皆さんはカルピスはお好きですか?私の勝手な思い込みかもしれませんが、カルピスを嫌いな人は見た事がありません。それくらいどんな人の口にも合いやすい飲み物なのではないでしょうか。
カルピスといえば原液を希釈して作る飲み方やカルピスウォーターといった製品になっているものがありますよね。
今回の記事では、
- カルピスとは一体どのような飲み物なのか
- カルピスの原液とカルピスウォーターの違い
- カルピスの原液の保存期間や保存方法
- カルピスが腐るとどうなってしまうのか
これらについて解説していきたいと思います。
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カルピスとは?
小さな子供から大人まで大人気のカルピスは1919年の7月7日に日本初の乳酸菌飲料として誕生しました。カルピスの誕生の背景にはモンゴルの酸乳が関係しています。酸乳とは牛や馬のミルクを乳酸菌で発酵させた酸っぱい飲み物です。
脱脂した乳に乳酸菌と酵母からなるカルピス菌を加えて発酵させ「カルピス酸乳」を作り、そこに砂糖などを加えてさらに発酵させることで私たちの知っているカルピスに仕上がります。
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カルピスウォーターとは違うもの?
カルピス原液を希釈して飲んだ場合と、カルピスウォーターを飲んだ場合を比較すると、カルピスウォーターの方は清涼感があり、すっきりとした味わいに感じます。
一方、カルピス原液の方はカルピスウォーターよりもコク深く濃厚に感じられることがあるようです。この理由は原材料や作り方の違いにあります。
ではまず原材料から見ていきましょう。
- カルピス原液の原材料:乳(国内製造)、砂糖/香料、大豆多糖類
- カルピスウォーターの原材料:果糖ブドウ糖液(国内製造)、脱脂粉乳、乳酸菌飲料/酸味料、香料、安定剤(大豆多糖類)
このようにカルピス原液の主成分は乳、カルピスウォーターの主成分は果糖ブドウ糖液となっています。
カルピスウォーターの原材料で2番目に多い「脱脂粉乳」という成分は、『牛乳の脂肪分を除いたものから、ほとんどすべての水分を除去し粉末状にしたもの』です。牛乳のようなほのかな甘さは感じられますが、脂肪分がほぼ含まれていないためさっぱりとしています。
そして、3番目に多い成分である「酸味料」によってよりカルピスウォーターの清涼感をプラスしているのだと考えられます。そのため、主成分を乳とする原液の方が希釈した場合でも味を濃厚に感じる要因となっています。
一方、カルピス原液は大部分が乳、砂糖で構成されておりカルピスウォーターのように脱脂粉乳や酸味料は使用されておりません。これらが味わいの違いを生む大きな要因であると考えられます。
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カルピス原液の保存方法や保存期間
開封前
カルピスの原液は開封前であれば製造日より9ヶ月ほど保存することができます。皆さんが想像していたよりもかなり長く保存できると思いませんか?
カルピスは容器に詰められる時にしっかりとした衛生状態をキープしているので、このような長い保存期間が設けられています。商品ラベルにも記載の通り、直射日光の当たる場所や高温をさけて保存するのが良いでしょう。
開封後
開封後は空気に触れ、品質が低下しやすくなるため、冷蔵庫での保存を推奨します。また賞味期限に関わらず1~2週間で飲み切るのが良いでしょう。
カルピス原液の飲みきり目安としては「10日〜2週間」で飲み切るのが良いでしょう。カルピス原液には保存料が添加されていないため、できるだけ早く飲み切ってしまいましょう。
ペットボトルのカルピスウォーターで直接口をつけてしまった場合は場合は、その日のうちや翌日中に飲み切るなどして出来るだけ早く飲み切ることを推奨します。
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腐敗に強いが、腐ることもある
カルピスは乳酸菌と酵母を使って乳を発酵させた発酵食品です。実は乳酸菌や酵母は、カビや悪い細菌などを退治してくれる働きがあります。そのため未開封の乳酸菌がたっぷり入ったカルピスの場合は腐りにくいのです。
しかし一度封を開け、空気中にいる細菌などが入ると一気に賞味期限が短くなります。それでも開封後10日から2週間持つというのは、飲み物の中ではかなり長い方なので、いかに乳酸菌の力が強いのかということがわかりますね。
カルピスは他の飲み物に比べると「腐りにくい食品」と言って良いでしょう。
腐るとどうなるの?
- 普通のカルピスからはしないような臭いがする
- 苦味が増える
- 変色している
カルピスは腐敗によりこのような変化が見られるようになります。
正常なカルピスとは違う匂いや味見た目を感じたら、細菌が入り腐敗が進んでしまったということなので、もったいないとは思いますが破棄した方が良いでしょう。
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まとめ
いかがでしたでしょうか?今回の記事をまとめると、
この記事をまとめると
- カルピスは牛や馬のミルクに乳酸菌を入れて作る飲み物から誕生した
- カルピスウォーターとは違うもの
- カルピスウォーターの方が清涼感が強く、カルピスの原液を使った方は濃厚な美味しさを感じることができる
- カルピスは未開封であれば製造日から9ヶ月ほども保存することができる
- 開封してしまうとあっという間に腐敗が進んでしまうので注意しよう
- 明らかな異臭がしたりに苦味が出てきたりしているものは腐敗が進んでいる証拠なので絶対に飲まないようにしよう
今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。
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