日本人なら食べたことのない人はいないであろうせんべいは、大人から子どもまで安心して食べることの出来るお菓子です。
しかし、手ごろな価格で購入出来ることから買い過ぎてしまい、うっかり賞味期限を超えてしまった経験はないでしょうか?
- せんべいの定義とは?
- 賞味期限が切れたせんべいは食べても安全?
- 自宅で出来るせんべいの作り方
今回は、こちらについて詳しく解説します。
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目次
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せんべいとは?
せんべいとは
現在の日本で親しまれているせんべいは「米菓煎餅」と言われ、うるち米を原料として様々な工程(潰す、突く、延ばすなど)を経て作られた米菓のことを指します。
歴史や種類
日本におけるせんべいの歴史は非常に古く、なんと縄文時代には既にすり潰した穀物を平たい形で焼いたものが発見されていたとも言われています。
現在のようなせんべいは、かつて江戸時代に設けられていた五街道の一つである日光街道に存在した「草加宿」で団子屋を営んでいた「おせん」というおばあさんが由来になっているという説が有名ですね。
ある日団子屋を訪れたお侍さんの、「団子を平らにして焼いたらどうだろうか?」と言う言葉を受けて、おせん婆さんが焼いて作ったものが現在の「おせんべい」の始まりとも言われてますが、他にも様々な説があるため明確にはなっていません。
一般的な米菓せんべいだけでも種類はとても多く、
- 醤油せんべい
- 揚げせんべい
- ぬれせんべい
- 海苔せんべい
- ザラメせんべい
など様々です。
また、お米を原料としていないものせんべいも「骨せんべい」や「野菜せんべい」など数多く存在します。
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せんべいは賞味期限切れでも大丈夫?
賞味期限の目安
せんべいは、食品分類としては米を加工した食品である「米菓」にあたります。加工食品には、必ず賞味期限または消費期限を表示することが義務化されています。
一般的なせんべいに設定されている賞味期限は、おおよそ製造から180日間となっている場合が多いですが、これはあくまでせんべいが未開封となっていることが条件です。
一度せんべいを開封してしまった場合、空気に触れたせんべいの品質劣化が始まってしまいます。そのため、製品に記載された賞味期限は効力をなくしてしまうことに注意が必要です。
つまり、一度開封したせんべいは出来る限り短い期間で食べ切ることが美味しさを味わう上で大切になるのです。
賞味期限の決め方、種類によっても違う
せんべいには、数多くの種類があることは先ほど解説しました。実は、せんべいの種類によって賞味期限の決め方や長さが異なります。
揚げせんべい
油で揚げて作る揚げせんべいですが、揚げるために使用する油は直射日光や温度変化による影響を受けて非常に劣化しやすい特徴を持っています。油が劣化する現象は「酸化」と呼ばれ、不快なにおいなどが発生して本来の美味しさを失ってしまいます。
酸化の発生を防ぐ目的のため、揚げせんべいの賞味期限は一般的なせんべいよりも短い60日前後の賞味期限が設定されることが多くなっています。
ぬれせんべい
千葉県銚子市が発祥の地として知られているぬれせんべいは、柔らかい食感が他のせんべいとは一線を画すものとなっていて人気が高いせんべいの一種です。
焼いたばかりのせんべいを冷まさずに、醤油を中心とした調味液に漬け込んで作るぬれせんべいは、他のせんべいと比較すると含まれる水分比率が高くなっています。
水分が高い食品は、品質劣化が起こりやすいため、ぬれせんべいもまた一般的なせんべいよりも短い約15日間前後の賞味期限が設定されています。
湿気が低いところで保存するのが良い
せんべいを食べるうえで気を付けたいのが、湿気です。湿気てしまったせんべいはふにゃふにゃとした食感となってしまい美味しくありません。
せんべいが湿気てしまうのを防ぐためには湿気を低く保つことが重要です。具体的には密封性の高い容器にせんべいと共に乾燥剤などを一緒に入れておくで、せんべいのパリッとした食感を長持ちさせることが出来ますよ。
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せんべいを食べる
せんべいの作り方
自宅でせんべいを作りたい!そう考えてる人も多いのではないでしょうか。ここでは家でも簡単に出来るせんべいの作り方を解説します。
用意するもの:ご飯適量、醤油少々
- クッキングシートにご飯をのせて麵棒で薄く延ばす
- 醤油をご飯の上に少しずつたらし全体に色を付ける
- レンジで5分から6分程度加熱し、冷ましたら食べやすい大きさにちぎる
子どもでも簡単にせんべいを作ることが出来るので非常におすすめです。
どこでも買える手頃なせんべい
スーパーやコンビニ、お店は数あれどどこでも手軽に購入出来るのがせんべいの魅力の一つですよね。
ここでは、どこのお店でも比較的置いてありやすいせんべいを紹介します。
手塩屋
最近では、柔らかめの食感を持ったせんべいが多くなっていますが、やはりせんべいの魅力は「固さ」にあるのではないでしょうか。
この手塩屋は、昔ながらのせんべいの固さを忠実に守っているため誰でも好き嫌いなく食べることが出来るせんべいです。
ぽたぽた焼き
非常にロングセラーのせんべいです。甘じょっぱい味のソフトせんべいは子供の頃を思い出す味ではないでしょうか?
カレーせん
スパイシーな香りが魅力のカレーせんは一度食べると止まらない魅力があります。食べ終わったあとに、ついつい指を舐めてしまうほど絶妙にブレンドされたスパイスが食欲をそそります。
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まとめ
この記事をまとめると
- せんべいは米を加工して作る米菓のことで、名前の由来は様々。
- せんべいの種類は数多くあるが、油で揚げる、調味液に漬け込むなどの工程を経た製品は劣化しやすくなるため賞味期限が短くなりやすい
- せんべいは湿気が大敵となるため、湿気を防ぐため密封できる容器に乾燥剤と共に保存することがおすすめ
いかがだったでしょうか。
非常に歴史の長い米菓であるせんべいはまさに日本を代表する米菓と言ってもいいでしょう。とても食べきれない位の種類が存在するため、いつもと違ったせんべいをたまには選択してみると新たな発見があるかもしれませんよ。
この記事がみなさんの参考になれば幸いです。
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