中華料理のデザートといえば「杏仁豆腐」。プルプルした食感にさっぱりした味が大人気です。最近でスーパーなどでも販売されており、日本でもメジャーなデザートとなってきています。
そんな杏仁豆腐を手作りしてみたい人もいるのではないでしょうか。手作りする際に多いトラブルは固まらないことですが、原因は何でしょう?寒天、ゼラチンそれぞれ使用した際の解決方法は?そこで今回は
- 杏仁豆腐が固まらない原因は?
- 寒天で作った杏仁豆腐のやり直し方は?
- ゼラチンで作った杏仁豆腐のやり直し方は?
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目次
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杏仁豆腐が固まらない原因は?
杏仁豆腐が固まらない理由は大きく分けて3つ考えられます。寒天、ゼラチン、どちらを使用していても考えられますので、参考にしてみてください。
凝固剤をしっかり溶かしてない
寒天やゼラチンは基本的にふやかしてから使用するようにしましょう。ふやかし適温でしっかりと煮溶かします。ゼラチンは温度を上げ過ぎると固まらなくなりますので温度調整をしっかり行いましょう。
凝固剤の量が少ない
杏仁豆腐の液の量に対し、凝固剤の量が少ない場合もあります。寒天だと1~1.5%になるように、ゼラチンだと1~3%になるようにしましょう。もし凝固剤が足りず、追加する場合には、別の鍋で加えて溶かせるような状態にしてから加えましょう。
冷やす時間が短い
大きさや形状、食材によって異なりますが、2~3時間は冷やさなければなりません。冷却途中も気になってしまい冷蔵庫の開閉が多くなるとその分、冷蔵庫の温度が一定に保てなくなり、さらに時間がかかってしまうのでそっとしておくのが一番です。
12時間冷やしても固まらなければ、別の要因が考えられます。
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寒天で作った杏仁豆腐のやり直し方は?
寒天は熱を加えると溶けますので、比較的簡単に各工程をやり直すことができます。それぞれの工程で温度差があると上手くいきませんので食材の温度を揃えるようにしましょう。
寒天の加熱が不十分だった場合
寒天を十分に溶かしきれていなかったことが考えられます。寒天を水でふやかしてから砂糖を加え、90℃以上で2分ほど煮ます。その際にしっかりと寒天を溶かすことがポイントです。
砂糖には水分を保つ保水性という性質を持っており、寒天と混ぜることで離水を防ぐことができます。このような状態になった時は、寒天の量を増やしたほうが良いです。温め直すと牛乳が固まってしまい、また別の問題へ発展してしまう恐れがあるからです。
沸騰しない程度に温めながら、他の鍋で煮溶かし、粗熱をとった寒天を加えます。ここでしっかりと混ぜ合わせましょう。
牛乳を混ぜている最中に固まった場合
寒天がしっかりと溶けたら牛乳と混ぜ合わせる工程へ移ります。この工程で失敗する原因は牛乳の温度の低さだと思われます。この時のポイントは牛乳を常温にしておく、もしくは寒天を弱火にかけながら牛乳を加えます。
牛乳が冷たいと寒天が急速に冷えてしまい、固まってしまいます。逆に、寒天の温度が80℃以上で牛乳を加えてしまうと牛乳が固まってしまいますので温度が高すぎても低すぎてもムラが出来てしまいます。
この場合は、沸騰しない温度で温めなおしながらよく混ぜるようにしましょう。それでも解決しなければ先ほど同様に寒天を追加します。
寒天の量が足りない場合
杏仁豆腐が固まらない原因は様々ですが、シンプルに寒天の量が少なすぎても固まりません。寒天の適切な量はは液体の1~1.5%です。
寒天が足りなければ足りなかった分を煮溶かし粗熱をとっておき、再度加熱した杏仁豆腐に加えてムラができないよう混ぜ合わせます。
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ゼラチンで作った杏仁豆腐のやり直し方は?
ゼラチンの扱い方を間違えてしまうと、上手く固めることができません。ゼラチンは動物に含まれているコラーゲンより作られます。コラーゲンは50~60℃で溶ける性質がある一方、それ以上の高熱を加えてしまうと変質してしまい、固まらなくなってしまうので注意が必要です。また、ものによっては事前にふやかしてから溶かす工程に移す場合がありますので、パッケージの記載をよく確認してくださいね。
ゼラチンを溶かす温度が低かった
ゼラチンは50~60℃で溶けますので、その温度まで上げて溶かしましょう。溶けてきましたら液全体に行き渡るよう、しっかり混ぜます。
ゼラチンを溶かす時に沸騰させた
ゼラチンが溶ける温度は50~60℃ですが、それ以上の高温になってしまうとゼラチンは固まらなくなります。ですので、新しくゼラチン、もしくは寒天を追加しなければなりません。ゼラチンの風味が気になる方は寒天使用を検討しましょう。
ゼラチンの量が足りない
そもそもゼラチンの量が少なかった場合は、杏仁豆腐を適温に温め、ゼラチンを追加しましょう。ゼラチンの成分を壊さないよう、温度に気を配りながら溶かすようにしてください。
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まとめ
「杏仁豆腐が固まらない時の対処法」などについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
この記事をまとめると
- 寒天もゼラチンもよく溶かしよく混ぜ合わせる
- 各工程の温度に要注意
- 杏仁豆腐の液体に対して凝固剤の割合が適切か確認
- ゼラチンで作る際は高熱と風味に注意
杏仁豆腐を作る際には温度管理が重要なポイントとなります。温度を確認し、ゼラチンや寒天、牛乳などの特性に注意しながら作りましょう。作り方はいたってシンプルですのでぜひ、試してみてください!
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