皆さんのご家庭ではお魚などの生物の鮮度はどのように見極めていますか?「皮や身の色・目の色・感覚に頼る!」など様々かと思います。しかしどの方法も人の感性によって変わるもので、正確性には欠けてしまいますよね。
スーパーの半額のお魚やお刺身は食べても大丈夫なのか、不安になる方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、魚の鮮度や、腐った際の見分け方などについて解説していきます。今回のテーマは、
- 腐った魚を食べてしまったら食中毒に!
- 魚が腐る・腐りやすい理由
- 腐った魚の見分け方
- 古くなった魚の美味しい食べ方
これらのテーマで紹介していきます。是非最後までチェックしてくださいね。
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目次
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腐った魚を食べてしまったら食中毒に!
腐ってしまったお魚を食べるとどうして危険なのでしょうか?腐敗した食品には細菌が多く増殖しており、食中毒などの症状を引き起こす可能性もあります。健康状態などによって左右されるため注意が必要です。
具体的にはどのような症状が出るのか紹介していきます。
食中毒症状
食品の腐敗による食中毒症状は、付着している細菌によって様々な症状を引き起こします。
- 吐き気
- 嘔吐
- 下痢
- 発熱
- 頭痛
- 腹痛
- 胃痛 など
一般的にはこのような症状が多いでしょう。食中毒というとこのような症状を引き起こしますから、見分けがつきやすいでしょう。
鮮度の怪しい魚を食べてしまったかもという心当たりがあり、このような症状が見られた場合は食中毒を引き起こしている可能性が高いです。
症状が出るまでの時間
原因菌によって潜伏期間も様々です。ノロウィルスの場合は24~48時間、カンピロバクターの場合は2~7日、ヒスタミンなどの化学物質による中毒の場合は摂取してすぐに症状が出ます。
一般的な食中毒であれば、1時間以内~1週間以内には大抵症状が出ます。この期間で症状が出ない場合は問題なしと判断しても良いのではないでしょうか。
加熱すれば大丈夫?危険?
「加熱すれば多少傷んでいても食べられる。」これは多くの方が勘違いしがちな誤った情報です。例えばですが、ウェルシュ菌と呼ばれる細菌は、植物のように「芽胞」と呼ばれる種のようなものを作り出します。
この芽胞は摂氏100度の熱を加えても、1~6時間程度死滅しない事が確認されています。この他にもブドウ球菌などは毒素を発生させ、この毒素は摂氏100度の温度下でも30分死滅しない事がわかっています。
家庭内で食品全体を100℃以上に保ち続けることは難しいことです。要するに、加熱しても細菌が死滅しないということになります。腐った食品を食べることは危険なことですから、見切りをつけて廃棄しましょう。
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魚が腐る・腐りやすい理由
魚などのなま物はどうして腐りやすいのでしょうか?具体的な理由について紹介していきます。
水分量が多い
魚には細菌が増殖する為に必要な水分が多く含まれています。お肉や魚から「ドリップ」と呼ばれる液体が流出しているパックを目にしたことはありませんか?このように水分が多く出ると、そこから細菌が増殖しやすくなります。
肉質が弱い
魚は肉よりも肉質が弱いと言われています。この理由は温度と関係しています。魚は水中で生きるため、常温などで耐えうる性質を持ち合わせていません。そのため、一般的に肉よりも魚の方が腐りやすいのです。
自己消化酵素の作用が大きい
魚は死亡後、死後硬直を引き起こし、その後軟化して美味しく食べられるようになります。この軟化の過程を過ぎると、自己消化という工程へ移り、急速に微生物などにより分解が進みます。
このような作用の影響もあり、魚は腐りやすいと言われています。
微生物が繁殖しやすい
魚は死後硬直を引き起こしたのち、微生物による分解が急速に進みます。水中にも空気中にも細菌は多く存在していますが、私たち生物は生きていることでこれらの細菌から体を守る働きが備わっています。
しかし体の機能が停止すると、これらが機能しなくなるため微生物などが急速に増殖します。
腐った魚の見分け方
腐った魚の見分け方は難しいですが、一般的には以下のような変化で見分けることができます。
- 表面がぬるぬるしている
- 触ると糸を引く
- 目が白く濁っている
- 明らかな異臭
このような変化が見られた場合は食べるのを避けた方がよいでしょう。
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古くなった魚の美味しい食べ方
とはいえ見切りなどの古い魚を買うこともあります。確かに食べられますが、生臭さがきつくなったりと美味しくありません。古い魚を美味しく食べる方法をいくつか紹介します。
フライ
下処理を行い油で揚げる事で、美味しく食べられることもあります。フライなどの揚げ物は好物の方も多いですよね。多少の生臭さを感じても、美味しく食べられるという方もいるかもしれません。
濃いめの味付け
味噌煮や照り焼きなど、濃いめの味付けで食べると生臭さが感じにくくなることもあります。味噌や酒などの調味料は臭み取りとして有名ですよね。ぜひ試してみてください。
まとめ
いかがでしたか?今回は、腐った魚による食中毒の症状や、鮮度の悪い魚の見分け方などに付いて紹介していきました。
この記事をまとめると
- 腐った魚は加熱しても食べられない!
- 魚の鮮度を保つためには温度管理がとても重要!
- グレーゾーンの魚はフライやみそ煮などで調理すると臭みを感じにくい!
いかがでしたか?鮮度の見極めが難しい魚ですが、今回の記事を参考に、品定めしてみてくださいね。
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