玉ねぎを食べて喉がイガイガ感を感じたり肌が荒れたりした方、いらっしゃいますか?ひょっとしたらアレルギーかもしれません。食物アレルギーというと子どもがなるものと思いがちですが、大人の食物アレルギーも珍しくありません。ある日突然発症することもあります。今回は、
- 玉ねぎで喉がイガイガする原因は?
- 玉ねぎアレルギーになる人の特徴は?
- 玉ねぎを食べる際の注意点は?
- 喉がイガイガする際はどう対処したらいいの?
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目次
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玉ねぎで喉がイガイガする原因
玉ねぎアレルギー
玉ねぎアレルギーで、鼻水や喉がイガイガするなどの粘膜症状、皮膚症状、吐き気、頭痛などの症状が出てくることがある人もいます。 原因は主に2つあり、生のタマネギに含まれる辛味成分の「硫化プロピル」という物質と、玉ねぎに含まれる「二硫化アリル」から出てくる「アリシン」という物質です。
胃の不調によるむかつき
食べた日の体調によって胸焼けや腹痛などを起こすことがあります。玉ねぎの摂取量が適量であっても、アリシンの刺激が強すぎて胃酸が大量に分泌され、これによってむかつきが引き起こされることもあります。
玉ねぎアレルギーになる人の特徴
消化酵素が少ない
玉ねぎに含まれる硫化プロピルや二硫化アリルといった成分が原因で、胃腸の荒れ、腹痛や下痢など食中毒のような症状を引き起こすことがあります。硫化プロピルや二硫化アリルを体内で分解する力は人によって異なり、分解酵素の作用が弱い人は、玉ねぎやにんにくでお腹を壊しやすい傾向にあります。
玉ねぎが好きで食べ過ぎている人
玉ねぎを切ると出てくるアリシンは、食中毒や風邪の予防などにも役立つ強い殺菌効果があります。また抗酸化作用も高いため血液をきれいに保ち、動脈硬化や脳梗塞の防止にも有効です。しかし、殺菌効果による刺激が強すぎるため、時に体に負担をかけてしまい、食べ過ぎると胃もたれや胸やけを感じるのです。
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玉ねぎを食べる際の注意点
体に良いからとたくさん食べたくなる玉ねぎですが、どのような点に注意したらよいでしょうか。
生の時は水に十分さらす
アリシンは水溶性のため、玉ねぎを水にさらすことで減少します。30分ほど水にさらすと辛み成分が抜けます。ただし、水にさらすと流れ出てしまう栄養分もあるのでさらし過ぎに注意が必要です。
なるべく火を通して食べる
刺激の強いアリシンは加熱することで別の成分に変化するため、摂取する量を抑えることができます。ただし、加熱してもアリシンはわずかでも残る可能性があるため、極端に大量に食べることはやめましょう。
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喉がイガイガする際の対処法
つい食べ過ぎてしまった…という時もありますよね。玉ねぎを食べて喉がイガイガしてきた際の対処法はあるのでしょうか。
乳製品を摂取する
玉ねぎを食べる前に乳製品を摂取しておくことで、アリシンによる体へのトラブルを防ぐことができます。食前に牛乳を飲むなどすると、胃の粘膜を保護するためアリシンの刺激を和らげることができます。
胃を休ませる
アリシンによる胃への刺激が強すぎることが原因ですので、安静な姿勢をとり、白湯など刺激のない水分を摂るようにしましょう。
まとめ
いかがでしょうか?
この記事をまとめると
- 玉ねぎで喉がイガイガする主な原因は「硫化プロピル」と「アリシン」
- 玉ねぎアレルギーになる人の特徴は、もともと消化酵素が少ない人か食べ過ぎた人
- 玉ねぎを生で食べる際は水にさらすこと、できれば加熱した方が良い
- 玉ねぎを食べる前に乳製品を摂るか、喉がイガイガしたら安静にして白湯を飲む
玉ねぎを生で食べることは刺激が強いようですね。体に良いことの多い玉ねぎですが、食べ過ぎには十分注意しましょう。また、疲れているなど体調がすぐれないときにアレルギーを発症しやすいということもあります。似たような症状があっても食物アレルギーとは別の病気ということもありますので、一度医療機関で検査するといいでしょう。
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