魚介類といえば、やはりいちばん大切なのは鮮度ですよね。日本人にとって食べる機会の多いスルメイカもまた、美味しく食べるためには鮮度を如何に保つかが重要です。
- スルメイカの特徴って？
- スルメイカはどのくらい日持ちする？
- スルメイカの適切な保存方法について
今回は、こちらについて詳しく解説していきます。
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目次
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スルメイカとは？
スルメイカとは
スルメイカは、ツツイカ目ーアカイカ科ースルメイカ亜科属に分類するイカのことを指します。
名前の由来については諸説あるものの、「するめ」に使用するイカとして最も使用頻度が高い種類であるからという説が有力です。
また、スルメイカは漁獲される季節や、地方によって様々な呼び名を持つことでも有名です。具体的には、夏に収穫されるスルメイカは「夏イカ」と、春から初夏に漁獲される小さなスルメイカは「バライカ」という呼び名で親しまれています。
生息地や生態
スルメイカは主に日本海沿岸部に生息しており、スルメイカの生まれた季節によって、3つの群に分かれて活動することで知られています。
中でも、毎年9月から11月にかけて生まれたスルメイカは大量に群を形成している特徴があり、日本海における漁獲量の7割をも占める程です。
味や特徴
スルメイカは他のイカと比べて漁獲量が多いこともあり、値段が控えめとなっています。しかし、安いからといって味が悪いわけではなく、むっちりとした食感は他のイカと決して劣っていません。
スルメイカは胴体が長いことでも知られているため、一度に大量の料理を作りたい場合にも重宝されています。特に、塩辛を作る際に必要な肝が多く取れるのもスルメイカの特徴と言えるでしょう。
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スルメイカの賞味期限は？
賞味期限の目安
スーパーなどで購入したスルメイカには、必ず期限表示がされているためその日付に従って食べ切るようにしましょう。
なお、厳密に言うと生のスルメイカに記載されているのは「消費期限」と呼ばれるもの。これは賞味期限とは考え方が大きく異なるものです。
賞味期限
賞味期限とは、製品の品質が保たれる目安の期限です。そのため、賞味期限を過ぎたとしてもすぐに食べられなくなるわけではありません。
消費期限
消費期限とは、製品が腐敗したりすることなく安全に食べることが出来る期限の日付のこと。賞味期限と違い、消費期限は1日でも過ぎてしまうだけで食中毒などが発生するリスクが高くなります。そのため、消費期限は賞味期限よりも短い日数が付けられており、期限を過ぎてしまったものは食べずに廃棄することが望ましいでしょう。
スルメイカなど、生の魚介類や生鮮食品には消費期限が付けられます。
| 賞味期限 | 食品が美味しく食べられる日付 |
| 消費期限 | 食品が安全に食べられる日付 |
このように2つの期限は付ける目的が全く異なるのです。
保存状態によっては賞味期限前でも見た目や味に変化がある場合も
期限内だからといって、安心は禁物。鮮度を保つ事のできる適切な温度帯での保存を行わないと、スルメイカはすぐに鮮度が落ちてしまいます。
以下のような特徴が見られた場合は、鮮度が落ちている目安なので食べずに廃棄することを心がけましょう。
- イカ全体に透明感がなく白くなっている
- 過度なぬめり
- 鼻を突くような異臭
食材の腐敗は外観や臭いに注意することで、ほとんど判別が可能です。スルメイカだけでなく、生鮮食品を扱う前には必ず食材の鮮度を確認するようにしましょう。
逆に、賞味期限を過ぎても食べられる場合も
期限を超えても食材の鮮度を保つには、食材を低温下で保存することが大切です。具体的には−18℃以下の環境下に保存することで、期限を超えても鮮度を保つことが出来ます。
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スルメイカの保存方法
捌いてから保存するのがおすすめ
スルメイカをそのまま冷凍する前に、しっかりと中身を取り除く必要があります。予め下処理を行って置くことで解凍したあとも調理がしやすくなりますよ。
下処理の方法
急に生のスルメイカが手に入ったときなどは、さばき方が判らずに困ってしまいますよね。ここでは、スルメイカの下処理手順を解説します。
- イカの胴からワタを抜き取る
イカの胴に指を入れて。筋を外しながら内臓ごと引っこ抜きます。その後胴の中を真水で洗い、残った内臓を全て除去しましょう。 - 下足を切り落とし処理する
目の下でイカに包丁を入れて下足を切り落とします。切り落とした下足を切り開き、吸盤は手でこそぎ落としましょう。 - 胴の皮を剥ぐ
胴とえんぺら（耳）を繋ぐ部分から親指を入れて、耳側に剥けて一気に皮をはぎましょう。 - 内臓の処理
抜き取ったワタに付いている墨袋をつまみ、先端に付いた白いワタを切り落としましょう。
水気をとって密閉して冷蔵または冷凍で
下処理をしたスルメイカはしっかりと、キッチンペーパーで水気を取ったあと、密閉が出来る容器に入れて冷蔵庫や冷凍庫で保存しましょう。
冷蔵庫なら3〜4日間、冷凍庫なら2〜3週間程度は美味しく食べることが出来ますよ。
スルメイカのおすすめレシピ
居酒屋の定番★イカの炒め物
引用：クックパッド
スルメイカを食べやすい大きさに切ったら強火のフライパンでバターと共にザッと炒めましょう。最後にポン酢を回しかけてネギとマヨネーズをかければご飯のおかずやお酒のつまみにも最高な炒めものが出来上がりです。
作る際には、イカを炒めすぎると固くなってしまうため注意しましょう。
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まとめ
この記事をまとめると
- スルメイカは漁獲量が多いため安定した価格で手に入れることが出来るため日本人にとって馴染みのある食材
- スルメイカの賞味期限は、日付の確認だけでなく外観や臭いも含めてチェックすることが大切
- スルメイカを保存する場合は、下処理後に水気を切り冷蔵庫や冷凍庫に保存すれば鮮度を長持ちさせることが出来る
いかがだったでしょうか。
食材の鮮度を保ったまま保存するには冷凍保存は最適の保存方法です。誤った冷凍手法を行ってしまうとせっかくのスルメイカも台無しになってしまうため食材の特性にあった冷凍手法をしっかりと実施していきましょう。
この記事がみなさんの参考になれば幸いです。
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