ヨーロッパの料理を作る上で、ハーブは欠かせない食材です。そのハーブの中でも「ディル」「フェンネル」「チャービル」はよくヨーロッパ料理に使われています。今回はこの3種類のハーブにはどんな違いがあるのか?また、使い方はどう違うのか?ということをまとめていきます。
先に記事内容を一覧にしたので見ておきましょう。
- ディルとフェンネルはどう違うのか?
- チャービルって何?
- それぞれのハーブはどうやって使い分けるのか?
こんな内容になっています。記事をしっかりと読み込んで、3つのハーブの違いを徹底的に理解してしまいましょう。
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目次
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ディルとフェンネルの違い
まずは、ディルとフェンネルの違いを解説していきます。
見た目は似ている
ディルとフェンネルは、どちらもヨーロッパ原産のセリ科のハーブです。茎から細長い毛のような葉っぱが生えていて、見た目もかなり似ています。さらに、どちらのハーブも似たような使い方が出来るところまで、そっくりです。
味や香りが違う
とはいえ、ディルとフェンネルは多少味が違います。ディルは基本的に「すっきりした味と香り」をしていて、後からほのかな甘みを感じます。対して、フェンネルはスッキリした香りと共に、甘さを先に感じる特徴があります。
どちらもかなり似た香りですが、食べ比べてみると明らかに違うので、もし両方手に入るのであれば、食べ比べをしてみてもいいかもしれません。
育て方は?
ディルにしてもフェンネルにしても、家庭で簡単に育てやすいハーブです。ディルは風通しのいい温かい場所で育てるのが基本。プランターなどに種や苗を植え、水をたっぷりと与えて育てます。一方のフェンネルは、大きく根をはる特徴があるので、比較的広い場所に植えるのが大切です。
さらに、湿気にはあまり強くないので、出来るだけ乾燥している場所を選んで植えましょう。フェンネルも成長し始めると一気に育つため、ディル同様、簡単に育てやすいでしょう。
お互い代用できる?
ディルもフェンネルもお互い代用できます。ただ、どちらも香りの種類は異なるので、その辺りだけ気を付けておきましょう。ちなみに、ディルはスッキリした香りが先に広がるので、魚料理に加えて臭みを取る様な使い方をします。
一方のフェンネルは、甘みも強く感じるので、サラダなどのように生で食べる方法も多いです。若干使い方が異なる事もあるので、注意して代用していきましょう。
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チャービルとは?
では、ディルやフェンネルと似ているハーブの「チャービル」にはどんな特徴があるのでしょうか?簡単に味などの特徴をまとめてみました。
見た目の特徴
チャービルは「イタリアンパセリ」に似た見た目をしています。なので、パセリと見間違えることも多いでしょう。茎から細長い葉が生えている点では、ディルやフェンネルと一緒ですが、葉っぱの形状はどちらかというとパセリに近いです。
味の特徴
チャービルは味もパセリのような味をしています。スッキリとした香りの後に、若干の苦みを感じます。また、甘みも一緒に混ざっているのが特徴です。
パセリとの違い
チャービルの味や香りはパセリにかなり近いですが、パセリよりももっとあっさりとしていて、癖がないのがポイントです。そのため、パセリよりもサラダの具材などに使われやすくなっています。
育て方
チャービルは、家庭でも簡単に育てることが出来るハーブです。植え替えを嫌うハーブなので、花壇に種をまいたり、大きめのプランターにまいたりして育てましょう。
温かく乾燥した場所を好みますが、直射日光などが当たる「暑すぎる場所」ではうまく育たないので、日陰で風通しのいい温かい場所を探して育成しましょう。チャービルも湿気には弱いです。
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それぞれの使い方
では、ディル、フェンネル、チャービルはどんな使い方をすればその特徴が100%生かせるのでしょうか?主な使い方をそれぞれまとめてみました。
ディル・ディルシードの使い方
ディルやディルシードは基本的に魚料理や肉料理の「臭み消し」として使われます。甘みがそこまで強くないので、加熱調理するような魚料理や肉料理に使うのがベストだと言えるでしょう。臭み消しにはバッチリのハーブです。
フェンネルの使い方
フェンネルは、ディルとよく似ていますが、決定的に違うのが「甘みの強さ」です。フェンネルの方がディルよりも甘いので、サラダなどの生で食べる料理にも使えます。その他、魚の臭み消しなどにも同様に使えるので、ディルの代用には使いやすいでしょう。
チャービルの使い方
最後にチャービルの使い方ですが、香りも味もかなりあっさりしていて癖がありません。なのでサラダの具材の一種として使うと美味しく食べられるでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回はディル、フェンネル、チャービルの違いについて詳しく解説してきました。最後に今回の記事内容をざっくり振り返っていきましょう。
この記事をまとめると
- ディルはスッキリとした香りが特徴のハーブ
- フェンネルは、ディルと似ているが甘みが強いハーブ
- チャービルはイタリアンパセリに似たハーブ
こんな内容になっていました。もしスーパーに行ってこれらのハーブを見かけた際は、早速料理に活用して見られてはいかがでしょうか?簡単に使えて、料理のグレードも簡単にレベルアップします。
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