カカオと言えば、チョコレートやココアなどの原料として使われており、最近ではハイカカオチョコレートなども販売されています。
カカオポリフェノールが豊富に含まれていることにより、様々な健康効果が期待できると注目を集めています。今回は、カカオアレルギーについて紹介していきます。
カカオとコーヒーや、カカオと金属アレルギーなど、これらの食品や成分との関連性などについても解説していきます。今回紹介していくテーマは、
- カカオアレルギーとは?
- カカオアレルギーの主な症状
- カカオアレルギーでもコーヒーは飲める?
- カカオ・コーヒーアレルギーと金属アレルギーの関連性
これらのテーマで紹介していきます。是非最後までチェックしてくださいね。
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目次
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カカオアレルギーとは?
カカオアレルギーとは何が原因のアレルギー反応なのでしょうか?原因物質について紹介していきます。
原因成分
カカオアレルギーとは、チョコレートやココアなどに含まれている「カカオマス」を摂取することでアレルギー反応が起きます。
更に詳しく見ていくと、カカオ豆に含まれている「チラミン」や「ニッケル」と呼ばれる成分が原因です。
チラミンはアミノ酸の一種で、チーズや赤ワインに豊富に含まれており、ニッケルはアサリやハマグリ、大豆や納豆などに多く含まれています。
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カカオアレルギーの主な症状
カカオアレルギーの場合はどのような症状がみられるのでしょうか?詳しい症状について解説していきます。
蕁麻疹
食物アレルギーの多くは、口の周りや全身に蕁麻疹の症状がみられることが多いです。カカオも食物アレルギーの中の一つですから、同様の反応が見られます。
体の様々な場所に赤いボツボツができたり、皮膚が赤みを帯びたり、むくみのような症状がみられる場合もあります。比較的食べてからすぐに発症することが多く、30分~1時間程度で発症し、自然治癒する場合もあります。
口の痒み・喉のイガイガ
食物アレルギーの場合、対象のアレルゲンを誤って摂取すると、口腔内のかゆみや喉がイガイガするといった症状がみられることも多いです。花粉症などでも同様の反応がみられることもありますよね。
口腔内アレルギー症候群とも呼ばれ、果物や野菜を食べても同様の症状が見られる場合もあります。唇の腫れや口腔内や口周辺の赤み・痒み、食べてすぐに口腔内に違和感を感じる方もいるほど反応が速い場合もあります。
多くの場合は口に含んでからすぐに感じられ、このような感覚を感じたらアレルギーを疑ってもよいでしょう。更に症状が重篤になると、吐き気や嘔吐、下痢や意識の喪失なども見られます。
下痢・腹痛
食物アレルギーの場合、対象のアレルゲンを摂取することで下痢や腹痛を引き起こすことも良くあります。消化器官が対象のアレルゲンと相性が悪いために起きる現象です。
症状が食中毒などとも似ているため、なんとなくおなかの調子が悪いくらいにしか感じず、アレルギーだとは気づかない場合も多いです。
吐き気・嘔吐
対象のアレルゲンを摂取して、吐き気や嘔吐を引き起こす場合もあります。典型的に体が受け付けていない事による症状で、食べてすぐにこれらの症状が見られた場合はアレルギーを疑いましょう。
吐き気や嘔吐も、基本的には食べてすぐに起こす「即時型アレルギー」の場合が多く、吐き出せば治まることも多いです。経過を観察し、異常がみられる場合は医療機関へ受診しましょう。
カカオアレルギーでもコーヒーは飲める?
実はカカオアレルギーの場合、コーヒーのにも同じアレルゲンが含まれているため注意が必要なこともあります。具体的にはカカオとコーヒー、どのような関係性があるのでしょうか?
カカオアレルギーとコーヒーアレルギーは別?
カカオアレルギーの場合、コーヒーも同様に控えた方がよい場合があります。逆もしかりで、コーヒーアレルギーの場合はカカオを避けた方がよい場合があります。
これは、両者の食品に含まれている「ニッケル」が原因の可能性があるからです。ニッケルがアレルゲンの場合は、コーヒーもカカオもニッケルを含んでいるためどちらも控えた方がよいです。
コーヒーアレルギーの主な症状
コーヒーアレルギーの主な症状について紹介していきます。コーヒーアレルギーは食物アレルギーの一種ですから、似ている症状が多いです。知っておくとその他のアレルギー症状にも対処できるため便利です。
- 蕁麻疹
- 吐き気
- 腹痛
- 貧血
- せき・くしゃみ
コーヒーを飲んでこれらの症状が見られた場合はコーヒーアレルギーの可能性があります。
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カカオ・コーヒーアレルギーと金属アレルギーの関連性
カカオアレルギーの方はコーヒーにも同様の成分が含まれているため注意が必要です。カカオには「ニッケル」と呼ばれる成分が含まれており、コーヒーにも含まれています。
ニッケルと聞くと金属に使用されるイメージが強いですが、実はカカオやコーヒー豆にも含まれています。ニッケルがアレルゲンの場合は、貴金属を身に付けたりしても同様のアレルギー症状がみられる場合もあります。
対処法は?治る?
カカオやコーヒーに含まれるニッケルがアレルゲンの場合、対処法は原因となるアレルゲンを避ける方法しかありません。治療法などもないようです。具体的に避けるべきものをまとめてみました。
ジュエリー
ジッパー
携帯電話
ペン
ペーパークリップおよびキー
メガネフレーム
調理器具
紅茶
豆乳
ナッツ類
チョコレート
ココア
缶詰
加工食品
オート麦
小麦
パン
シリアル
アスパラガス
ブロッコリー
もやし
豆
ほうれん草
バナナ
ナシ など
ざっと紹介しただけでもこれだけあります。全てを避けることは難しいですが、原材料を確認したり、製造元へニッケルが使用されているか連絡するといった方法で避けましょう。
まとめ
今回は、カカオアレルギーのコーヒー・金属アレルギーとの関連性について紹介していきました。
この記事をまとめると
- カカオアレルギーの場合、原因物質が何か調べる必要がある
- ニッケルが原因物質の場合、様々な食品や貴金属などに注意する必要がある
- 食物アレルギーと同様の反応がみられる
いかがでしたか?カカオやコーヒーを摂取するとなんとなく調子が悪いという方は、アレルギーの可能性があります。時間のある際に医療機関で検査をしてみるのも良いかもしれませんね。
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