春の味覚といえば何を思いつきますか⁉山のもの、海のもの色々とありますよね⁉今回は、春にふさわしい名前がついた海のもの「桜えび」について
- 桜えびは、乾燥したものだけではありません!
- 桜えびは、おいしい時期はいつなのでしょう!
- 桜えびは、甲殻類⁉アレルギーが心配です!
の内容で紹介します。(画像引用:静岡県)
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目次
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桜えびとはどんな食べ物?
桜えびといえば、どんな料理が思いつきますか?かき揚げでしょうか?それとお好み焼き、もんじゃ焼きなど色々とあります。あらためてどんな食べ物かみていきましょう!
特徴
分類学上では、甲殻類中、十脚類、遊泳類、車エビ族。桜えび科、桜えび属になります。生態は、日中は、水深200m以下の深海で生活をしているのに夜になると水深10mまで浮上してきます。その特性に合わせて漁業は夜間に行われています。
体の表面は、薄く透明な桜色をしています。成熟魚4〜5cmの体長で長いひげは身体の3倍もあります。また155個の発光器を備えていますが、発光力はごくわずかです。
どんな味?まずい美味しい?
桜えびは、世界的にも希少なエビなだけあり、その味は、独特の旨味、甘みそして風味や香りが豊かです。しかも下処理なしで丸ごと味わえる栄養満点食材です。内臓もそのまま食べますが、全く苦みや殻の違和感はありません。
桜えびは体表に発光体があり、この個数が甘み、旨味に関係があると言われています。静岡県の調べによると台湾産の1.5倍も多いことからそのおいしさがわかります。
旬の時期
桜えびの漁期は、年2回と決められています。3月下旬から6月上旬の春漁と10月下旬から12月下旬の秋漁のみです。鮮度抜群な桜えびを味わうなら、漁期をねらって訪れるのがよいでしょう。
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桜えびは生で食べても大丈夫?
(天日干しの風景:桜えびのシーズンになると、富士山を背景にピンク色に広がります)
静岡市において、衛生管理や保存方法などの研究を長年重ねてようやく1981年(昭和56年)から生の桜えびを食べられるようになりました。
また水揚げされたばかりの桜えびは、翌朝には競りにかけられ出荷されます。新鮮なまま静岡市内の飲食店でとれたての桜えびを味わうことができます。
静岡のみ
桜えびの生息地は、相模湾、東京湾と富士川、安倍川、大井川という大きな河川が流れ込む駿河湾になります。特性的に駿河湾の繁殖が最も多いことから、資源保護のために由比港と大井川港の2港に限定されています。
日本で唯一静岡県の駿河湾のみ獲ることが許されています。
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生で桜えびを食べる食べ方
生の桜えびの魅力は、下処理をしなくてもいいことです。手軽に使える便利な食材なので手に入れたら、試してみてください。簡単ではありますが桜えびを使用した料理を紹介します。
パスタ
フライパンにオリーブオイルを入れニンニクと赤唐辛子を弱火にかけ香りがしたら生の桜えびを加えさっと炒めます。パスタのゆで汁を少量加え絡ませます。あとは一緒にパスタと盛り付けるだけです。
生えびのプリプリした食感をお楽しみいただけます。さらに春キャベツを一緒に炒めると春らしい彩になります。
丼
釜揚げ桜えびを手に入れたら温かい白いご飯に盛り付けるだけでおいしいです。味付けはお好みのだし汁でいかがでしょう!プラス釜揚げしらすがあれば最高です!
お刺身
今や急速冷凍技術と輸送技術のおかげで現地にいかなくてもいつでも食べられるようになりました。さらに新鮮さを求めるなら、年2回の解禁日近くに通販サイトでお取り寄せしてはいかがでしょうか!
桜えびはアレルギー食品?
桜えびは、甲殻類に分類されるので一般的なエビと同様に注意が必要です。
主なアレルギー症状
かゆみ、じんましんと様々な症状があらわれます。重症になると過呼吸発作やアナフィラキシー症状も引き起こします。子どもだけでなく大人でも起こりうるので十分に気をつけてください。
赤ちゃんはいつから食べられる?
離乳食の後期から少量使用できます。まだ、消化機能が発達していないので、生の桜えびは避けましょう。まずは乾燥桜えびから始めます。
固さと塩分が赤ちゃんには適していないので、下茹でかお湯に漬け込むかしてやわらかくし、塩抜きしたものを与えるようにしましょう!
刻んだ小松菜とシイタケを組み合わせるとカルシウムの吸収をさらに高めます。
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まとめ
以上になります。いかがでしたでしょうか?
この記事をまとめると
- 桜えびは、日本で唯一、駿河湾でしか漁獲できない希少なエビの仲間です
- 桜えびの漁期は、春と秋の年2回になります
- 水揚げ後、翌日には静岡市内の飲食店で鮮度抜群の生の桜えびが食べられます。また急速冷凍、輸送技術により釜茹で、刺身が全国各地で食べられるようになりました
- 桜えびは、甲殻類に属すので、甲殻類アレルギーの疑いのある人は気をつけてください
なかなか旅行に行くことができない昨今、せめておいしいものを取り寄せて気分だけでも味わってみてはいかがでしょうか!
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