トマトの作り置き冷凍方法・保存期間|スープ・ソースで栄養価アップ

トマトは常温か冷蔵保存が一般的ですが、作り置き冷凍しておくと非常に便利です。長期保存ができる上に、アップする栄養成分もあります。今回は、

  • トマトの作り置き冷凍方法
  • 日持ち・保存期間はどれくらい?
  • 常温保存するメリットは?

これらのテーマについて紹介いたします。

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トマトはどんな作り置きができる?

トマトは通年出回っている野菜ですが、沢山購入した時やすぐに消費できない時は作り置きがオススメです。トマトを作り置きで保存する方法には、このようなものがあります。

トマトの作り置き
  • トマトソース
  • そのまま冷凍
  • トマトスープ

トマトを丸ごと冷凍する方法や、ソースやスープにして冷凍する方法があります。冷凍保存は長期保存できるというメリットがありますが、実はトマトに含まれるリコピンは常温で保存することで増える性質があります。

常温保存はリコピンアップ

トマトは20度前後の環境で保存すると、収穫後もどんどん熟す性質を持っています。トマトが熟すと、甘くなることに加えてリコピンもアップ!

リコピンには強い抗酸化作用があり、生活習慣病予防やアンチエイジングに効果的な栄養素です。効率よくリコピンを摂取したい場合は、トマトを常温で保存しましょう。

豆知識

トマトを常温保存すると、冷蔵保存に比べてリコピンの量が60%もアップする!

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トマトの日持ちは冷蔵庫でどのくらい?

トマトの日持ち日数の目安は、常温・冷蔵・冷凍それぞれ下記の日数となっています。

トマトの日持ち
  • 常温保存…約1週間
  • 冷蔵保存…約2週間
  • 冷凍保存…約1ヶ月

トマトは常温だと柔らかくなりやすいので、冷蔵庫か野菜室で保存するのが基本です。冷蔵保存した場合の日持ちは、約2週間となっています。

カットトマトは?

使いかけのカットトマトは必ず冷蔵庫(野菜室)で保存!日持ちは3日ほど

トマトスープの日持ち

トマトスープ・トマトソースの日持ち日数の目安は、常温・冷蔵・冷凍それぞれ下記の日数となっています。

日持ち
  • 常温保存…1〜2日
  • 冷蔵保存…3〜4日
  • 冷凍保存…約1ヶ月

トマトスープやトマトソースは涼しい時期であれば常温保存も可能で日持ちは1〜2日ですが、できれば冷蔵庫に入れた方が安心です。冷蔵保存の日持ちは3〜4日となっており、それ以上長期保存したい場合は冷凍保存がオススメです。冷凍すれば1ヶ月日持ちします。

トマトを冷凍するメリット

ブロッコリーやほうれん草など、「冷凍野菜」はスーパーでも販売されている便利なアイテムですが、「冷凍トマト」は見かけないですよね。トマトは一度凍らせてから料理に使うことで、このようなメリットがあるんです。

