たけのこの保存方法は?長持ちさせるにはアク抜きが必須?栄養は?

たけのこは煮物に入れても美味しいですし、ホイル焼きにしてそのまま食べてもとってもおいしい食材ですよね!美味しいだけでなく食物繊維がたっぷり含まれているので、毎日の食習慣にぜひ取り入れていただきたい食材でもあります。

ただ若干下処理が面倒なので、皮付きのたけのこを購入して自宅で調理する人は少ないのではないでしょうか。

今回の記事では、

  • たけのことはどんな料理なのか
  • たけのこの栄養
  • たけのこの保存方法
  • たけのこのアク抜き方法
  • たけのこの保存期間

これらについて解説していきたいと思います。

スポンサードリンク

たけのこってどんな食材?

たけのこは、その名の通り「竹」の子どもであることから「たけのこ」と名前が付きました。漢字では「竹の子」や「筍」と書きますが、「筍」という字は旬内と呼ばれる10日間で竹となるほど成長が早いことが由来となっています。

特徴としてはアクと苦味が強く、下処理としてアク抜きが必須となります。春に旬を迎えますが、輸入ものなどで通年出回っている野菜です。

スポンサードリンク

たけのこは栄養価がとても優秀

たけのこに多く含まれる主な4つの栄養素

たけのこには、食物繊維が豊富に含まれているので便秘解消に効果的な野菜です。食物繊維には『水溶性』と『不溶性』がありますが、たけのこに多く含まれるのは不溶性食物繊維です。

他にもチロシンやビタミンC・パントテン酸といった栄養成分も含まれています。

  • パントテン酸:パントテン酸は、人間の体内で副腎皮質ホルモンの合成に関わります。コエンザイムAと呼ばれる体内の炭水化物、たんぱく質、脂質全ての代謝に関わるパーツの一部として使用されます。ストレス耐性の効果も上げるビタミンです。
  • チロシン:チロシンは甲状腺ホルモン分泌や脳の神経伝達物質に関わっています。甲状腺ホルモンの分泌に関係し、正常なホルモン分泌には欠かせないアミノ酸で、摂取することで抑うつ効果があることが知られています。皮膚や髪の毛のメラニン色素の材料としても重要で、白髪予防にもなります。
  • ビタミンC:ビタミンCは、抗酸化効果が高く活性酸素を除去し、過酸化脂質の生成を押さえや動脈硬化含む血管疾患、免疫力を上げるため風邪の予防効果があります。コラーゲンの生成やメラニン生成を抑えるため美肌効果が高いのも大きな特徴です。また、脳を落ち着かせる働きの脳内物質の生成や、ホルモン合成にも関わっています。
  • 不溶性食物繊維:不溶性食物繊維は、食物繊維の中でも水に溶けることが出来ないため腸内まで届きます。腸まで消化されないため、便として排出されるのが不要性食物繊維です。腸管を適度に刺激をするため、蠕動運動が活発化し食べ物の吸収や消化を助ける働きがあります。善玉菌の栄養にもなるため腸内環境もよくなることが知られています。

スポンサードリンク

たけのこを保存する前に!保存期間の確認を

たけのこは手に入ったら遅くとも「翌日」にはあく抜きをするようにしましょう。皮付きのたけのこは時間が経つにつれてあくが強くなって、えぐみがきつくなってしまうからです。

ちなみにスーパーなどで手に入る水煮のたけのこはあく抜き済みのものもあるので、あく抜きの手間がかかるのが大変な方はあく抜き済みのものを購入しましょう。

たけのこのアク抜き方法

たけのこのアクを抜くには米ぬかや重曹を使って下茹でします。米ぬかや重曹と一緒にたけのこを1時間ほど茹でて、そのまま冷めるまでおいておけばOKです。

あく抜きしたたけのこの保存期間

  • アク抜きたけのこ冷蔵保存:約1週間
  • アク抜きたけのこ冷凍保存:約1カ月

アク抜きをしたたけのこはこのような保存期間となってきます。基本的には常温保存はできないので、冷蔵庫か冷凍庫で保存するようにしましょう。

スポンサードリンク

たけのこを保存する方法

冷蔵保存

1週間ほどで使い切る予定なら水につけて冷蔵庫で保存します。深めの保存容器にあく抜きをしたたけのこを入れて、たけのこがつかるくらいの水を入れて蓋をします。蓋がなければラップでもOKです。

たけのこの様子を見て、ぬめりや変なにおいがなければ1週間経っていてもまだ食べられることがありますが、たけのこは意外と足の速い食材なので早めに消費するようにしましょう。

冷凍保存

たけのこの量が多く、たくさんあって使いきれそうにない場合は冷凍保存がおすすめです。冷凍することによって約一ヶ月も保存することができます。

ただしそのまま冷凍してしまうと食感が崩れ、ぱさぱさになってしまうので、冷凍するときはだし汁につけたままにするか、砂糖をまぶしておくことで水分を保持させて食感が変わらないようにしましょう。

解凍するときは使う半日くらい前に冷蔵庫に移して置き、自然解凍させておくのがおすすめです。

スポンサードリンク

まとめ

いかがでしたでしょうか?今回の記事をまとめると、

この記事をまとめると

  • たけのこは「竹」の子ども
  • たけのこは旬内と呼ばれる10日間で竹となるほど成長が早い
  • チロシンやビタミン、食物繊維が豊富
  • たけのこは保存する前にアク抜きが必須
  • 冷蔵保存で1週間、冷凍保存で1カ月の保存期間である

今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。 

スポンサードリンク