皆さんは期間限定の食べ物がお好きですか?生鮮食品は特に旬の時期に頂くと非常に味わい・風味が良く、栄養価も高いことで知られています。野菜などは名前に「新」が付き、とても瑞々しく甘味が感じられ美味しいですよね。
今回は甘味が特徴的な「新玉ねぎ」について詳しく解説していきます。
日本の玉ねぎは、秋に収穫されるもの(主に北海道産)と春から初夏にかけて収穫されるもの(主に佐賀・兵庫・愛知県産)のものに分けられます。- 新たまねぎの特徴とは?普通の玉ねぎとの大きな違いもご紹介!
- 新玉ねぎは水にさらさない?さらす??それぞれのメリットをお伝え!
- 新玉ねぎの辛味の正体とは?
新玉ねぎは特に温暖な地域で早採りされたもののことで、期間限定で頂くことのできる玉ねぎです。
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目次
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新たまねぎとは
玉ねぎ全体の日本での出荷量は、野菜の中で第4位に多いと言われています。玉ねぎは非常に貯蔵性が高いため1年中お手軽に購入でき、非常に親しみのある野菜として重宝されています。
早取りする玉ねぎの総称
新玉ねぎとは
温暖な地域を中心に3月~4月頃に出荷される早採りの玉ねぎ
- 瑞々しく肉質が柔らかい
- 辛味が少なく、甘味を感じられる
- 傷みやすい
などが挙げられます。春の訪れを感じられる「新玉ねぎ」は静岡県産のものが国内で一番に出回り、順に熊本・兵庫・愛知・佐賀などのものが出荷されていきます。
普通の玉ねぎとの主な違い
1年中見かけることのできる玉ねぎも新玉ねぎも
収穫時期は春頃が一般的
収穫後に玉ねぎの表皮を乾燥させるかどうか
が挙げられます。
玉ねぎ | 新玉ねぎ |
収穫後に表皮を乾燥させてから出荷される | 収穫後は乾燥させず直ぐに出荷される |
保存性が高い | 傷みやすい |
風通しの良い冷暗所で保存 | ポリ袋などに入れて冷蔵庫で保存 |
などの違いもありますが
玉ねぎと新玉ねぎの栄養価には違いはない
と言われています。
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新玉ねぎを水にさらさないメリット
ここからは「新玉ねぎ」を水にさらさないで頂く、メリットを2つご紹介していきます!
栄養価が逃げない
新玉ねぎに含まれる豊富な栄養素は
- 水溶性食物繊維
- ビタミンC
- ビタミンB6
- 硫化アリル
- ケルセチン
- カリウム
などで、これらの栄養素は
水にさらすことで、成分が溶け出してしまう
新玉ねぎ①
一般的な玉ねぎと比べると、新玉ねぎは甘味が強いので水にさらさなくとも美味しく頂けることが多い食感が残りやすい
新玉ねぎを水にさらさずに頂くことで
シャキシャキとした食感を損なわない
新玉ねぎ②
一般的な玉ねぎと比べると、新玉ねぎは肉質が柔らかいので生食の際はそのまま頂く方が美味しいことが多いスポンサードリンク
新玉ねぎを水にさらさないデメリット
ここからは「新たまねぎ」を水にさらさないことで考えられるデメリットを2つご紹介していきます。
辛味が残る
新玉ねぎを生食する際に気になる
辛味成分・アリシンは水にさらすことで溶け出す
新玉ねぎ③
新玉ねぎの辛味は水にさらす方法以外にもあるのでお試しあれ!生感が強い
新玉ねぎを生食する際に
水にさらさないと生感が強く、玉ねぎが苦手な方には食べにくい
新玉ねぎ④
新玉ねぎの生感を軽減させるために多くは塩もみ・繊維の方向に切る・電子レンジでの加熱などの工夫がされることが多いスポンサードリンク
新玉ねぎの辛味の正体
ここからは「新玉ねぎ」はどうして辛味を感じるのかを詳しく解説していきます。
アリシンという成分
新玉ねぎの辛味の原因は
硫化アリル(アリシン)と呼ばれる成分
です。硫化アリル(アリシン)には
- 揮発性があるため、切った際に目が染みるなどが怒りやすい
- “玉ねぎの血液サラサラ効果”の働きをする
- 加熱すると、糖質と反応するため甘味に変化する
- 消化液の分泌をサポートし、食欲増進する作用
- 新陳代謝・神経の沈静化に必要なビタミンB1の吸収と活性化を促す働き
などの特性があります。
新玉ねぎは辛味が少ない
一般的な玉ねぎと比べて「新玉ねぎ」は辛味が少ないと聞いたことはありませんか?考えられる理由に
- 辛味の原因成分・硫化アリル(アリシン)は、水に溶けやすく熱に弱い性質
- 新玉ねぎは、一般的な玉ねぎと比べて含まれる水分が非常に多い
などが指摘されています。しかし
玉ねぎと新玉ねぎの栄養価は同じ
と言われていますので、生食で玉ねぎを頂きたい場合は「新玉ねぎ」を選ぶと辛みが少なく食べやすいですよ。
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まとめ
この記事をまとめると
- 新玉ねぎとは温暖な地域を中心に3月~4月頃に出荷される早採りの玉ねぎのこと
- 玉ねぎと新玉ねぎの決定的な違いに収穫後に玉ねぎの表皮を乾燥させるかどうかが挙げられる
- 新玉ねぎを頂く際は「水にさらさない」ようにすることで、①栄養素を逃さない②食感を損なわないなどのメリットがあるが、①辛味は残る②生感が強く食べにくいなどのデメリットも指摘される
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