大豆はお豆腐や油揚げ、納豆など、様々な見た目に加工されて使用されている食品です。食品には原材料に表示の義務がある特定原材料7品目と、表示が推奨されている21品目が決められています。
大豆は表示が推奨されている21品目の中の1つで、アレルギー症状も重篤である場合が多いため注意が必要です。
今回は、大豆アレルギーでも食べることのできる大豆食品や、枝豆などのその他の大豆は食べられるのか?といった疑問について解説していきます。今回紹介していくテーマは、
- 大豆(枝豆)アレルギーの原因は?
- 大豆アレルギーでも食べれるものは?
- これは食べても大丈夫?
これらのテーマで紹介していきます。是非最後までチェックしてくださいね。
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目次
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大豆(枝豆)アレルギーの原因は?
まずは大豆アレルギーについて詳しく知りましょう。アレルギーの原因や症状、対処法について詳しく解説していきます。
原因
大豆アレルギーの原因は、大豆に含まれる貯蔵たんぱく質の中のアレルゲンたんぱく質が原因です。大豆は「畑の肉」と言われるほど豊富なタンパク質を含んでおり、100ℊ辺りの大豆で約20~30%がたんぱく質と言われています。
そのためアレルゲンたんぱく質の種類も豊富で、これまで約16種類もの大豆アレルゲンたんぱく質が発見されています。大豆アレルギーをお持ちの方は、黄色い大豆や黒豆、枝豆、豆つきのもやしなどは食べることができません。
症状
大豆を食べてアレルギー反応を引き起こした場合は以下のような症状が見られます。
- 蕁麻疹
- 口腔内のかゆみ
- 胃痛や腹痛
- のどのイガイガ
- 下痢
- 咳き込むなどの喘息症状
大豆製品を食べてこれらの症状が見られた場合は、大豆アレルギーの可能性があります。
対処法
アナフィラキシーショックが発生した場合はすぐに救急車を呼びましょう。応急処置はあくまでも救急車が到着するまでの間に行うものです。一瞬の判断が重要になりますから、緊急時の流れは頭に入れておきましょう。
- 急いで救急車を呼ぶ
- 救急車が到着する間にできる限りの応急処置を正しく行う
緊急時はこの流れが基本となります。特に乳幼児の「初めて食べる食品(特にアレルギーの表示義務がある7品目と表示推奨されている21品目)」のアレルギー反応などには注意が必要です。
初めて食べさせる食品は平日の昼間、最寄りのかかりつけ医が営業している間に食べさせると良いでしょう。異常が見られた場合はすぐに受診しましょう。
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大豆アレルギーでも食べれるものは?
大豆は様々な食品や調味料の原料となる事が多く注意が必要です。大豆アレルギーでも食べることができる食品や、代替品について紹介していきます。
除去食
大豆を含む食品で、除去した方がよいと言われている食品について紹介していきます。
- 黄大豆・黒豆・枝豆・豆もやし
- 豆乳
- 豆腐・厚揚げ・油揚げ
- ゆば・がんも・おから
- 納豆
- きなこ
- 大豆由来の添加物(乳化剤などに注意)
- カレーやシチューのルー など
このように、大豆が使用されている製品は非常に多いです。カップ麺やチョコレート、冷凍食品や冷凍お惣菜などにも使用されている場合もあります。
添加物の原料となっている場合もあるため、細かく記載のない場合はメーカーへの問い合わせも必要となります。
代替食
調味料として欠かせない醤油や味噌も大豆を発酵させた調味料ですよね。しかし基本的には醤油・味噌・大豆油などは、加工の過程で大豆由来のたんぱく質は分解されているため食べることができると言われています。
緑豆もやしや小豆、インゲン豆・エンドウ豆といった、ダイズ属に属さない豆類も食べることができます。どうしても気になる場合は、雑穀や米などで作られた調味料もありますので、そちらを試すと良いでしょう。
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これは食べても大丈夫?
大豆は姿かたちを変えて様々な食品に使われます。よく食卓に登場する納豆や豆腐、豆乳といった食品は食べることができるのか紹介していきます。
納豆
皆さんご存じの通り、納豆は大豆に納豆菌を添加し発酵させて作った食品です。大豆を原料としていますので、食べることは避けた方がよいでしょう。
稀に納豆アレルギーを持っている方もおり、納豆のネバネバに含まれる成分が原因となっているようです。この場合は大豆アレルギーとは別物ですので知っておきましょう。
豆腐
豆腐も大豆を加工した食品であることは多くの方がご存じでしょう。豆腐に使われる大豆の多くは黄大豆ですから、大豆アレルギーをお持ちの方は豆腐も避けた方がよいでしょう。
豆乳
豆乳は水に浸けた大豆をすり潰し、煮たてて作る食品です。豆乳にも黄大豆が使用されているため、大豆アレルギーの方は避けましょう。豆乳が使用されている加工品や飲料もありますから、食べられる際は注意が必要です。
まとめ
今回は、大豆アレルギーについてや、大豆アレルギーでも食べられる食品について詳しく紹介していきました。
この記事をまとめると
- 大豆アレルギーの原因は大豆に含まれるたんぱく質が原因
- 大豆製品は様々だが、加工してある場合は食べられる場合もある
- 豆腐・納豆・豆乳は加工されているが大豆由来のタンパク質も含まれているため食べられない
いかがでしたか?大豆は様々な食品の原料となっており、完全に除去するとなると大変です。購入する食品の原材料をチェックしたり、気になった場合はメーカーに問い合わせるなどし、対応しましょう。
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