ハーブのオレガノとバジルは、どう違うか知っていますか?どちらもイタリアンで使うイメージのあるハーブですが、使い方に差はあるのでしょうか?今回は、
- オレガノとバジルの違い
- 代用できる?
これらのテーマについて紹介いたします。
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目次
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オレガノとバジルの違いは何?
ハーブには様々な種類がありますが、オレガノバジルはどう違うのでしょうか?乾燥させ細かくしたものは見た目がよく似ていますが、使い方に違いはあるのでしょうか?
オレガノとバジルそれぞれの特徴や栄養などについて、詳しく見ていきましょう。
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オレガノってどんなハーブ?
オレガノは地中海を原産とし、紀元前から用いられていたとされる歴史の古い植物です。古代エジプト時代には、ミイラの乾燥剤に使われていたという変わった過去があります。
香りが強く、味は少し苦味があります。お肉料理などに使われ、臭み消しの効果もあります。基本的には乾燥したオレガノが出回っており、スーパーでも簡単に手に入れることができますが、生のオレガノが料理に使われることもあります。
使い方
オレガノは生ではなく、乾燥させ細かくしたものを使うのが一般的です。乾燥オレガノの使い方としては、スープに混ぜたり、食材の臭みを取る作用があるので、お肉料理や魚料理にあわせることもあります。また、ドレッシングに入れたり、トマト料理と合わせて使います。
生のオレガノは料理にそのまま添えたり、ハーブティーとして飲んだり、細かく刻んでバターソースに入れる使い方もできます。
栄養と効能
オレガノは乾燥モノが多いですが、ビタミンAや葉酸・カルシウムが含まれています。かつては薬としても利用されていた植物なので、体にとって嬉しい食材です。
- ビタミンA:ビタミンAは、抗酸化作用、皮膚や肌の粘膜を作る、人間の視覚情報の伝達に関わるビタミンです。体内にある活性酸素を協力に除去し、肌の生成にも関わるため美肌作用、体内へのウイルスや細菌の侵入を防ぎます。加えて、視覚情報に関わる神経伝達に不可欠なロドプシンの生成の主成分にもなっています。
- 鉄分:鉄分は、人間の血液を運ぶ赤血球に含まれるヘモグロビンの材料として使用されます。加えて、体内に存在する酵素の材料にもなりエネルギー代謝や肝臓での解毒の働きに関わっているミネラルです。
- カリウム:カリウムは、細胞の水分量及び、体内の水分の排出に関わるミネラルで、細胞の中に主に存在しています。ナトリウムとセットで、体内の水分量を調整し、体内にある過剰な水分の排出を促進させます。むくみや冷え性と言った不調の改善効果があります。
- カルシウム:カルシウムは骨や歯の主成分のリン酸化カルシウムの材料でもあり、人間の体内の筋肉や臓器の収縮に関わるミネラルです。神経伝達の正常化にも大きな働きを持ち、体の酵素の働きをサポートします。血液凝固やホルモンの分泌等、多用な働きを持ちます。
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バジルってどんなハーブ?
学名 | Ocimum basilicum |
分類 | シソ科メボウキ属 |
原産地 | インド、熱帯アジア |
和名 | メボウキ |
英語名 | basil |
イタリア語名 | basilico |
旬の時期 | 7月〜8月 |
バジルはイタリア料理のイメージですが、原産地はインドです。かつてのインドでは神に捧げる神聖な植物とされ、家やお寺の周りに植えられていました。人々の幸せを願うシンボルのようなものだったようです。
やがて、エジプトを経由してヨーロッパに伝わります。日本に伝来したのは16世紀頃でした。現代ではイタリアンには欠かせないハーブで、「ジェノベーゼ」ソースとしても食べられています。簡単に栽培できるので自家栽培している方も多くいるのがバジルの特徴です。
使い方
バジルは乾燥ものもありますが、生でも食べる機会の多いハーブです。生バジルはマルゲリータなどのピザにのせたり、生のまペースト状にしてジェノベーゼにしたりとアレンジ豊富です。乾燥バジルはトマトソースに混ぜたり、スープに入れたりして使います。
栄養と効能
バジルにはビタミンA・E・Kのほか、様々なミネラルを豊富に含んでおり、栄養価値の高さはハーブの中でもトップレベルです。
- カリウム:カリウムは、細胞の水分量及び、体内の水分の排出に関わるミネラルで、細胞の中に主に存在しています。ナトリウムとセットで、体内の水分量を調整し、体内にある過剰な水分の排出を促進させます。むくみや冷え性と言った不調の改善効果があります。
- ビタミンE:ビタミンEは、強い抗酸化作用、加えてコレステロールの酸化を防ぎ血流を良くする働きを持っています。また、毛細血管の収縮を抑制することで、細くなった血管が広がることで血流の悪化による体の不調改善効果もあるビタミンです。
- ビタミンK:ビタミンKは、骨の形成に関わり、ビタミンDとともにカルシウムを取り込むことを助けます。加えて、体内の傷を治すプロトロンビンの働きを助けるため、血小板が傷を塞ぐ働きを助けるビタミンです。不足すると、傷の治りが遅くなります。
- カリウム:カリウムは、細胞の水分量及び、体内の水分の排出に関わるミネラルで、細胞の中に主に存在しています。ナトリウムとセットで、体内の水分量を調整し、体内にある過剰な水分の排出を促進させます。むくみや冷え性と言った不調の改善効果があります。
- 鉄分:鉄分は、人間の血液を運ぶ赤血球に含まれるヘモグロビンの材料として使用されます。加えて、体内に存在する酵素の材料にもなりエネルギー代謝や肝臓での解毒の働きに関わっているミネラルです。
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オレガノとバジルは代用できる?
オレガノとバジルはを生の使い方で代用するのは難しいですが、乾燥ハーブとして使う時はどんな料理でも代用することができます。
スープやトマト料理、肉料理、魚料理など、どちらの乾燥ハーブも使うことができます。生で食べる場合はバジルの方が食べやすく、手に入れやすさもバジルの方です。
まとめ
この記事をまとめると
- オレガノには臭みを取る作用があるので、肉料理・魚料理・スープなどあらゆる料理に使える
- オレガノは乾燥ハーブとして使うことが多く、バジルは乾燥でも生でも使うことが多い
- そのため乾燥物としては代用できるが、生では代用しにくい
これまでオレガノやバジルをなんとなく使っていた方も多いかもしれませんが、生での使い方はあまり代用できません。乾燥物であればどちらを使ってもあまり差はないので、無い時は是非お試しください。
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