冷凍トマトのメリットは?
  • 栄養価がアップする
  • 長期保存が可能
  • 皮剥きしやすくなる
  • 旨味成分が料理に出やすくなる

冷凍すると壊れてしまいそうな栄養素ですが、トマトの場合栄養価や旨味がアップします。詳しい栄養素については後ほどご紹介しますね。

熟れかけたトマトを保存したい場合や、皮をむいて使いたい場合にもオススメなのが「冷凍トマト」なのです。

ちなみに、大きな通常サイズのトマトに加え、 ミニトマトも冷凍することが可能 です。

注意

解凍する際に形が崩れるので、パスタソースやスープなどのペースト状にして使うのがオススメ

冷凍で栄養価アップ

「冷凍トマトは栄養価がアップする」とお話しましたが、トマトは収穫後、水分が抜けていくと同時に水溶性の栄養素も抜けてしまいます

そこで冷凍することにより、栄養価が流れ出るのをSTOPしキープすることができるのです。トマトに含まれる主な栄養素はコチラです。

  • リコピン:リコピンは、トマトやスイカに含まれている赤色の色素です。強力な抗酸化力で美肌効果があるだけではなくて、主に悪玉コレステロ
  • ールの数値を下げる作用があります。また、アンチエイジング効果やがん予防も期待されているビタミンです。
  • β-カロテン:β-カロテンは、人間の体内でビタミンAに変化し、細菌やウイルスの侵入を防ぐために必要な粘膜を丈夫にする作用があります。肌のシミの原因になる色素発生を抑制する抗酸化作用も持っています。緑黄色野菜では黄色の色素に多く含まれているビタミンです。
  • ビタミンC:ビタミンCは、抗酸化効果が高く活性酸素を除去し、過酸化脂質の生成を押さえや動脈硬化含む血管疾患、免疫力を上げるため風邪の予防効果があります。コラーゲンの生成やメラニン生成を抑えるため美肌効果が高いのも大きな特徴です。また、脳を落ち着かせる働きの脳内物質の生成や、ホルモン合成にも関わっています。

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トマトの冷凍保存方法

トマトの冷凍方法を、『トマトそのものを冷凍』する場合と『トマトソースやトマトスープにして冷凍』する場合それぞれご紹介します。

トマトそのものを冷凍

トマトは冷凍でも保存可能です。保存期間は約1ヶ月です。トマトを冷凍することで、栄養価のキープ・長期間保存・皮の剥きやすさ・料理への使いやすさなど様々なメリットがあります。

下記の記事では「冷凍トマト」について詳しく紹介していますので、あわせてチェックしてみましょう!

トマトソース・スープにして冷凍

トマトスープは冷凍保存も可能で、1ヶ月ほど日持ちします。

冷凍保存
  • 1食分ずつ密閉袋に入れる
  • タッパーなどに入れる

冷凍保存にはジップロックなどの密閉袋か、タッパーなどの容器を使用します。ガラス製の容器は冷凍できないので注意してください。1食分ずつ冷凍すれば使う時に便利です◎

解凍方法

冷凍したトマトスープやトマトソースは、電子レンジでの解凍が時短でオススメです。また、凍ったまま鍋に入れ、火にかけて解凍する方法もあります。

冷凍トマトを大量消費!おすすめレシピ

最後に、「冷凍トマトを大量消費できるオススメ料理」をご紹介します。 一度トマトを冷凍すると細胞が壊れるので、ペースト状やあたたかい料理にアレンジするのがオススメ です。

ロールキャベツ

ロールキャベツはトマト味とコンソメ味が代表的な味付けですね。リコピンたっぷりで栄養豊富なスープには、トマトソースがオススメですよ。加熱しながら冷凍トマトを潰しましょう。形が少し残っていても食感のアクセントになるのでOKです。

冷凍トマトスープ

冷凍したトマトは、冷凍時の栄養が詰まっています。鶏肉や野菜・ベーコンなどお好みの食材を使って、ビタミンCとリコピンたっぷりのスープを作ってみましょう。ダイエット中や美容にも効果的です◎ 免疫力をアップさせ、風邪を予防する効果も期待できます。

サラダ

冷凍トマトは、生のトマトに比べると柔らかい食感になっています。やや形の崩れたトマトで、食べやすいサラダが作れます。サラダにする際は皮を剥くのがオススメです。口当たりがよく滑らかなトマトはいかがですか?

チーズがけ

トマトの形を残しつつ、温かい料理として食べるならチーズがけがオススメです。冷凍トマトを切ってグラタン皿に並べ、チーズをかけてトースターで10分ほど加熱しましょう。とろけたチーズの塩味と、トマトのまろやかさがマッチする一皿です。

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まとめ

この記事をまとめると

  • トマトは冷凍することで栄養価アップ!
  • 冷凍方法には、①そのまま ②トマトソース ③トマトスープなどの方法がある
  • 冷凍保存期間の目安は約1ヶ月
  • 冷凍トマトにも了意のバリエーションは様々ある!

トマトは冷凍することで長期保存が可能になります。大きなトマトをなかなか消費できない時や、沢山購入した時はまとめて冷凍が便利です。ぜひお試しください。

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