- 「ウドをスーパーでみかけるけどどんな野菜なの?」
- 「ウドはアレルギーとか大丈夫なのかな?」
- 「ウドの美味しい食べ方ってどんなのがあるの?」
ウドは季節になるとスーパーなどのケースでよく見かけるようになりますが、どんな植物なのか良く知らないという方も多いのではないでしょうか。
見かけるというよりも、目立つ場所に並べられるからなのですが、旬があるのでその時期に食べましょうという意味合いが強いようです。この記事ではウドがどんな野菜なのか、特徴や味、おいしさについて、また、アレルギーや毒素などの有害な物質は含んでいないかなど、ウドを美味しく食べるための情報を紹介しています。この記事を読むことでウドのよさや体への影響、どんな良いことがあるのかについて知識を深められます。
一番良い時期にウドを食べるための役立つ記事にしています。是非最後までご覧ください。
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目次
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ウドとはどんな野菜?
ウドはウコギ科タラノメ属、多年草の山菜です。どんな野菜なのか、味はおいしいのか、食べられる時期やどこが主要な産地なのか、栽培されてるエリアなど、詳しく知らない方も多いと思います。普段の食卓ではあまり見かけない野菜である「ウド」について詳しく紹介します。
特徴
ウドは漢字で書くと「独活」と書きます。ウドには2つの種類があり、スーパーなどで見る白っぽいウドは軟白うどという種類で、完全に遮光して育てられる種類です。もう一つは山うどで天然もしくは日光に当てて栽培されるため緑色です。有名なことばに「独活の大木」という慣用句がありますが、これは「からだばかりおおきく、役にたたない」という意味でつかわれます。
ウドを食用として用いる部分は若い茎や穂先だけで、大きくなると食べる事が出来なくなります。多年草であり成長すると2〜3メートルほどに成長しますが、やわらかいため使い道も無さそうです。
どんな味?まずい?美味しい?
山うどと軟白うどに分かれますが、それぞれ味や食感には特徴があり、感じ方が違います。軟白うどはウド特有の香りがマイルドで身が柔らかく歯ごたえも心地よい食感です。苦みが少なくクセもあまりないため食べやすいウドです。山ウドは日光を浴びたウドで葉の部分が緑色です。ウド特有の香りが強く、身も歯ごたえがありシャキシャキとしています。苦みも軟白ウドよりも強く、子供よりも大人が好む味です。
時期
ウドの旬は春から初夏にかけての3月から6月初旬にかけてが最も良くとれ、美味しい時期です。旬を逃すと売り場からきえてしまいますので、食べてみたいと思うのであれば、見かけたら購入しておくことをおすすめします。
生産地
産地は多い順に栃木、秋田、群馬、青森、埼玉、東京の順です。上位三県は土地柄的にもなんとなくイメージできるのですが、埼玉や東京が上位なのには驚く人が多いかもしれません。埼玉では飯能市、日高市、入間市、東京では立川市、国分寺市、小平市で栽培が盛んです。
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ウドでアレルギー反応は起こる?
ウドは皮の部分に食物アレルギーの要素があるためまれにアレルギー反応が出る場合があるので食べ過ぎには注意が必要です。主なアレルギー症状をご紹介します。
主なアレルギー症状
ウドを天ぷらにして食べて蕁麻疹が出たという情報をまれにSNS等で見かけることがありますが、体質、体調によるところが大きいようです。皮の部分にアクが多く、アク抜きの処理が不十分な場合にもアレルギー症状が出やすい様です。しっかりとしたした処理を心がけましょう。沢山食べ過ぎなければ、症状がでることは少ない様です。
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ウドに毒性はある?
ウドに毒性はありませんが、アクを含むので処理が悪い物をたくさん食べてしまうと胸やけなどの症状が出る場合があります。体質によってはウドの天ぷらを食べて蕁麻疹がでたとの情報もあるので、毒性があると勘違いしている人がいるかもしれません。
ウドは生でも食べられる?
ウドはした処理を施すことで生でも食べられます。処理の方法は、水400mlに小さじ1である5ミリリットルの酢を溶かした酢水に5〜10分ほどつけておき、しっかりと水分をきるあく抜きの下処理を施すことで美味しく召し上がれます。薄くスライスして酢味噌と和えると、シャキシャキの食感やさわやかな苦味を楽しめます。
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ウドの美味しい食べ方
ウドは軟白ウドと山ウドでそれぞれ食味が違います。特徴をそれぞれ用途に合わせて使い分けると料理の味が一層引き立ちます。ポピュラーであり、尚且つおいしい料理やそれぞれの特徴にあった食べ方をご紹介します。
天ぷら
山ウドを天ぷらにすると、歯ごたえや独特の苦味がアクセントとなり、風味豊かなウドの天ぷらが楽しめます。ウドは穂先の部分だけ天ぷらにする人が多い印象ですが、太い茎や脇の茎も繊維に沿って縦に包丁を入れるなど切り方を工夫する事ではごたえを維持しおいしく食べる事が出来ます。
皮の部分には特にアクが多いので、切り分けたらすぐに酢水に5〜10分ほど浸しアク抜きし、キッチンペーパーなどで水きりをして調理しましょう。
煮物
ウドを使った煮物も美味しく召し上がれます。煮物の場合はやわらかい方がおいしく出来ますので、軟白ウドがおすすめです。歯ごたえをたのしみたいのであれば山うどを使っても良いでしょう。一緒に煮込む具材は高野豆腐や人参、鶏肉や豚肉など、ウドの良さを引き立てる具材を選びましょう。
きんぴら
シャキシャキした食感のウドはきんぴらにもおすすめの食材です。ウドは酢水に5〜10分ほど浸しアクをぬき、薄くスライスして5センチ程の均一の長さにそろえて千切りにします。同じサイズの油揚げや牛薄切り肉と一緒に痛め、しんなりしてきたら調味料で軽く味を整えたら出来上がりです。
まとめ
この記事ではウドについて、以下の事について詳しく述べてきました。
この記事をまとめると
- 「ウドはスーパーでみかける春から夏が旬の多年草の山菜。」
- 「ウドにはアレルギーが出る人もいます。アクの処理が不十分な場合や食べ過ぎのとき。」
- 「ウドの美味しい食べ方としては天ぷら、煮物、きんぴらなどが代表的。」
これらの事がわかりました。
ウドは春から夏にかけて季節を感じられる旬の時期がもっともおいしく食べられるお野菜です。カリウムを含むので、余分な塩分を排出するのを助けてくれますし、むくみ解消にも良いとされています。銅や葉酸なども含みますので、女性には特にお勧めの食材です。
旬の時期には是非ご賞味ください。
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