数年前から話題のえごま油。なんだか体に良さそうだし、スーパーでも手軽に買えるし…で買ってはみたものの、いつの間にか食べなくなっちゃって、気づいたら賞味期限切れ、というのは筆者の実体験です。でも、結構お高いんですよね、えごま油。賞味期限が切れたら食べられないのでしょうか。そこで今回は、
- えごま油ってどんな油?
- えごま油の効果
- えごま油の賞味期限はどれくらい?
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目次
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えごま油ってどんな油?
まずは改めて、えごま油とはどんな油なのかみていきましょう。
えごまとは
えごま(荏胡麻)とはシソ科の植物で、日本でもおなじみの大葉とよく似た葉をつけます。最近は、韓国料理店や焼き肉屋、大きなスーパーでも見かけることが増えてきましたよね。
“ごま”とつきますが、あのプチプチした胡麻とは全く別の植物です。
韓国のイメージが強いかもしれませんが、実は日本でも1万年程前には既に栽培されていたのではないか、との考証もあるほど歴史の長いえごま。えごま油は、このえごまの種子を絞って作られた油です。
たった大さじ1杯で1日に必要なオメガ3脂肪酸が摂れる
脂肪酸とは油を構成している成分のこと、 同じ油でも、この脂肪酸が違えば体に対する効果も変わってきます。
えごま油に含まれる脂肪酸はα-リノレン酸というオメガ3脂肪酸。オメガ3脂肪酸は、体内で合成されない必須脂肪酸ですが、 脳や細胞膜の材料にもなる重要な成分ですので、食事から摂取しないといけません 。また、アレルギーや生活習慣病を予防するなどの効果も報告されている、体にとってとても有用な脂肪酸です。
ですが、最近は食生活の欧米化で、食事から摂る脂肪の中に占めるオメガ3脂肪酸の割合が減ってきているのが現状。えごま油は、たった大さじ1杯で、このオメガ3脂肪酸を1日分摂取することができるのです。
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えごま油の効果
えごま油を摂ることで、体に必要なオメガ3脂肪酸を摂取できることはわかりました。次は具体的に、えごま油を摂ることでどんな効果があるのか、いくつかに分けてみていきましょう。
脳の健康を守ってくれる
先ほども書きましたが、実は脳の大半、およそ65%は脂質でできています。意外な気もしますよね。その脳の機能を健康に保つためにはもちろん、良質な脂質が必須です。
さらに脳の中には、シナプスと言われる回路が縦横無尽に張り巡らされ、情報を交換することで考えたり、覚えたり、といった作業を可能にしています。このシナプスの活性化してくれるのが、ずばりオメガ3脂肪酸!えごま油を継続して摂ることで、脳の活性化にも繋がります。
美肌にも効果的
細胞膜の材料にもなるオメガ3脂肪酸は、肌をしっとりさせ、肌荒れを予防してくれる効果も期待できます。 消費者庁が定める栄養機能食品に、皮膚の健康維持を助ける栄養素として、n-3系脂肪酸があげられていますが、実はこのn-3系脂肪酸とはオメガ3脂肪酸のこと。 美肌効果は国のお墨付きですね。
アンチエイジング効果
美肌に効果的なえごま油ですが、体内に入ると血液をさらさらに、さらに血行を促進してくれることもわかっています。これにより代謝がアップ、細胞の生まれ変わりも正常化してくれるため、体の中からアンチエイジングに効果を発揮してくれます。
また、血液には体の老廃物を運んで、排出する効果も。血流が良くなると、むくみや肌荒れの原因を根本からデトックスしてくれます。
ダイエット効果
えごま油を知ったのはダイエットに良いと聞いたから!という方も多いのではないでしょうか。テレビでも紹介され、一躍人気になったえごま油ダイエット。一時期は品切れも相次いだとか。
このダイエット効果、えごま油の血流改善作用と基礎代謝のアップ、そしてデトックス作用から得られるもの。中には冷え性が改善したという人も。体が本来持つ代謝機能を高めて、痩せやすくしてくれる、それがえごま油なのです。
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えごま油の賞味期限はどれくらい?
いよいよ本題、えごま油の賞味期限についてみていきましょう。
賞味期限の目安
えごま油の気になる賞味期限、メーカーによっても3か月~1年と幅がありますが、未開封でおよそ1年に設定されているものが多いようです。
開封したえごま油は、空気に触れることで、油が酸化してしまいます。体に様々なうれしい効果をもたらしてくれるえごま油。ですが、含まれるオメガ3脂肪酸は、酸化すると逆に細胞を傷つけ、健康に悪影響を及ぼすこともわかっています。開封後は冷蔵庫に入れ、なるべく1カ月以内に使い切るようにしましょう。
また、加熱しても酸化が進んでしまいます。えごま油は生で食べる!と覚えておいてくださいね。
賞味期限切れでも食べられる?
賞味期限が切れたえごま油は、酸化の危険性を考えるとできれば食用は避けたいところ。ですが、未開封の状態で冷暗所に保管してあれば、基本的には空気に触れないため、酸化することはありません。見た目や匂いに変わったところが無ければ、多少過ぎた程度なら食べても問題ないでしょう。
開封したものは、賞味期限に関わらず早めに食べるようにしてください。
腐るとどうなるの?
油であるえごま油は、基本的に腐ることはありません。問題は酸化してしまった場合。先ほどお話したように、酸化したえごま油は細胞に悪影響を及ぼし、それが動脈硬化や認知症に繋がるとの調査もあります。
- 変色している
- 魚のような、生臭いにおいがしている
- 味や口に入れたときの香りが変わっている
このようなえごま油は、残念ですが食べるのはやめておきましょう。
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まとめ
いかがでしたか?
この記事をまとめると
- えごま油は、日本でも古くから栽培されてきたえごまの種子を絞って作られた油
- 細胞を元気にしてくれるえごま油、脳の健康からアンチエイジング、ダイエットまで幅広い効果が期待できる!
- 酸化したえごま油はむしろ健康に悪影響!開封後は冷蔵庫に入れて、なるべく早く食べ切って!
知れば知るほど嬉しいえごま油の効果。筆者も、残念ですが賞味期限が切れたものは処分して、今度は早めに使い切れる小さいボトルを買ってこようと思います。皆様も、新鮮なえごま油を日々の健康に、ぜひ取り入れてみてくださいね!
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