン、コーン、ピーマン、ベーコンなどお好みで使用してください。
作り方の特徴
ピラフは生米を炒めてからスープで炊いた「洋風炊き込みご飯」になります。チャーハンや焼き飯との違いは、お米を炊く前に炒める点です。日本ではコンソメ味やカレー味のチャーハンをピラフと呼ぶ場合もあります。
スポンサードリンク
上手な作り方
ここでは、チャーハン・焼き飯・ピラフの上手な作り方のコツを紹介します。
チャーハンのコツ
美味しいチャーハンとはご飯がパラパラの状態である事が重要です。チャーハンを作ったらしっとりしてしまったと言う方も多いのではないでしょうか。そんな方は、ぜひ次の方法を試してみてください。
まず、ふわふわの卵に仕上げるために炒めた卵は一度取り出しておいてください。そうする事で卵が固くなるのを防ぎ、ご飯もしっかり炒める事ができます。
次に、熱々のご飯ではべちゃっと仕上がってしまうので、冷やご飯か粗熱の取れたご飯を使うようにしてください。
焼き飯のコツ
具材が多いと食材が持つ水分でご飯がべちゃついてしまいますので、具材は少なめにした方が美味しい焼き飯を作ることができます。また、ご飯粒に卵の膜を作るために、卵は数回に分けて入れてください。
スポンサードリンク
ピラフのコツ
ピラフを作る時のポイントは、生米をしっかりバターでコーティングする事です。米の一粒一粒にバターがまとわりつくよう、ゆっくりと炒めます。そして水の量は米の重さの1.5倍をしっかりと量ってください。
美味しいとされるピラフは芯がわずかに残っているものです。蒸らしに入る前には95%以上、お米に芯が残っていない状態にすると、調度良い芯の残ったピラフが完成します。
ピラフ作りで失敗しないコツとは、炊飯器で炊く時よりも水を多めに入れる事と、お米にしっかりと水分を含ませたら蓋をずらして余計な水分を飛ばす事です。
まとめ
「チャーハンと焼き飯の違いとは、イタ飯とは何なのか、ピラフの発祥地と作り方とは、チャーハン・焼き飯・ピラフの上手な作り方とは」これらのテーマについて紹介させていただきました。いかがでしたでしょうか?
この記事をまとめると
- チャーハンと焼き飯の違いは卵を入れるタイミング
- チャーハンは最初に卵を入れ、焼き飯は先に具材とごはんを炒め、そこに卵を加える
- 炒めしとは、そばめしやナシゴレン等の炒めご飯も含まれる
- ピラフはトルコ発祥の料理で、生米を炒めてからスープで炊いた洋風炊き込みご飯の事
休日のお昼ごはんにも、お弁当の主食にもなるチャーハンと焼き飯。2つの違いを理解していただけましたか?お好みの調理方法で、これからも召し上がってくださいね。
スポンサードリンク