はまぐりは粒が大きくて旨味があり、お吸い物やパスタにして食べるととても美味しいですよね。せっかくのはまぐりを味わうために欠かせないのが「砂抜き」と「塩抜き」です。そこで今回は
- はまぐりのお吸い物を作るための材料と下準備
- 「砂抜き」と「塩抜き」のコツ
- 時間がないときに使える「砂抜き」の時短テクニック
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目次
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はまぐりのお吸い物を作るには
はまぐりのお吸い物を作るには、材料と下準備が必要です。特に下準備の砂抜きや塩抜きは少し時間がかかるので、食べるタイミングから逆算して計画的にしておくと、スムーズに作ることができます。材料には何が必要で、どんな流れで下準備をするのかを確認していきましょう。
材料
2人分のはまぐりのお吸い物を作る際に必要な材料はこちらです。
下準備
はまぐりの下準備には「砂抜き」と「塩抜き」の2つの工程があります。順番に見ていきましょう。
砂抜き
はまぐりを食べたときにジャリっとする触感を防いで、美味しく食べるためには砂抜きをする必要があります。砂抜きの方法はこちらです。
・はまぐりをひたひたにかぶるくらいの塩水に浸し、上から新聞紙やアルミホイルなどで覆って暗くする
・砂が抜けるまでしばらくそっと置いておく
・砂が抜けたらきれいな水で貝同士をこすり合わせるようにして洗う
塩抜き
砂抜きが終われば次は塩抜きです。砂抜きは塩水に浸し行うので、はまぐりは体内に塩水を含んでいます。この塩分が料理の味に影響してしまうので、砂抜きと併せて塩抜きもしっかりとしておきましょう。塩抜きの方法はこちらです。
・新聞紙やアルミホイルなどで覆い暗くして、塩が抜けるまでそっと置いておく
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砂抜き&塩抜きのコツは?
砂抜きと塩抜きは基本的に放置するだけでできますが「塩水を作るときの塩はどのくらい?」「どのくらいの時間やればいいの?」など初めてだと分からないことも多いですよね。「せっかくやったのに失敗」なんてことにならない為に、ポイントをお伝えします。
塩水の作り方
塩水を作る時のポイントは海水と同じ3%の塩分濃度にすることです。つまり、100㎖に対し塩が3gということになります。しかし容器の大きさやはまぐりの量によっていちいち計算するのは大変ですよね。そんなときに役立つのが500㎖のペットボトルです。ペットボトル満水(500㎖)に対して、ペットボトルのフタ2杯分の塩を入れて混ぜると3%の濃度の塩水が作れます。これを覚えておくと、面倒な計量なしで砂抜きができますね。
何時間やる?
はまぐりの砂抜きをネットで調べると「3〜4時間」や「一晩」など、サイトによってバラつきがあるので、結局何時間やればよいのか迷ってしまいますよね。ポイントは水の温度です。はまぐりが生息している環境の温度が20〜25℃くらいです。その温度に近づけるとはまぐりが活発に動くので砂抜きがしやすくなります。
またはまぐりはアサリなど他の貝と比べても、そこまで砂を吐かないので5時間も浸せば十分に砂抜きができるでしょう。5時間以上置く場合は水が汚れてくるので、一度水を取り替えることが望ましいです。
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お湯の方が時短できる?
簡単にできるとは言え5時間も浸水が必要だと、時間がないときや忘れてしまったときには作れませんよね。そんなときはお湯を使った「50度洗い」と呼ばれる方法を活用することで、短時間で砂抜きができます。
時短方法
50度洗いの方法は簡単です。50度のぬるま湯を用意したら、通常と同じ方法ではまぐりを浸します。5分も浸せば塩抜きは完了です。この方法は時短できるだけではなく、はまぐりの旨味が増すとも言われているので一石二鳥ですね。時間がないときにはぜひ活用しましょう。
50度以上のお湯はNG
とても簡単に砂抜きができる50度洗いですが、注意点もあります。50度以上のお湯に浸すと、はまぐりが死んでしまうのでお湯の温度には気を付けましょう。温度計がない場合は沸騰したお湯に同量の水を足せばだいたい、50度くらいになります。また、お湯に浸したはまぐりは鮮度が落ちてしまい、傷みやすいのでなるべく早く調理してくださいね。
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まとめ
今回は「はまぐりのお吸い物を作る際の下準備とコツ」のテーマについて紹介しましたが、いかがでしたか?
この記事をまとめると
- 砂抜きはジャリとした嫌な食感を防ぐために必要
- 砂抜きははまぐりの塩分が完成したときの味に影響しないようにするために必要
- 砂抜きは5時間程度が浸す目安
- 砂抜きはお湯を使えば時短が可能
はまぐりのお吸い物はひな祭りやお食い初めなど、縁起物には欠かせない一品なので美味しく楽しみたいですよね。今回紹介した方法は、はまぐり以外の貝類の砂抜きや塩抜きにも活用できます。お祝い行事以外でも、しじみのみそ汁やアサリの酒蒸しを作る際にはぜひ活用してみてください。
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