タコスとブリトー・トルティーヤの違い|具材や巻き方は?アレンジ法は?

タコス・ブリトー・トルティーヤはメキシコの定番料理ですが、最近ではスーパーやコンビニでも見かけるようになりました。肉や野菜などの具材が厚めのクレープ生地に包まれて販売されていますが、タコスとブリトー・トルティーヤにはどのような違いがあるのでしょうか?この記事では、

  • タコスとブリトー・トルティーヤの違い
  • タコスの特徴
  • ブリトーの特徴
  • 作り方・アレンジ
これらをテーマにお伝えしていきます。

タコスとブリトー・トルティーヤの違い

タコス・ブリトー・トルティーヤは呼び方が違うだけで、同じ料理を指しているのでしょうか?ここでは、タコス・ブリトー・トルティーヤの違いについて紹介していきます。

トルティーヤは「生地」を指す

トルティーヤとは、メキシコの伝統的な薄焼きパンのことです。肉や野菜を巻いた料理のことではなく、薄焼きパンの部分をトルティーヤと呼びます。日本のお米のような存在で、おかずを食べるための主食とされています。すり潰したトウモロコシか小麦粉に水を加えて練ったあと丸く伸ばして焼いたもので、パリパリしたタイプやしっとり柔らかいタイプがあります。トウモロコシを使ったものをコーントルティーヤ、小麦粉を使ったものをフラワートルティーヤと呼び区別されています。名前の由来はスペイン料理のオムレツ風鶏卵料理トルティーリャ。見た目が似ていることから付けられたとされています。

巻き方に違いアリ

タコスとブリトーはどちらもメキシコの代表的な料理ですが、トルティーヤの生地と巻き方に違いがあります。タコスとブリトーの違いはコチラです。

  • タコス:二つ折りしたコーントルティーヤで具材を包んだもの
  • ブリトー:フラワートルティーヤで具材を巻いたもの

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タコスの特徴

タコスは、メキシコ料理の代表とも言える国民食のひとつです。6000年前に携帯食として食べられていたと伝えられているほどの長い歴史があります。ここではタコスの名前の由来や特徴について紹介します。

名前の由来・発祥地

タコスの言葉の由来は、スペイン語で軽食を意味する「tacoからと言われています。タコス(tacos)は複数形なので、1つだけの場合はタコ(taco)となります。発祥地はメキシコ中央高原で、およそ6000年前に農耕集落の先住民が携帯食として食べていたものが起源とされています。

味の特徴

本場では基本的にソースは2種類、トマトベースでコクのある赤いサルサ、食用ホオズキのトマティージョとハラペーニョがベースの緑のサルサです。どちらもそれほど辛くなく、辛味が欲しい場合は辛いソースやハバネロを追加します。また、メキシコ料理ではライムがたくさん使われます。ライムをかけると塩気や食材の旨味を強く感じることができ、より美味しく食べることができますよ。

よく使われる具材

タコスに使われる具材は、牛肉や豚肉などの肉類、玉ねぎ、エビなどの魚介類やフィッシュフライなど様々です。コーントルティーヤに具材とソースをのせ、二つ折りにしていただきます。

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ブリトーの特徴

ブリトーはメキシコのレストランや屋台などでも食べられている伝統的な軽食です。アメリカでもよく食べられる料理で、現在では様々なスタイルのブリトーがあります。ここではブリトーの名前の由来や特徴について紹介します。

名前の由来・発祥地

ブリトーはメキシコが発祥の地と言われています。ブリトーとは、スペイン語で「小さなロバ」を意味します。トルティーヤを細く巻いた形がロバの耳に似ているから、ロバの背中に積んだ毛布や荷物の形が似ているからという説の由来がありますが、定かではありません。

発祥地・特徴

メキシコ発祥のブリトーはアメリカで大きく広まっていき、メキシコとアメリカで親しまれている料理となっています。ブリトーに使われるフラワートルティーヤはタコスのものよりも大きく、たくさんの具材が巻けるようになっていてボリューム感のある料理です。

味の特徴

ブリトーには様々なスタイルがあり、メキシコとアメリカでは少し異なっています。

  • メキシコのブリトー:チリコンカンや香辛料やチリで煮込んだマトンなどをトルティーヤにのせ細めに巻いたもの、味付けはシンプル
  • アメリカのブリトー:味付けした肉やチーズ、リフライドビーンズ、サルサなど種類豊富な具材を巻いており、サイズも大きい

よく使われる具材

ブリトーの具材は種類が多く、米、レタスやトマトなどの野菜、肉類、チーズ、サワークリームなどかなりのボリュームです。コンビニなどでは、ハム・チーズ・ベーコン・照り焼きチキンなどを具材としたブリトーをよく見かけますよね。

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作り方・アレンジ

トルティーヤはスーパーなどでも購入できますが、手作りすることもできます。また、トルティーヤの生地がなくても他の食品で代用することもできるんです。ここでは、トルティーヤの作り方やアレンジ方法について紹介していきます。

トルティーヤの作り方

コーントルティーヤの材料は、薄力粉と強力粉・塩・オリーブオイル・ぬるま湯です。フラワートルティーヤの材料は、コーンフラワーと強力粉・塩・オリーブオイル・熱湯です。作り方はコチラです。

  1. 全ての材料を混ぜ合わせて捏ね、ひとつにまとめたらラップをして一晩生地を寝かせる
  2. ピンポン玉位の大きさの生地を綿棒またはプレスマシーンで薄くのばす
  3. フライパンで焦がさないように両面を焼く

生地の代用品

次の食品はトルティーヤの代用品になります。

  • 餃子の皮
  • ホットケーキミックス
  • ナン
  • 薄くのばした食パン
  • 強力粉、塩とベーキングパウダーを水で溶いて焼いたもの

おすすめの具材・アレンジ

子どもも食べやすくおすすめの具材はミートソースやキーマカレー、ツナやサラダ野菜などはです。トルティーヤはピザ生地の代わりにしたり、クリームチーズをのせて焼きはちみつをかけてスイーツにしたりとアレンジもできます。小さめに割ってバターを塗って焼けばおつまみ代わりに、細かく砕けばパン粉の代わりにもなります。工夫次第で色々な楽しみ方ができます

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まとめ

タコスとブリトー・トルティーヤの違いや特徴についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。

この記事をまとめると

  • トルティーヤはメキシコの伝統的な薄焼きパンのこと
  • タコスとブリトーはトルティーヤの種類と巻き方が違う
  • タコスはコーントルティーヤに具材とソースをのせ二つ折りにしたもの
  • ブリトーはフラワートルティーヤに具材をのせ巻いたもの
  • トルティーヤは市販もあるが手作りもできる、ピザやスイーツなど様々なアレンジができる

タコス・ブリトー・トルティーヤはメキシコの伝統料理です。具材やソース、アレンジ次第で色々な味を楽しめます。朝食やおやつ、おつまみにもぴったりなので、ぜひお試しください!

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