ライチは甘くてプリッとしていてとってもおいしいですよね!しかし、「ライチの種には毒がある」という人がいます。果たして本当に、ライチの種には毒があるのでしょうか?今回は、
- ライチの種に毒はあるのか
- なぜそのように言われているのか
- ライチの安全な食べ方は?
目次
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ライチの種に毒はあるのか
ライチの種には果たして本当に毒があるのでしょうか?以下に記載させていただきます。
熟れていないライチは要注意
ライチには毒性があって、特に熟していないライチには多くの毒性があると言う人もいます。しかしライチにはビタミン類がや水分が豊富に含まれているため、体に良い果物というイメージもありますよね。熟れていないライチには注意しましょう。
基本種に毒は無い
「ライチの種は絶対に食べてはいけない」という情報は確認できませんでした。
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ライチの危険性
ライチの危険性についても以下に記載させていただきます。
脳の炎症や低血糖の可能性
ライチに含まれている毒性には、脳の炎症や低血糖があります。ライチに含まれている「ヒポグリシン」というものには、低血糖を引き起こす危険性があるためです。そしてこの「ヒポグリシン」は未熟なライチに特に多く含まれているのです。そのためライチ(特に未熟なライチ)には毒性があると言うふうに言われているのですね。
過去に死亡例も
ライチを食べ過ぎたことによる死亡例がインドでは相次いでいます。これにはライチに含まれている毒性が関連していると指摘されていますが、しかし不思議なことに、日本ではそのような死亡例をあまり聞きませんよね。これは、貧困な地域故に体脂肪率が低く、十分な食事が摂れていない空腹状態の子供たちが、落ちている未熟な青いライチを食べていたことが原因であると言われているからです。このような栄養不良の子供たちがライチを口にすると、先ほど申し上げたライチに含まれる「ヒポグリシン」によって血糖値が急激に下がります。そもそも血糖値を維持するための体脂肪が少ない子どもたちにとって、そこからさらに血糖値が下がると代謝異常を起こして、急激な低血糖を引き起こしてしまうというわけです。低血糖からの合併症は、神経から内臓にいたるまでで様々な病態を示します。それがあたかも「ライチの毒」による感染症のような病気に見えていたというわけです。
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ライチの安全な食べ方
それではここからは、「ライチの安全な食べ方」についてご紹介させていただきます。
空腹時はなるべく避ける
先ほどの死亡例からも、「ライチの毒」は体脂肪が低く食事を満足に摂れていない状態でのみ致死的に発動する毒であると言うことがわかります。そのため空腹時にライチを食べることは避けるようにしましょう。
種は基本食べない
「ライチの種は絶対に食べてはいけない」という情報は確認できませんでした。しかし、もともと果物の種には発芽するための栄養やビタミン・ミネラルなどが豊富に含まれています。その中に、体に良い成分と一緒に「食べてはいけない」成分を含んでいる場合もありますので、情報が確認できなかったとはいえ、ライチの種は基本的には食べない方が良いでしょう。
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ライチが余った場合のアレンジ方法
ライチが余ったら冷凍してしまえば日持ちします。また、ライチは冷凍すると甘みが増しますのでそこも嬉しいですよね。また、そのほかにもアレンジ方法がありますので以下にご紹介させていただきます。
ライチティー
紅茶や中国茶の専門店では、ライチのフレーバーティーはとても人気があります。このライチティーは、ライチの果汁による上品な香りを茶葉に香り付けしたものです。この茶葉を使えば、ライチの甘い香りがふわっと漂ってくるおいしいお茶を飲むことができます。そしてそのライチティーさ、わざわざ購入しなくても、ライチと紅茶さえあれば自宅で楽しむことができます。作り方はとっても簡単!ライチの皮をむいて種を取り出したら耐熱ガラスのピッチャーなどにライチを入れて、そこにやや濃いめに入れた紅茶を少し冷ましてから注ぐだけ!あとはこれを冷蔵庫に入れてほどほどに冷えたらグラスに注げばおいしいライチティーが味わえます。飲む時に、グラスにライチを2~3個入れればさらにライチの甘い香りを楽しめるアイスティーになります。もちろん紅茶に入れたライチも食べることができますよ♪
ドライフルーツにする
まずは包丁で切れ込みを浅く入れてぐるりとライチの皮をむきます。種も取り覗きます。そうしてカットしたライチをクッキングシートに置いて乾燥させます。水分が完全に無くなるとドライフルーツになります。ドライフルーツにすると、ライチはさらに濃縮された甘味になります。しかしドライフルーツ作りはなかなか難しいため、専用の器具などを使った方が良いでしょう。
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まとめ
この記事をまとめると
- 「ライチの種は絶対に食べてはいけない」という情報は確認できていないが、もともと果物の種には体に良い成分と一緒に「食べてはいけない」成分を含んでいる場合もあるため、情報が確認できなかったとはいえライチの種は基本的には食べない方が良い。
- 貧困な地域で体脂肪率が低く、十分な食事が摂れていない空腹状態の子供たちが、落ちている未熟な青いライチを食べていたことにより、もともと血糖値を維持するための体脂肪が少ない子どもたちがそこからさらに血糖値が下がって代謝異常を起こし、急激な低血糖状態になったことによる低血糖からの合併症であたかも「ライチの毒」による感染症のような病気に見えてしまったためである。
- 「ライチの毒」は体脂肪が低く食事を満足に摂れていない状態でのみ致死的に発動する毒であると言われているため、空腹時にライチを食べることは避けるべきである。