脱脂粉乳の代用品5選！代わりになるもの・スキムミルクとの違いは？

「脱脂粉乳」という食品をみなさんは聞いたことがありますか？脱脂粉乳と聞くとなんだか古めかしいイメージがありますが、現在では「スキムミルク」と名前を変えて、お菓子作りや料理の隠し味などで実は使用されている身近な食材なのです。牛乳とは違い長期保存が可能なうえに栄養も満点な脱脂粉乳。しかし一体どのような栄養成分が含まれているのでしょうか？今回は、

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脱脂粉乳とはどんな食べ物？

脱脂粉乳とは、牛乳の中の乳脂肪分を除去したあとに乾燥させて水分も取り除き、粉末状にしたもののことを言います。牛乳はあまり日持ちしませんが、水分がなくなることで長期保存が可能になります。また、このようにすることで牛乳の栄養分がギュッと濃縮されるため、実は脱脂粉乳の方が牛乳よりも栄養価が高いんです。そんな栄養価の高い「脱脂粉乳」の主な成分には、たんぱく質・脂質・炭水化物・カルシウム・マグネシウム・ミネラル成分（亜鉛、鉄、銅）、各種ビタミン（ビタミンAやビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、ビタミンC）、カリウム、ナイアシン、ナトリウム、パントテン酸、ビオチン、葉酸、ヨウ素、リン、といった成分が含まれているそうです。そのため、なんとサプリの代わりに脱脂粉乳を飲むという方もいるんだとか！

どんな味？まずい？美味しい？

どうやら昔学校の給食で脱脂粉乳を飲んでいた方にとっては、「脱脂粉乳はまずい！」という記憶が残っているようです。当時の脱脂粉乳は、乳臭い匂いが強く、味は泥水のような味で、お湯になかなかうまく溶けずにダマになっているドロドロ状態のものだったそうです。そんな状態のものを鼻をつまんで無理矢理 喉へ流し込んでいたため、例えるならば臭いバリウムのようなものだったそうです。

スキムミルクとの違い

戦後の脱脂粉乳は、アメリカから送られてきた支援物資でしたが、現在は日本国内で製造されているため、原料や製法も向上して、昔よりおいしく飲めるようになっています。そして現在では、「脱脂粉乳が」から「スキムミルク」へと名前を変えてスーパーなどで販売されています。

使い方

脂肪分が取り除かれているため牛乳ほど濃厚ではないですが、その分クセがなく、そのためお菓子や料理に使用することができます。クセがないためそのまま飲むと物足りなさを感じてしまうかもしれませんので、スキムミルクをお湯に溶かして飲む場合は、生クリームや砂糖を混ぜるとより美味しくいただけます。

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脱脂粉乳(スキムミルク)の代用品５選

スキムミルクは普段なかなか使うことがないため、お菓子などを作る時にレシピに「スキムミルク」と書いてあっても、そのためだけにわざわざ買うのはちょっともったいない気がしてしまいますよね。そんな時は他のもので代用してみるのもおすすめです。以下にスキムミルクの代用品となるものをご紹介させていただきます。

牛乳

もともとスキムミルクは牛乳から脂肪分と水分を抜いたものになりますので、もちろん牛乳で代用することも可能です。しかし牛乳で代用する際には、使用する分量に気注意が必要です。スキムミルク1に対して、牛乳10の割合で加えるとよいでしょう。(レシピでスキムミルク10グラムの場合は、牛乳100グラムになります。)そして、牛乳にはスキムミルクとちがい水分が含まれているので、その分の水分量をレシピから減らすようにしましょう。低脂肪牛乳を使うとよりスキムミルクに近い風味を出すことができます。

豆乳

乳製品ならではのコクはあまり感じられませんが、豆乳もスキムミルクの代用品として使用可能です。使用する際には、牛乳で代用する場合と同様に、水分量を調整して使いましょう。

粉ミルク

乳幼児が飲むことで知られている粉ミルクは、スキムミルクと同様に牛乳から水分を除き粉末状にしたものです。スキムミルクと異なる点は脂肪分が残っている点ですが、このことにより、スキムミルクよりもリッチな風味を味わうことができます。母乳に似た独特の風味がありますが、少量程度の代用であれば気になりません。若干甘めの味わいに仕上がります。

エバミルク

エバミルクとは、牛乳を煮詰めて濃縮した「無糖練乳」と呼ばれるもので、あっさりとしてサラサラとした液体です。スキムミルクよりも脂肪分を多く含んでいるため、エバミルクで代用するとコクのある料理に仕上がります。それが嫌な場合は、エバミルクを少なめにして水を足して使うとよいでしょう。

クリーミングパウダー

コーヒーなどを飲むときに使う「クリーミングパウダー」でも代用が可能です。クリーミングパウダーは植物性脂肪から作られるものが多いため、あっさりとした風味が特徴です。(中には乳由来成分を使用しているものもあります。)粉末状なのでスキムミルクの代用として使う場合は同量を加えて大丈夫です。しかし製品によっては乳糖などの甘み成分を添加しているものもありますので、その際には全体的な甘みを調整して使いましょう。

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まとめ