酢豚の肉の部位はどこを使う?おすすめの部位と美味しい酢豚のコツも

中華で思い浮かぶ料理に「酢豚」があります。甘酸っぱさが食欲をそそり、酢豚の時にはごはんのお代わりをしてしまうという人も多いでしょう。酢豚にはパイナップルを入れる?入れない?などという論争まで出てしまうほど愛されていますが、酢豚って本当はどういうものなのでしょうか?

  • 酢豚ではどの部位を使っているの?
  • おいしい酢豚を作るコツとは
  • 酢豚の肉をやわらかくする方法

おいしい酢豚をさらに美味しくする方法を紹介していきます。ぜひご一読ください。

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酢豚で使う肉の部位

普段酢豚を作る際、どの部位を使っていますか?酢豚はコレ!という部位はあるのでしょうか?

気分によって部位を使い分ける

一般的な酢豚のレシピでは豚肩ロース・豚ロース、特にコレ!という部位はないようです。しいて言えば「豚肉」豚肉であれば問題がなく、鶏のから揚げが残った時に使っても問題はありません。肉であれば何でも良いその日の気分次第で使う肉の部位を変えれば、同じ酢豚でも食感が異なっておいしいです。

一番人気は肩ロース肉

その中でも一番人気であり、レシピなどでも登場するのが豚肩ロースになります。扱いやすく、手軽で簡単に調理ができるのでおすすめです。

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おいしい酢豚を作るコツ

酢豚をさらに美味しく食べるためには、どのようなコツがあるのでしょうか?

肉への下味が大切

酢豚を作ったけど、肉が硬かったということはありませんか?それは肉に下味をつける時に、よく揉み込まなかったことが原因で、肉に下味をつけることはとても大切です。

調味料を使い下味をつけることには

  • 臭み消し
  • 柔らかくする
  • 浸透圧の力でうまみを凝縮させる

などの効果があり、酢豚の場合は調味料に醤油・酒を肉の下味として使うので、臭み消しや肉をやわらかくすることができます。よく揉み込むことで、肉も柔らかくなり味もしっかりつく、酢豚を作る時には必ず下味をつけましょう。

野菜を素揚げしておく

酢豚を作る時にしてほしいのが「野菜を素揚げする」ことです。素揚げをすると、以下のような効果が得られます。

  • 野菜のうまみを閉じ込める
  • 歯ごたえを良くする
  • 加熱時間の短縮
  • 色鮮やかにする
  • 余分な脂の吸収を抑える

先に素揚げをしておくことで、歯ごたえを良くして野菜のうまみを閉じ込めることができます。硬い野菜(にんじんなど)を素揚げすることにより、全体の加熱時間を短縮することが可能です。見た目も色鮮やかになるため、より食欲をそそる酢豚になります。

素揚げをすると、余分な水分が抜け、表面が油でコーティングされるので、炒めた時に油を吸収することを防ぎます。おいしい酢豚が作れるということです。

食べ過ぎは太る?

酢豚は1食(200g)あたり230kcalと言われています。そのため、酢豚は一般的な食事にふさわしい熱量と言えるでしょう。

一見脂質と糖質がやや多いように思われる酢豚ですが、実は酢豚には、ダイエットに効果的なたんぱく質が多く含まれているんです。

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酢豚の肉を柔らかくする方法

酢豚の肉が硬い、そのような時には漬け込む際によく揉むことと説明しましたが、それ以外に柔らかくする方法があります。

玉ねぎと一緒に漬け込む

豚肉が硬くなってしまう原因は

  • 繊維質が残っている
  • タンパク質が固まっている
  • 水分を保つ力が弱い

これらの理由によって硬くなってしまいます。タンパク質を分解し繊維質をほぐすことが豚肉をやわらかくする方法であり、玉ねぎと一緒に漬け込むことで、タンパク質が分解されて豚肉がやわらかくなります。

肉の繊維を意識して切る

硬くなってしまう理由の1つである繊維質が残っている場合には、その繊維質を切ることも必要です。赤身と脂身の間に筋があるので、この筋を断ち切るように包丁で切り目を入れましょう。包丁で切らなくても、麺棒などで肉を叩くことでも繊維質をほぐすことが可能です。繊維質が切れていることで食べやすくなります。

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酢豚の保存方法

残った酢豚、多めに作った酢豚を翌日もおいしく食べる方法を紹介します。

まず余熱をしっかり覚ます

冷蔵・冷凍保存をする場合、熱を持ったまま保存をしないようにしてください。冷蔵庫内で菌が繁殖してしまう恐れがあります。中まで完全に冷ましてから冷蔵・冷凍保存をしましょう。

保存容器やジップロックなどに入れてなるべく空気が入らないようにすることが大切です。冷凍する場合は保存容器よりもジップロックに入れて、空気をきちんと抜いてから保存をしてください。

食べる期間別に冷蔵・冷凍

数日内に酢豚を食べ切ってしまう時は冷蔵保存、たくさん作って長期保存をしたい場合は冷凍保存をするようにしましょう。保存期間は冷蔵で3~4日、冷凍保存で3週間~1ヶ月いないで食べ切りましょう。

冷凍保存をする時には1回に食べる量に合わせて小分けにすると、無駄に解凍してしまうようなこともありません。

まとめ

酢豚を作る時に使う部位と、おいしい酢豚を作るためのポイントを紹介しました。

この記事をまとめると

  • 酢豚に使うべき豚肉の部位などはなく、好きな部位を使って酢豚を作りましょう
  • 肉の下味をつけて、臭み・肉を柔らかくすることでうまみを凝縮できる
  • 玉ねぎと一緒に漬ける、肉の繊維質を切るなどをすると肉がやわらかくなる

肉をやわらかくし、うまみを逃がさないことで酢豚の味が数段UPします。ポイントを抑えることで、今まで作っていた酢豚よりも数段おいしい酢豚を作ることができます。ぜひお試しください。