甘酸っぱさが魅力のあんずですが、ご家庭で保存をする場合の適切な方法はご存知ですか?そもそもあんずとはどういった果物なのか、その特徴と合わせてお伝えしていこうと思います。
- あんずってどんな果物?
- あんずの保存方法は?
- あんずのおすすめ加工品
今回はこちらについてご紹介をしていきます。
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目次
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あんずってどんな果物?
あんずは生で食べるイメージがあまりない果物ですが、どのような特徴の果物なのでしょうか?また、その栄養効果についても触れていきます。
梅や桃と近い果物
あんずはバラ科サクラ属の果樹で、梅や桃、すももなどと近い果物です。日本では主に青森県や長野県で栽培されています。
旬の時期は6月下旬~7月中旬ごろで、収穫して2~3日が食べ頃となります。生のあんずは日持ちしないことから、高級フルーツとして百貨店などの限られた場所で販売されています。
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特徴は?
あんずはあっさりとした爽やかな酸味が特徴です。
生のあんずは酸味が強く、中には生食向きの甘みが強い品種もあるのですが、一般的にはジャムやドライフルーツなどに加工することで美味しく食べることができます。
形は桃とよく似ていて、小粒の黄桃のような見た目です。
アプリコットと一緒!
あんずとアプリコットは違うもの?と疑問に思われる方も多いのではないでしょうか。
日本でいう「あんず」は英名にすると「アプリコット」となります。そのため、あんずもアプリコットも同じものを指しているのです。
あんずの効果
あんずの注目の栄養素もみていきましょう。
◎β-カロテン
あんずにはβ-カロテンが非常に多く、干したあんずにはほうれん草よりも多く含まれていると言われています。
β-カロテンは体内でビタミンAへと変化し、夜盲症の予防や視力低下の抑制に役立ちます。また、免疫力の向上や、発がんを抑制する作用があります。
活性酸素から守るために活躍する栄養素であるため、美肌効果が高いことでも注目を集めています。
◎有機酸
あんずにはクエン酸やリンゴ酸といった有機酸が多く含まれるため、胃腸の働きを良くする作用や殺菌作用も期待できます。疲労回復にも効果的です。
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◎GABA(ギャバ)
チョコレートで有名になったアミノ酸の一種であるギャバですが、あんずの果肉にも含まれており、脳の血行を良くする効果が期待できることから、脳動脈硬化症の予防としても役立つようです。
◎カリウム
あんずに含まれるカリウムは体の中の余分な水分を排出する役割があるため、むくみの解消にも効果的です。
あんずの保存方法は?
続いて、あんずの適切な保存方法についてご紹介をしていきます。
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基本の保存方法
まだ熟していない場合には、 パックから取り出し、風通しの良い場所で保存 をし、追熟させましょう。
※全体がしっかりと色づいて、香りが立ってきたら熟した証拠です
すでに熟している場合には 日持ちしませんので、なるべく早く食べ切る ようにしましょう。
保存する場合には 乾燥しないようラップに包むか袋に入れて、冷蔵庫で保存 するようにしましょう。
※傷がつかないよう優しく丁寧に扱うようにしましょう
冷凍もできる?
長期保存をしたい場合には冷凍保存も可能です。
皮と種を取り除きミキサーなどでピューレ状にして冷凍しておく のもおすすめです。
ドライフルーツにするのもおすすめ
また、手軽に食べることができ、長期保存も可能なドライフルーツにするのもおすすめです。酸味の強いあんずでも甘みが増して食べやすさもUP!朝食やおやつとしても取り入れやすいですね。
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あんずのおすすめ加工品
その他のおすすめの加工品もご紹介をしていきます。
コンポート
とろりとしたやわらかな口当たりが美味しいコンポートもおすすめ。お好みのブランデーなどを使って作れば、ちょっぴり大人な味わいを楽しむことができます。
アイスクリームなどに添えて、おもてなしデザートにするのも良さそう。
ジャム
生のあんずからジャムを作ってみるのはいかがでしょうか?あんずの重さの30%ほどの砂糖と煮詰めるだけで、市販では味わえない美味しさを楽しめます。
あんずジャムは瓶を煮沸消毒すれば3ヵ月ほど保存が可能です。ヨーグルトに合わせたり、パンに塗ったりと使いやすいのも嬉しいですね。
ソース
あんずをコトコトと煮てから、裏ごししてビューレ状にしたあんずソースも様々な料理にアレンジできておすすめですよ。
洋菓子などに使うほか、鶏肉のソテーやサーモンのソテーなどといった料理に合わせても相性抜群です。
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まとめ
あんずについて特徴や効果、基本の保存方法についてご紹介をいたしましたが、いかがでしたでしょうか。
あんずとは
- バラ科サクラ属の果樹で、梅や桃、すももなどと近い果物
- 主に青森県や長野県で栽培されており、旬の時期は6月下旬~7月中旬ごろ
- あんずはあっさりとした爽やかな酸味が特徴で形は桃とよく似ている
- 一般的にはジャムやドライフルーツなどに加工して食べられる
▼あんずの効果
- 夜盲症の予防や視力低下の抑制
- 免疫力の向上や、発がんを抑制作用
- 美肌効果
- 整腸効果
- 疲労回復効果
- 血行の促進
- むくみ予防
▼保存方法
日持ちしないためできるだけ早く食べ切るのがおすすめ!
- 熟していない場合…パックから取り出し、風通しの良い場所で保存
- 冷蔵の場合…乾燥しないようラップに包むか袋に入れて冷蔵庫で保存
- 冷凍の場合…種と皮を取り除き、ピューレ状にして冷凍庫で保存
あんずは栄養価が高く健康にもおすすめの果物。旬の時期がとても短いため、もし生のあんずが手に入った場合にはご紹介した保存方法や調理法を参考にして美味しく召し上がってくださいね。
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