紫蘇と言えば大葉や青しそ、夏場に差し掛かると赤しそなどをよく見かけますよね。爽やかな風味が特徴で、暑い時期に食欲が減退している時などにとても重宝します。
紫蘇のさっぱりとした風味が加わると、お肉料理や和え物などもとても爽やかでさっぱりとした味わいになりますよね。
胃腸内の働きを促進してくれる成分を含んでいることから、暑くなってくると紫蘇ジュースをご家庭で作って、夏バテ予防などに飲まれる方も多いのではないでしょうか。
今回は、紫蘇の食べ過ぎについて紹介していきます。紫蘇の食べ過ぎで太る、といった情報が見られますが、一体どういうことなのでしょうか?そこで今回は、
- 紫蘇の食べ過ぎは太る?
- 紫蘇はダイエット効果がある?
- 紫蘇を食べ過ぎたらどうなる?
これらのテーマで紹介していきます。是非最後までチェックしてくださいね。
スポンサードリンク
目次
|
|
紫蘇の食べ過ぎは太る?
紫蘇は100ℊあたり37kcalで糖質量も1枚当たり0.02ℊですから、紫蘇を食べることで太るといったことはなかなか考えられません。一体どういうことなのでしょうか?
お腹を壊す
稀に紫蘇が体質に合わず、アレルギー反応や副作用でお腹を壊すということもあるようです。通常青しそなどは少量でも強い風味を感じるため、一度の摂取量はそれほど多くなりません。
しかし何らかの調理方法で紫蘇を大量に食べた場合は、栄養素の過剰摂取などでお腹を壊す方もいます。もともと薬膳として使用されるほど成分が強いですから、あまり過剰に食べるのはおススメできません。
紫蘇は食欲を増進させる
紫蘇を食べると太ると言われている所以は、紫蘇に含まれる成分により食欲が増進され、食べ過ぎてしまうことが原因と考えられます。
紫蘇には、香り成分であるペリルアルデヒドという成分が含まれています。この成分は強い抗酸化作用と食欲増進効果が期待でき、本来であれば体にとって良い成分です。食が細くなっている人はむしろ摂取した方がよいと言えます。
しかし逆に、食欲増進効果により食べ過ぎてしまえば太る原因にもなります。
スポンサードリンク
紫蘇はダイエット効果がある?
紫蘇の食べ過ぎにより太るといった情報があるようですが、紫蘇の成分にはむしろダイエット効果があると言えます。紫蘇の効能について詳しく紹介していきます。
ダイエット中のストレスを抑える
紫蘇にはビタミンCやカルシウムが含まれています。これらの成分は不足することで、イライラや不安、無気力などの精神的症状が現れると言われています。
ダイエット中は食事制限などを行うことにより、栄養素の偏りやストレスがつきものです。紫蘇を食事に取り入れることで、様々なストレスを緩和する効果が期待できます。
美容効果も
紫蘇にはポリフェノールやビタミンC、ビタミンE、βカロテンなどの強い抗酸化作用を持つ成分を多く含んでいます。人の肌は紫外線を浴びることにより酸化ダメージを負い、様々なストレスを感じます。
これらが原因でシミやシワ、たるみといった老化現象がみられるようになります。紫蘇を積極的に食生活に取り入れることで、これらの老化現象を予防する効果が期待できます。
健康的な体作りもサポート
紫蘇に含まれるぺリルアルデヒドには高い殺菌作用があり、βカロテンは皮膚や粘膜を強化し、体内へのウィルスの侵入を防ぎます。
さらにはポリフェノールやビタミンCの働きにより、体の免疫力を高める効果が期待でき、様々な病気への予防効果があると考えられています。
紫蘇は漢方薬にも配合されるように、薬膳としての効果もありますから、風邪の初期症状などにも効果があると言えます。総合的に見て健康的な体作りをサポートしてくれる食べ物と言えるでしょう。
血液をサラサラに
紫蘇にはα‐リノレン酸と呼ばれる必須脂肪酸が含まれており、LDL(悪玉)コレステロールや中性脂肪を減らしてくれる効果が期待できます。
これらの効果により血液がサラサラになることで、新陳代謝の上昇や免疫力の向上、冷え性改善、肩こり腰痛の改善といった、様々な血行不良の緩和が見込めます。
スポンサードリンク
紫蘇を食べ過ぎたらどうなる?
様々な食品に共通することは、「食べ過ぎると体の害になる」ということです。バランスよく栄養成分を取り入れていれば問題はありませんが、ある特定の栄養素を多量に摂取することで体に様々な影響が出てきます。
紫蘇を食べ過ぎた場合はどのような影響が出るのでしょうか?
どうなる
紫蘇の食べ過ぎにより重篤な副反応が発生したという事例は2017年現在確認されていないようです。紫蘇に含まれている栄養素にビタミンKがあります。
青しそを10枚食べると、ビタミンKの1日の摂取目安量(30代女性数値を基に)に対して約23%を摂取できる計算となります。青しそ約50枚を食べると、1日のビタミンKの摂取目安量を超えることになります。
しかしながらビタミンKも過剰摂取の報告は今までなく、安全性の高い成分であることが確認されています。基本的には、紫蘇の食べ過ぎにより体に異常が出るといった心配はしなくても大丈夫そうです。
一日の適量
先ほど紹介した通り、紫蘇の過剰摂取の報告はありません。毎日10~20枚継続的に食べても問題はないでしょう。日常的な健康維持のために食べるのであれば、1日5枚程度を目安に食事に取り入れると良いでしょう。
まとめ
今回は、紫蘇の食べ過ぎや、紫蘇の栄養成分や効能といったことについて紹介していきました。
この記事をまとめると
- 紫蘇の過剰摂取は2017年現在で報告はない
- 紫蘇の成分により食欲が増進し、食べ過ぎると太る可能性も
- 紫蘇は薬膳にも使われるほど栄養素が豊富で、食べることで様々な健康効果が見込める
いかがでしたか?健康維持の為に、普段の食生活に紫蘇を登場させてみてはいかがでしょうか?今回も最後までご覧いただき、ありがとうございました。
スポンサードリンク