うどんは腹痛や下痢の時に良い?体調不良の時のおすすめレシピ

流行りのコシの強い、ずるずるっ!とすすりこむうどんもおいしいですが、クタっと煮込まれて湯気のたつ、やさしいうどんも格別ですよね。お腹からほわっと温めてくれて、風邪をひいた時や夜食にもぴったり!気持ちもお腹も大満足です。そういえば、なんとなく体調が悪い時にも良さそうなイメージですが、実際のところはどうなのでしょうか。そこで今回は、

  • うどんは腹痛や下痢の時にも食べて大丈夫?
  • 腹痛を起こしているときにおすすめのレシピ
  • 食べ過ぎには注意!
について、ご紹介させていただきます。

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うどんは腹痛や下痢の時にも食べて大丈夫?

お腹が痛い時、クタクタに煮込んだうどん。温まるし、胃腸にも優しそうですがどうなのでしょう。

うどんは消化に良い

うどんは小麦粉と塩、水で作られる、ごくごくシンプルな炭水化物、消化にも良い食材です。

 三大栄養素であるたんぱく質、脂質、炭水化物の中で、最も消化が早く済むのが炭水化物。逆に脂質は消化に時間がかかるので、体調が悪い時にはなるべく避けるようにしましょう。 

胃腸に負担をかけない

主成分のほとんどを炭水化物が占めるうどん、精製された薄力粉を使ったものは食物繊維もあまり含みません

体調が良い時であれば、便秘の解消やコレステロールの排出などうれしい効果も担ってくれる食物繊維ですが、この効果は人間が消化しにくい成分であるからこそ。胃腸の調子が悪い時には逆に負担となってしまいます。

また、原料に油を含むそうめんや中華麺は、その油分が消化に負担となってしまいますが、うどんは脂質もほとんど含みません調子が悪い時だけでなく、疲れた胃にも優しい食材、それがうどんなんですね。

温かいものはさらに消化機能を上げてくれる

温かいものを食べると、胃に集まる血流も促進され働きもアップ!消化機能を高めてくれます。逆に冷たいものを食べると、胃の血管も収縮して働きが悪くなってしまいますので、調子が悪い時は温かいうどんを、ゆっくり食べるのがおすすめです。

また、きのこや海藻など食物繊維の多いトッピング、一味のような刺激になる薬味も避けましょう

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腹痛を起こしているときにおすすめのレシピ

うどんはやっぱり体調が悪い時にもおすすめ食材だったんですね。でもあわせる食材や食べ方には気をつけた方がいいことも。次はそういう時にも安心なレシピをご紹介します。

かまたまうどん

いわゆる卵かけご飯のうどんバージョン。讃岐うどんの本場、香川県でもおなじみのレシピです。

 丼に卵と出汁醤油(めんつゆや醤油でもOK!)を入れて溶きほぐしておき、茹でたて熱々のうどんを入れてかき混ぜるだけ。 レンジ調理ができる冷凍のうどんを使えば、体調が悪いときでもあっという間にできるのも嬉しいですね。

あんかけうどん

 鍋にお好みのうどん出汁を作り、水溶き片栗粉でとろみをつけたものを茹でたうどんにかけるあんかけうどん は、冷めにくくお腹の底からあったまるのが嬉しいアレンジです。

とろみをつけた後に溶いた卵を加えてかきたまにすると、消化に負担をかけず、たんぱく質などの栄養補給にも最適。

仕上げに大根おろしを加えたみぞれあんかけうどんも、大根の甘さがおいしく、より胃を労わってくれるおすすめレシピです。

焼きうどん

油を使う焼きうどんは、他の2つに比べると消化に負担がかかるアレンジ。食べるのなら 回復期に、テフロン加工のフライパンを使って油少な目で作るのがおすすめです。 

 いつもならソースで味付けするところを、鰹節と出汁醤油にすると、より胃腸に優しい仕上がりに。 焦げた醤油の風味も良く、思った以上のおいしさですよ!

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食べ過ぎには注意!

体調が悪い時でもお腹に優しいうどん。ですが、もちろん食べ過ぎには注意が必要です。

消化によくても食べ過ぎは負担に

当然ですが、どんなに消化が良くても、胃腸のキャパ以上に食べてしまえば負担が大きくなってしまいます。うどんに限らず、胃腸の調子が悪い時はなるべく腹6~8分目を心掛けましょう

分けて食べるのもおすすめ

胃腸の調子が悪い時は、食べ過ぎもですが、空腹状態が長く続くことも負担に。少な目の量を、回数を増やして分けて食べるのもおすすめです。

糖質が多いので肥満の原因にも

シンプルな炭水化物で食物繊維も少ないので紹介に良いとお話しましたが、裏を返せば、うどんに含まれる炭水化物はほとんどが糖質ということ。目安にはなりますが、1食分のうどんに含まれる糖質はおよそ52g、これは小さめのごはん茶わん1杯分(150g)の55gとほぼ同量です。

低糖質ダイエットが既に定番となっていますが、摂り過ぎた糖質は肥満や生活習慣病の原因にも。さらにうどんは消化に良いため、お腹が空きやすく、またするするっと食べられるので、ついつい食べ過ぎてしまいがち。

体調が回復したら、先ほどあげたきのこや海藻など食物繊維が豊富な具材をあわせて、食べ過ぎを防ぐよう工夫してもいいかもしれませんね。

よく噛んで食べよう

するする食べられるのが魅力のうどん。あまり噛まずに飲み込んでしまいそうですが、これが大問題!消化に負担をかけ、さらに満腹感を得にくいので食べ過ぎる原因になってしまいます。

人の唾液の中には、消化を助けてくれる酵素も豊富に含まれています。また、噛む、という行為自体に、満腹中枢を刺激してくれる効果も。

うどんだけでは噛み辛いという方は、きのこや野菜を大きく切ったものをトッピングしてみましょう。自然と噛む回数が増えて、食べ過ぎを防いでくれますよ。

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まとめ

いかがでしたか?

この記事をまとめると

  • 炭水化物メインのうどんは消化に良い!腹痛や下痢のときにもおすすめ!
  • 胃腸の調子が悪い時は、温かくシンプルなレシピで!食物繊維の多いトッピングや刺激になる薬味は避けよう
  • するするっと入るのでついつい食べ過ぎてしまいがちなうどん、体調が良いときはきのこや野菜をトッピングして、しっかり噛んで食べよう

寒い時期には体調が悪くなくても、温かいうどんが恋しくなりますよね。暑い時期の冷たいうどんもそれはそれでおいしい!食べ方やトッピングが豊富なことも魅力のひとつ、体調や目的にあわせて、おいしいうどんを楽しんじゃいましょう!

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