紅茶はゆったりとした気持ちにさせてくれる癒しの飲み物です。いつでも美味しい紅茶を楽しみたいなら、正しい保存方法を知っておくのも大事ですね。なるべく新鮮なうちに飲み切ってしまうのが一番ですが、保存方法に注意すれば紅茶の劣化も最小限に抑えられます。今回は、
- 紅茶の賞味期限はどれくらい?
- 紅茶が変色する原因は?
- 紅茶に白い沈殿物があるのは何?
- 湿気ない紅茶の保存方法
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目次
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紅茶の賞味期限はどれくらい?
紅茶は空気に触れると酸化してしまうので、できるだけ外気と触れ合わないようにすることが大切です。
未開封
アルミの缶やアルミパックなど防湿加工されたものに入っているもので開封前で3年、紙製ティーバッグは開封前で2年と言われています。
開封後
開封後の紅茶の賞味期限はは1か月~3か月程度になります。ただし、開封後でもアルミ袋やステンレス缶に入れて冷暗所に保管することで、1年くらい長く持たせられます。
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紅茶が変色する原因は?
紅茶が黒っぽく変色することがあるようです。
古くなっている
酸化してしまい、紅茶の色ではなく変色し香りも落ちていたら、腐っている場合があるので飲むのは控えましょう。茶葉が古くなった場合、見た目はツヤがなくなり錆びたような色になります。また、お湯を注いだ時には澄んだ紅茶の色ではなく、少し濁った色になる様です。
湿気ている
湿気による劣化で変色することもあります。湿度は紅茶の大敵です。湿度が高い環境では、茶葉が湿気を吸って紅茶の風味がおちてしまいます。カビが生える危険もあるので、湿度が高い場所での保存は絶対に避けましょう。
賞味期限切れはいつまで使える?
紅茶の風味はだんだんと落ちていくので1日過ぎたからといって大きな変化はありません。しかし、数か月、1年と過ぎていくと、大きな変化になるので気を付けましょう。
また、紅茶の風味が落ちているかどうかは、自分だけでは分からないこともあります。可能であれば数人で飲んで、確認しましょう。
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紅茶に白い沈殿物があるのは何?
紅茶が濁る原因
紅茶が白く濁るのは、
- クリームダウンが起きている
- 硬水によるもの
の2つの理由が考えられます。
クリームダウンとは、紅茶の主成分のタンニンとカフェインが、紅茶の温度が下がることで結びつき、白く濁ってみえる現象のことです。渋み成分の1つであるタンニンは、多く含まれているとコクがあり味わいが深いと言われています。白く濁っていても身体に害はありませんが、美味しさが落ちるようです。
硬水によるものとは、お茶を淹れるお湯(水)の硬度が高いと紅茶に濁りがでます。これは、沸騰させた硬水自体が白く濁るからです。ミネラルやカルシウムが多く含まれる硬水は、少し加熱しただけでも結晶化し、水が白く濁っているように見えるのです。
湿気ない紅茶の保存方法
紅茶には適切な保存方法があります。間違った保存方法は、賞味期限を早めることに繋がるので注意しましょう。
常温保存
紅茶は空気に触れると、酸化して風味が落ちてしまいます。そのため、外気に触れないような密閉・遮光できる容器に保存しましょう。ビニール袋は空気を通してしまうので、アルミ製の缶がおすすめです。大量に購入した場合は、普段使う用の容器と保存用の容器に分けて、移し替えて使うと長持ちします。
また、保管場所は冷暗所と言われる暗くて湿度の低い場所に保存しましょう。湿度が高いと紅茶にカビが生えてしまいます。倉庫や家の隅に置くのがおすすめです。
冷凍できる?
冷凍庫で保管しても問題はありません。しかし、冷凍庫の場合、出してすぐ温かいところに置くと、袋の中に水分が発生するので気をつけてください。紅茶は温度差に弱いので、お湯を入れたときに温度差ができてしまう環境はよくありません。
冷凍庫で保管した場合は、冷凍庫から冷蔵庫に移し、しばらく経ってから使う方が賢明です。保管の仕方が大切なので、適切な場所を探してみましょう。
まとめ
いかがでしたか?
この記事をまとめると
- 紅茶の賞味期限は、開封前でアルミ缶なら3年、紙製ティーバッグなら2年。開封後なら1か月~3か月程度
- 紅茶が変色する原因は、古くなっているか湿気っている可能性が高い
- 紅茶に白い沈殿物があるのは、クリームダウンが起きているか硬水のせい
- 湿気ない紅茶の保存方法は常温保存が最適。アルミ缶に入れて冷暗所へ置くのがベスト
紅茶は、賞味期限内でも開封すると風味が弱まり、美味しさが減ることがわかりました。賞味期限切れで古くなった紅茶にも脱臭や殺菌に効果的な優れた成分が残っているので、臭い消しや掃除、うがいなどに活用してみましょう。
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