たけのこは生よりも水煮で食べる機会が多いかと思いますが、全部食べきる前に腐ってしまった!なんていう経験はありませんか?一度に消費しきれない場合、どのくらい日持ちするのでしょうか?また、腐った時はどう変化するのでしょう?今回は、
- たけのこで食中毒になる原因
- 主な食あたり症状・対処法
- 食べ過ぎは太る?カロリーは?
これらのテーマについて紹介いたします。
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目次
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たけのこで食あたり・食中毒は起こる?
生のたけのこを食べた時、下痢や腹痛といった食中毒症状が出ることがあります。その原因は、自然に存在しているボツリヌス菌という菌による可能性が高いです。
これにより食あたりになると、腹痛・嘔吐・吐き気・下痢・発熱といった食中毒症状を発症します。
必ずしも菌が付着しているわけではありませんが、よく加熱することで死滅するため、生たけのこはしっかり茹でることが必要です。
ボツリヌス菌の死滅条件は、120度以上で4分の加熱
また、腐ったたけのこを食べた場合も食中毒は起こります。賞味期限切れのたけのこや、見た目や臭いが怪しいたけのこは食べないようにしましょう。
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たけのこは腐るとどうなる?
たけのこは生よりも水煮で食べることが多いかと思いますが、開封後はなかなか全部消費しきれないこともあるのではないでしょうか?
食べきれないたけのこは、冷凍保存しないと腐ってしまうことも。腐ったたけのこはどう変化するのか、詳しく見てみましょう。
- 黒や茶色に変色する
- カビが生える
- ツンとした臭いがする
- 糸を引いている
- ぬめりが出る
たけのこは腐ると、色や見た目・味・臭いが変わっていきます。特に水煮はぬめりが出やすく、ツンとした臭いにもなりやすいです。たけのこに生えるカビは、緑色や黒・白いものなど様々です。
また、たけのこには白い粒のようなブツブツが付いていることがありますが、これはカビではなくアミノ酸の一種です。
白い粒・白いカスは食べられる
たけのこの中に入っている白いぶつぶつ、これは「チロシン」というアミノ酸の一種です。たけのこを食べた時に感じるえぐみは「チロシンが酸化してできたもの」で、水につけにくい性質を持つため結晶となって中に残っています。
また、たけのこに感じるえぐみはチロシンが酸化してできたもので、水につけにくい性質を持つため結晶となって中に残っています。
詳しくはこの記事をチェック!
上記記事では、チロシンが持つ健康効果について詳しく紹介しています。あわせてチェックしてみましょう。
酸っぱいのは食べられる?
たけのこの酸っぱい臭いと原因になるのが アク抜きがしっかりとできていない 可能性があります。
アク抜きがしっかりできていない原因としては、茹で時間が足りていなかったり、米ぬかの量が足りなかったりなどです。アク抜きをする前にしっかりと材料を揃えたり、時間をかけてしっかりと茹でたりしましょう。
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たけのこの賞味期限はどのくらい?
たけのこの日持ち日数の目安は、生のたけのこ・水煮それぞれ下記の日数となっています。
- 生たけのこ……約1週間
- 水煮(未開封)…約6ヶ月
- 水煮(開封後)…約5日
たけのこの水煮の日持ちは、未開封なら半年ほどは日持ちします。密閉状態なので腐りにくく、常温でも長期的に保存が効きます。
開封後は冷蔵保存が必須で、日持ちの目安は5日程度です。冷凍すれば1ヶ月日持ちするので、余った分は冷凍保存するなどして長持ちさせましょう。
生たけのこに関しては、アクが徐々に強くなってくるので1週間以内に消費しましょう。茹でて冷凍すれば1ヶ月保存可能です。
たけのこは食べると太る?ダイエット効果は?
たけのこ100gあたりのカロリーは、生の状態でたったの26kcalです。じゃがいもは76kcakl、かぼちゃは91kcalなのでお腹にたまる芋類と比較すると低い数値です。
一食で100g食べても26kaclなので非常にヘルシーです。栄養素も豊富なのでダイエット中の食材として向いていそうですね。
たけのこの糖質量、栄養、ダイエット効果について下記記事で詳しく紹介しています。あわせてチェックしてみましょう。
詳しくはこの記事をチェック!
妊娠中(妊婦)でも食べられる?
妊娠中の食事には食べても良いもの・控えた方が良いものがありますが、“たけのこ”は妊婦さんにもオススメの野菜なんです。その理由には、たけのこに含まれる“食物繊維”と“カリウム”があります。
詳しくはこの記事をチェック!
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まとめ
この記事をまとめると
- 生たけのこにはボツリヌス菌が付着していることがあるの加熱をしっかり
- 白い粒はカビではなくアミノ酸の一種で食べられる
- 腐ると白カビが生えることもあるので良く見分けること
- 酸っぱいのはアク抜きが足りなかった可能性大。食べることはできる
生たけのこには菌が付着していることがあり、しっかりとした加熱によって殺菌することができます。また、傷んだものでも食あたりになるので、古いものはよく見分けましょう。
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